Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

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note Earth Spiral
星々のことば/猫の言い分/Plant Medicine/白魔術研究所ほか

ケルトの治療術と魔法

2021-08-14 | Plant Medicine
魔法・・・魔力でふつうでは考えられないことを起こさせる術(国語辞典online)

『ケルトの植物』の読書会をしています。ケルトの治療術を考えるときに、魔法をかける、という考え方が大事になってくるとのこと。
ケルトは時代や国は、神々や強力な魔法使いによって織りあげられた、時々の呪縛の中で生きていると考えていたという。
確かに、私たちは自覚的にではあれ無自覚的にではあれ、何らかの呪縛の中で生きている。それは世界観と言っても良いかもしれない。自分は世界をどうとらえて生きているのか?ということ。
肉体や五感の世界だけが世界と思っているか、霊魂的なものも視野に入っているかによって、もののとらえ方、考え方も変わってくる。
人間には肉体以外の界層があると私は思っているが、思っているだけではなく、先人たちがそのことについて述べていることはある程度一致しているので、それらを世界を見る地図として、仮説として採用し、日々を生きている。
その視点から言えば、魔法というのは、私たちが五感で感知することができない他の界層に対して、働きかけるものと言えるし、それが強力であればあるほど、見える世界にも影響が及ぶということだ。
善き魔法は秩序とともに愛をもって行われる。悪い魔法は力とエゴイズムによって行われる。
実は私たちも無自覚なところで魔法を使っている。幸い法則を知らないから弱っちい魔法で、そう影響力はないけれど。
魔法という視点で、植物たちと関わるのならば、善き魔法を施す法則を知ることと自己鍛錬がとても大切。

シューティングスター

2021-06-12 | Plant Medicine
フェイスブックに毎日、季節の花々をアップしてくださる方がいらっしゃいます。ある日の投稿を見ていて「おや?」と思ったのがこの花。
フラワーエッセンスにあるシューティングスターの白花ではないかと思いました。名前を聞いてみたらご自身も分からないとのことで、いつの間にか生えてきて増えているということでした。
一株分けていただいて、育てることにしました。私が調べた限りでは日本語情報がほぼない。くださった方にうかがったら木の下に生えているとのこと。なので、半日蔭が好きなのだろうと思い、数か所に置いてみて、一番好きそうなところに、バイオダイナミックの花の日である、昨日、植えてあげることができました。
掘ったら石ころがいっぱい出てきて大丈夫かな?と思ったら、後で見つけた英語のサイトに、岩場や砂地が好きとありました。
ちゃんと根付いてくれるよう、観察してみたいとおもいます。

初夏の風情

2021-05-18 | Plant Medicine
雨上がり、レディスマントルの朝露がキラキラ。

イトトンボを見つけた。エゾハルゼミも鳴いていて、もう夏だ。
春は来たっけか?といつも思う。昨日薪ストーブつけたのにな。



そうだ、あれが咲いてるかチェックしなければと思い、
そのまま、もりの中へ。

すると、わらびが伸びているのを見かけたので、任務変更。わらびを採取。



ヤドリギの枝が落ちていた。風で落ちたのかな。
そういえば、ヤドリギの花を見たことがない。いつか見てみたいものだ。



今日は蚊もブヨもいなくてよかった。

タンポポの役割

2021-05-14 | Plant Medicine
タンポポが次々と咲きはじめました。皆さんのところに比べたら1か月は遅れていますね。



タンポポは、バイオダイナミック農法でも木星の植物として、
野菜が美味しく健康に育つためのサポートをしてくれる調剤となります。

本格的な調剤づくりは鹿の膀胱に詰めて・・・とか大変なので、
自分でできる方法はないかと、タンポポと相談中。


それぞれの芽吹き

2021-05-12 | Plant Medicine
夜から今朝にかけて0度でした。お昼で15度。
この寒暖差に耐えられる植物だけが裏磐梯で生きることができます。

朝、向かいの沼のほとりにあるトチの木を見に行きました。
やっと葉芽が開き葉が展開するところだった。


ふと水面をみると、太陽の熱によって温められた水が蒸気となり漂っていました。
朝だけ見れる幻想的な風景。

周りを見ると、トチ以外にも、展開しようとしている葉っぱたちが朝の光で美しく輝いています。

桂はハートがいっぱい。


ドウダンツツジは新芽がカップ型。
降ってくる光を受けとめているようです。


白樺の葉脈と鋸歯はリズミカル。


カエデも鳥の羽のように軽やか。


トチやクルミの新芽はゆっくりと開き重厚感があります。

ヤブツバキもきれいに咲いた。

すべての存在は愛である

2021-04-25 | Plant Medicine
全ての存在の中に種が宿る
その種は熱を帯び熱の高まりが
あるとき光を放つ

全ての存在は愛である
それらは自分になろうとし
そのために必要なもの・ことすべてをひきよせる

自分の前にあるものは
全てが愛の顕われである
その真理は隠れてはいないが
その目が開くまでは隠されている

自然界とのつながりを結びなおす

2021-03-14 | Plant Medicine
今週末は、2つの講座を終えました。ひとつは『地球暦とケルトの暦』という単発の講座。もう一つは秋からやってきた『植物のかたちとエーテル観察講座』です。

いずれも、自然界とのつながりを結びなおすというのが、共通したテーマとしてあり、それが、参加してくれた方一人一人の中に、それぞれ種として蒔くことができていたら幸いです。

