森の薬草使い

体と心と自然の声を聴いて、ハーブや薬草を日常に生かすためのいろいろ

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2017-05-06 23:42:33 | 講座・ワークショップ案内
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芽吹きの魔術~スピリット&サイエンス@ハーバルメディアプロジェクト

2016-04-15 18:18:16 | 講座・ワークショップ案内
6月、裏磐梯は水清らかな、瑞々しい新緑の頃を迎えます。
今回のハーバルメディア〜スピリットとサイエンスは裏磐梯編。
芽吹きの季節のネイチャーマジックを実感、樹木に潜むスピリットとサイエンスを探ります。
樹木の生命力を感じ、思い考えながら、植物療法のレメディの他、暮らしの中で樹木を活かすものづくりも行う、一泊二日のプログラムです。

【日時】
2016年6月6〜7日(月・火) 6日13:00開始~7日15:00終了予定

【定員】12名
  
【申込・お問い合わせ】school@totolab.com

【参加費】32,400円(税込)
 ※この参加費には、宿泊代及び食事代(3食分)が含まれます。
 ※宿泊は相部屋を基本としています。


【所在地】
・アーススパイラル
 磐梯朝日国立公園内の裏磐梯(福島県耶麻郡北塩原村)にあります。
 (最寄駅のJR磐越西線・猪苗代駅よりバス等で約30分程度)

ハーバルメディアプロジェクトのホームページ

幻の『森の薬草使い塾 2011』

2013-08-06 08:30:45 | アーカイブ
2011年の震災の年に行う予定だった『森の薬草使い塾』。
もしかすると、来年2014年にヴァージョンアップしてやるかも。

以下、考えていた内容ですが、3.11を経て、
どういう内容に変わるか、自分でも楽しいような恐いような・・・。
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森の薬草使い塾2011

Heal(癒える)の語源はWhole(全体)です。
癒えるというのは、自分の全体性を取り戻すということ。
塾では「森」「薬草」をキーワードに、
人と自然界、Body,Mind,Spiritのつながりを取り戻す
ホリスティックなライフスタイルを体感し、学びます。

ワクワク楽しみながら、
自分の中にある大事なものをつなぎ合わせていきましょう。

【内容】
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その1.森の暮らしを学ぶ~地水火風と共に暮らす~



自然に寄り添い営まれる日々の暮らしは、すべてが聖なるものとつながっています。
衣食住を自然の恵みからいただき、感謝し、自然界とコミュニケーションする暮らしを体験しましょう。
・畑、野草採取、クッキング
・草木染、クラフト
など

2011年の予定
6月24日~26日
自然の恵みの生かし方1/野草採取&クッキング/畑(土作り・種まき)/水と土のエレメント~水の循環・食の循環/明日からできる事
9月16日~18日
自然の恵みの生かし方2/草木染・クラフト/畑(収穫)/火と風のエレメント~自然からのエネルギー(太陽、薪)/暮らしのデザイン

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その2.薬草を学ぶ(薬草リトリート&サイエンス)



家の周りには、人々や動物達を癒してくれる森や薬草がいっぱい。
見落としているけれど自分の周りにもたくさんあるはずです。
季節ごとの薬草観察と使い方、自然にリズムに沿ったヘルスケアを五感を使ったり、
サイエンスの視点も盛り込みながら、役に立つ薬草の知恵を身につけましょう。
・森歩き
・季節の薬草観察と使い方
・植物療法の基本と応用
・自然のリズムでヘルスケア
など

2011年の予定
①5月27日~29日 春・目覚め
森を歩いて自然界の目覚めを感じる/敷地の薬草調査と観察/薬草を生でいろいろ使ってみる
②8月19日~21日 夏・成長
森を歩き自然界の勢いを感じる/薬草観察と採取/五感で感じる(味、香など)→製剤方法/冬の準備・薬草でいろいろ製剤その1
③10月21日~23日 秋・洞察
畑のタンポポの根っこ掘り/酵母や菌類と発酵の話(アルコール&酢の話など)/冬の準備・薬草でいろいろ製剤その2(乾燥もの中心)
④2012年2月17日~19日 冬・知恵
冬の森歩き/四季のめぐり~メディスンホイール/薪ストーブで製剤

