江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

「板東家」植木作り

2010年12月20日 | 江戸小物細工 Selections

今日は休業日ですが、1日家にこもって「板東家」に付ける庭木を作っていました。

 

今日は紅梅と白梅それに椿を作る予定です。

 

昨日から枝を組んでおいた物に蕾や花びらを付けて苔などを付けます。

お昼ご飯も食べずにやっと4本できました。

 

午後からは椿に取り掛かりました。

 

椿は和紙を切り抜いた葉っぱを1枚ずつ張っていきます。

少し気が遠くなりそうな作業です。

 

3日掛かりでこれだけ完成しました。

途中で疲れてしまったので、読むともなく新聞を広げていましたら、「読売 歌壇」に

  「お金がかかるんでしょうゴメンネ」と手術に臨む五年の児が言う 

との町田市の女性の投稿した短歌が載っていて胸が痛くなりました。

この児も来春には元気に校庭を飛び回っていることを願わずにはいられませんでした。