photo by
mabi2000 CC BY-SA 2.0
昨日12月21日に太陽は山羊座に移動しました。
山羊は食料を求めて不毛な岩場を歩き、そして山頂へと登っていきます。
山羊座の山羊は、霊的な方向性を求めて高みへと登ろうとする人間の象徴です。
はじめ、人間を導く力は欲求や欲望、野心。しかし、自分の内側を見つけつつ進むことでそれは、物質界から山頂に意識を方向転換する。霊性を高めるためのたゆまない熱誠と変容する。
そこで出会うのは、イエスキリストが悪魔の誘惑を受けたように、様々な自分を試す事柄に遭遇する。登っては転げ落ち、また昇っては転げ落ちるという経験を繰り返すこともあるでしょう。
しかし、終に人は、自分自身が作り出した幻想や幻惑の霧の中を通り抜け、この世のすべてを見渡せる山頂へとたどり着く。その時に、様々な秘密がその人に明らかにされる。
太陽が山羊座にいるこの期間、木星と土星が水瓶座で出会い新しい時代の兆しを届けます。冥王星は未だ山羊座の中にいて、古いシステムを壊す仕事を続けるでしょう。
そして、キリストの地球への受肉という出来事を祝うクリスマスがあります。イエスは山羊座の山羊の方に山頂に登り、すべてを見渡し、再び地上へ降り人々の内なる光として水瓶座の時代が来る準備をしました。
この冬の静かな時間、自分の内なる光に意識を向けてみましょう。
山羊座における秘教の言葉はキリストのその人類に対する愛の行為を示しているかのようです。
「私は天上の光の中で迷いながらも、その光に背を向けよう」
(Lost am I in light supernal, yet on that light I turn my back.)