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その3.メディスンワーク



薬のことを英語でMedicineといいますが、
それは、本来は自分の内なる力と外なる力をつなぎ合わせるMediaです。
薬草であれ、石であれ、人物や動物、そして言葉や音、
あらゆるものがMedicineとなる可能性を秘めています。
自然界と人間の内面の双方にアクセスしやすいハーバルタロットや自然のもの達を題材に、
自分の内側と外側をつなげるワークを行います。

2011年の予定
①7月29日~31日
夏の森歩き&五感を開く/メディスンワークほか
②11月4日~6日
秋の森歩き&五感を開く/メディスンワークほか




関西で薬草プロジェクト&薬草ガールが始まる?

2012-05-27 00:33:28 | アーカイブ
昨年の10月、震災後初めての出張で大阪と神戸に行きました。
神戸のパーマカルチャー関西に立ち寄り、
福島の現状をお話させていただいたり、
みんなと稲刈りをさせていただいたご縁で
収穫したお米を送っていただきました。

その時に、ちょっと薬草の話しをしたら、
パーマカルチャー関西のメンバーの方が覚えていてくれて、
先日メールをくださいました。

「ヨモギが出始めたのですが、どうしたらいいですか?」って。

草もちなど作るには、春先の新芽を摘んで使いますが、
薬草としてはもっと大きくなってから使うので、
採取の時期などを簡単にメールさせていただきました。

そうしたらパーマカルチャー関西のほうで
ニュースレターに紹介し協力者を募ってくれました。

「安珠さんに薬草をおくるよ!」窓口ってのもできていて(笑)

してもらうばかりでは本当に申し訳ないので、
お礼の代わりに、薬草に関しての質問を受けたり、
知識を提供したり、ニュースレターに情報提供するなどを
していくことになりました。

そこで思ったことがいくつかあります。
1.自分の敷地に在る薬草だけでもどれぐらいの汚染度があり、
使用不可なのか可能なのかを調べたい。
2.汚染度が使えるレベルではなかった場合、
持続的に送ってもらうことになるので、負担のない持続可能なやり方を考えたい。

ということです。

最近では、山菜の放射能測定のデータが出始めていますが、
畑ではなく、山野に生えているものは、コントロールしにくく、
ものによっては放射性物質を取り込みやすいものもあるようです。
山菜でわりと目立っていたのはタラの芽やこしあぶらが
高い数値が出ているものが多く、
ウドは、以外に検出されてるのが少ないということ。
土壌の状態と、植物の種類により、何か傾向がありそうです。

私は科学者ではないから、厳密なデータをとったりはできないけれど、
生活レベルで使える目安を、何かつくれたらいいなと思っています。

***

パーマカルチャー関西のみなさんも、
楽しんでやってくださっているようで
薬草プロジェクトが立ち上がったり、
野草・薬草ガールが発足するみたい^^

メンバーの方からこんな言葉がありました

> 安珠さんに送る薬草だけれども、
> ただ送るだけじゃなくて、そのことを通して自分たちの成長になる
> 感じがあるといいな~。 身近な薬草を使ってみよう~とか。

そうしていただけると非常に嬉しいです。
薬草というのは、自分の健康のことや、
土に根ざした暮らし、持続可能な暮らしを見直すのに、
とても良いツールだと私は思っています。

