Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

心身二元論から一元論へ

2017-12-10 | ソマティクス・ボディワーク
ボディワークやソマティクスについて、
考察したくなったので、とりあえず、
過去にフェイスブックのノートに
記録しておいたものを転記していく。

(2014年10月4日フェイスブックのノートより)

デカルト以来、心と体は別々のものという認識が世界に広がった。
しかも、体とは心に統制されるもので低俗なものという認識。
それが、今、心と体は同じものの違う側面という認識で世界を見ていかないと、
人間の意識は進化できないところに来ているようです。

人間は生まれたばかりの赤ちゃんは、
自分の動きを自分で制御することはできません。
だんだんと、寝返りが出来てはいはいが出来て
つかまり立ちが出来て歩くようになるというプロセスで、
筋肉が発達し、神経系がつながり、自分の動きや姿勢を習得する。
そして、その間、家族を模倣したり、周囲から影響を受けることで、
良くも悪くも社会化されていき、
それは、自分を型にはめ、抑圧するものになっていく。
外側のものを自分のうちにとりこんで大人になっていく。

そこで、自分は大人になったと思う。
それが自分だと思う。

しかし、それは本当に自分なのだろうか…。

フェルデンクライスメソッドでは、
赤ちゃんが自分で動きを覚えて行ったことと、
同じプロセスをワークの中で行う。
自分で感じてみて真似をして覚えていったものを、
自分の感覚を丁寧に探っていくことで、
再学習していく。

大人になった自分として、誰に制約されるでもなく、
自分の感覚で、重力との付き合い方を発見していく。
より楽に、よりよく動ける方法を探っていく。

メソッドなど何でもよいのだけれど、
心身の分離を統合し、我と汝を統合すること、
それが、今、必要な段階に来ているらしい。

社会の問題に取り組むと同時に、
自分の意識のシフトが必須であり、
自分の心身の変容に取り組むと同時に、
我は汝との関係性により存在しているという
意識を持ち続けなければならない。
しかし、それをくじけず丁寧にやり続けるには、
たいへんな世の中であるけれど、
やりがいがある世の中であるともいえる。

あー、人間って大変・・・。

(転記ここまで)

これを書いてから3年たっていて、
その間、学んだこともあるので、
今の視点から、また考察していきたいと思います。

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磐梯朝日国立公園に位置する裏磐梯で、
個人セッション、ワークショップ、講座などをやっています。

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Anju Nakamori
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