だからこそ、なおさら、放射能の影響で、
野草や薬草を何も考えずに普通に使うことができない状態を
本当に悔しく思うのです。

震災後1年がたち、想像以上に野菜には放射能が移行しにくいことや
チェルノブイリとの汚染状況の違いなどがわかって来ました。

昨年、何もわからない状況の中、
積極的に野菜作りもしていなかったのですが、
今年は、やってみようという気持ちになり、
雪どけ後は忙しくしています。

次は、ヨモギはどくだみなどの薬草だなぁと考え、
今年は調べる年にして、来年以降のことを考えていければと思っています。




『森の薬草使い~北海道モミづくし~』報告

2010-12-30 22:10:24 | アーカイブ
だいぶ、時間がたちましたが、11月27日~28日、
北海道の環境モデル都市でもある下川町で、
『森の薬草使い~北海道モミづくし』の1泊2日ワークショップを、
村上さんと共に行ってきました。

下川町といえば、北海道モミの精油を作っている町。
北海道モミとの出逢いは7~8年前でしょうか。
新芽だけから蒸留しているエキストラのモミをかいだ時には、
柑橘系のような香りに感動しました。

アロマのトリートメントをするときにも、
日本人は木の香りが好きな人も多いのですが、
北海道モミはその中でもとても人気のある香りです。

それから、この精油、FSC認証マークが付いているのです。
FSCとは森林の管理や地域への利益、持続可能な運営がされているかなど
国際機関の厳しいチェックを受け認められた森ということです。
そうした町全体の取り組みや環境モデル都市であること、
そして、今回お招きいただいたNPO法人森の生活では、
森を中心としたホリスティックな活動をしていることなど、
安珠的にはとても関心を持っており、
見習いたいこと満載なのが、ここ下川町なのです。

あと、パーマカルチャー先輩のかめちゃんがここ下川でガーデンを作っていて、
そんなこんなで、今年2回目の訪問となりました。

で、ワークショップの報告は何人もの方が書いてくださっているので、
報告というか、考えたこととか感想を書きます。

***

ワークショップの準備をするにあたって、
かめちゃんからモミの枝葉を送ってもらいました。
私の仕事は、そこの場の自然界と協力して、
参加者のみんなに自然との繋がり、自分の内面とのつながりを
深めてもらえるようなワークを考えて体験してもらうことです。

それを考える時には、必ず、『その場所』と相談するようにしています。
裏磐梯で行う時には、もう、自分が住んでいる場所なので、
なんとなくいつもコミュニケーションとっている感じなのですが、
下川の森は、何度か訪れているけれど、また裏磐梯とは違った波長の場所です。
そこと、再度コンタクトをして、その場で伝えるべきことは何だろうということに、意識を集中させます。

下川の北海道モミ(トドマツ)の森は、先にも説明したように、
人々が持続可能な林業にしていこうと努力して作られてきた森。
人々の生活と森の距離が近いというのが印象でした。

【植物のきもち】

…と、いろいろと下川の森をイメージしていたら「モミの木」の曲が頭に思い浮かびました♪

♪モミの木、モミの木、いつも緑よ
輝く夏の日、雪降る冬の日
モミの木、モミの木、いつも緑よ♪

♪モミの木、モミの木、こずえ静かに
喜び悲しみ、やさしく見守る
モミの木、モミの木、こずえ静かに♪

♪モミの木、モミの木、繁れ豊かに
雨にもくじけず、風に折られず
モミの木、モミの木、繁れ豊かに♪

そうなんです、いつでも緑なのです。モミの木は。
常緑なのが、永遠の魂や命を象徴し、クリスマスツリーなどに使われるんですね。
そして、植物たちというのは、自分達が「他の生命を支え、自分も支えられている」
という循環やつながりの中にいるということに喜びを感じているのですね。
そして、力強く太陽に向かってひたすら成長しようという素直な生命力。

今回は植物療法のワークショップでしたが、
人間が植物たちを利用させてもらうということに対して、
植物たちはどう感じているのかをみんなで感じてみたいなと思いました。

ここ、下川のモミたちは、ずっと人間と付き合い、人の生活を支えてきた存在です。
だから、そうしたことを学ぶにはとても良い場所だなと思いました。

実際に森に入ると、力強くまっすぐに伸びるトドマツたち、
そして、トドマツの赤ちゃん、葉や樹液の香りから、
生き生きとした生命力をみんな感じることが出来たのではと思います。

モミの枝葉を使って、浸剤、チンキ剤、温浸油づくりなどを行ったのですが、
それに使う材料を森で直接集める時にも、
植物たちの気持ちを考えながら、採取のときはちゃんと、
採取の理由と感謝の気持ちを伝えることなどを心がけてもらうようにしました。

そして、「自分達はただの旅行者ではなく、巡礼者と思いなさい」と
シューマッハカレッジのサティッシュさんの言葉がありますが、
外からその森を訪れるものの心構えとしては、
聖なる場所であるという意識を持つことが大事だと思います。


【季節のめぐり】

外に出てのワークをプログラムに組むと、当日のお天気が心配になります。
晴れると良いな~というのは、いつも思っていて、
だいたい、晴れ女なので、晴れる日が今までは多かったのですが、
最近事情がちょっと変わってきました。
夏に裏磐梯でやったときも雨模様で。
しかし、おかげさまで、晴れるばかりが良いわけじゃないということを学びました。

今回も予報では、ワークショップ当日、雪。しかも暴風雪!!

もう、「冬将軍」様とか雪の精霊と相談するしかありません。

裏磐梯もそうですが、下川のように「冬」という季節がちゃんとある場所は、
四季がはっきりしています。しかも、冬が長い。
しかし、その冬の季節というのは、次の春に向かうための重要な季節なのです。

そんな話をしながら、冬の森の空気を皆に味わってもらいました。
2日目の朝は、雪が降り出したかと思えば虹が見えたり、
ツリーハウスのウッドデッキで身体を動かしていたら、
風と雪が急に強くなったり・・・というめまぐるしい天気。
寒かったけれど、今思えば、雪や風や虹の精霊達と戯れて遊べたような気がします。

その後、寒いから皆で身体を動かすために、クラフト用に木を切ったのですが、
みんな寒さも忘れて没頭していたり、小屋の中でハーブティーを飲んでまったりしながら、
コミュニケーションを深めたり、それも楽しいひと時だったのではと思います。

直前までどんな天気になるか予想が付かなかったのですが、
雪が降る直前の森を1日目で歩くから、雪が降ったとしても、
こんな変化を一気に見れることはまずないので、寒くても森には行こう、
というのは前日の下見の時に、かめちゃんと決断したのでありました。

寒いので身体を動かすことをやりたいと思いつつ、
天気次第でどの場所を使うというのは、その時になってみないと
決めることが出来ないので、臨機応変に天気とみんなの様子を見つつ進めます。

今回はモミの赤ちゃんをたくさんみたので、種から成長して延びていくのを、
身体の動きで体感してもらったり、根っこをしっかり張って枝を広げていく様も、
身体を通して体感してもらうワークをしました。
植物の気持ちになってみるには、形から入ってみるのはかなり有効です。

それから、のこぎりで木を切るというのは、かなりのボディワーク的作業になるんですね。
あと、きれいに無駄な力を入れずに切るためには、ある種の集中力も必要。
都会にいるとなかなか出来ませんが、鋸で木を切るとか、
薪を割るとか、田舎暮らしでやるような作業を日常的に行うのは、
結構、武術に通じる心身の鍛錬になると思ったりするので、
天気がよかったら、もうちょっとそのあたりも突っ込んでやりたいところでしたが、
風雪が一瞬強くなり、小屋の中で身体が温まる肩甲骨ワークが出来たので、
それはそれで、よかったかなと思います。

そんなこんなで、今回はモミ(トドマツ)隅から隅まで味わい尽くした2日間でしたが、
視点を変えて植物の気持ちになってみたり、自分と自然界のつながりを感じることで、
森と人、心や身体のつながりに気づき、それが安心感とかワクワク感につながることに
少しでも役に立っていたらいいなと思ったりします。

ワークショップの写真や報告はこちら。
他の参加者の皆さんのブログへのリンクもあります。

フプの森日記