人間と自然界の存在は、もともとはともに協働し、人間や他の生き物たちの棲み処である地球という場所の、お手入れをしてきました。ある時から、人間は科学と技術という力を得て、もしくは宗教を捻じ曲げて自分に権力を与え、自然界の生き物たちを自分のエゴのために利用するようになってしまいました。

その結果が現在、地球で起きている、もろもろの事象であると言えるでしょう。

しかし、その絆を結びなおす方法は、実は人間の文化の中に埋もれて、既にあるものでもあります。
それはケルトの文化の中にも見出せるし、自然の中に人間を超えた力を見出してきた人々の叡智として、まだまだ痕跡を見つけることができるものです。もちろん日本にも残っています。

また、ゲーテやシュタイナーが自然と向き合いながら、これからの人間の認識力を養うことの大切さを伝えてきた中に、大きな可能性を見ることができるものです。

私たちの周囲にある、小さな草花の背後にある宇宙諸力に気づいたとき、私たちは、「なんと豊かな世界に生きているのか」ということに気づかされます。しかし、それは、本当に小さなことからはじまり、小さな認識の変化の積み重ねの結果でしかありません。

自分を、そして世界をよくしたいのなら、劇的な変化を期待するのではなく、小さな気づき、そこに生じる小さな驚きやワクワクをうけとり、そこについていくことが、確実な道であることを、常に思い出していきたいし、それを伝えていきたいと思います。

ラーチ(カラマツ) 『魂の植物』より

2021-01-15 | Plant Medicine
今日は春先のようなお天気で、木々の芽吹きの時を思いました。しかし、寒さはこれからで、まだまだ。なので植物のことについていろいろ本を読んでいます。

家の前にたくさん並んでいるカラマツは、バッチのフラワーエッセンスでは「ラーチ」と呼ばれています。こちらはヨーロッパカラマツなので、全く同じではないと思うけど、花もよく似ている。
初めてカラマツの花を見つけたのは5年ほど前でした。バッチフラワーエッセンスの植物について書かれた本、『魂の植物』には「ラーチは初めて開花するまでに30年かかる」と書いてあります。確か、うちの前にあるカラマツが植えられて今が25年目ぐらいと聞いた。だとすると、花を見つけたのは20年目。ヨーロッパとはまた違うのかもしれないです。

「この華奢で明るいヴィーナスの木は他の木より弱いと思われるかもしれないが、事実は逆である。天の光を求めるかのように、ラーチはめまいがする高みに達し、ハイマツと高山マツしか生えない北のツンドラ地帯にまで進出する。ラーチは高い山岳地帯でも自由で大胆であるため、ラーチの枝の花言葉は「大胆」である」
『魂の植物』(メヒトヒルト・シェファーほか著)より

5月ごろカラマツからは瑞々しい緑の葉が出てくる。朝起きて、カラマツ林全体の下の方がうっすらと緑になり、上に行くにつれてグラデーションで上部の赤とまじりあう。かと思えば、夕方には全体に緑が広がり、そして裏磐梯に春の喜びを運んでくる。

また、黄金の紅葉は秋の終わりに明るさをもたらしてくれる。冬の凛とした姿も美しい。『魂の植物』で言うように、様々な美しさを見せてくれるカラマツは、ヴィーナスの木なのかもしれない。
私たちの四季は、カラマツとともにあることを実感する。もうちょっと、冬を楽しもうというように、今日は雪の乗った枝をキラキラさせていました。




植物のオラクルカード

2020-12-29 | Plant Medicine
絵が気に入って購入したタロットやオラクルカードが本棚に眠っているので、時々出して眺めたりします。雪に埋もれた冬には植物がなくて寂しいので、この『The Druid Plant Oracle』を傍らに置いています。
今日引いてみたら、このカモミールが出ました。ローマンカモミールが描かれています。
リンゴの木の下に描かれたカモミール。リンゴが熟す前の聖ヨハネ(セントジョンズ)の日に収穫されるとか。この日に収穫されるハーブを聖ヨハネのハーブというそうです。聖ヨハネの名がつくセントジョンズワートもその一つです。
『ケルトの植物』によれば、その日に採取する薬草として、カモミール、ヒカゲノカズラ、アルニカ、ヤロウ、クマツヅラ、カキドオシなどがあげられています。
聖ヨハネは、洗礼者としてキリストの半年前に生まれたといわれるところから、6月24日が誕生日になったらしく、クリスマスは冬至近くであるのに対し、聖ヨハネの誕生日は夏至の近くです。
もともと自然の神々を信仰していたケルトの文化の中では、夏至を最も太陽の光が強くなる日として、太陽の力を最大限に強めるために、オークの薪を燃やしていたり、様々なお祭り的なことがされていたようです。
そこに、キリスト教に改宗させるために、都合よくキリスト教的なものを持ち込んだのが、この聖ヨハネの日、のようです。
カモミールのカードのメッセージとしては、ストレスフルな状態を癒す、自分の原点に戻ること、自分の聖地を取り戻すこと、などがメッセージとして読み取れます。
人間が生きるには、人間が勝手に作った時間や空間ではなく、宇宙が、もしくは、太陽と地球が作り出している自然界のリズムが、私たちの戻る土台であり、守る必要のある聖地ではないでしょうか。
冬至が過ぎて、地球はこれから立春(2月3日)に向けて動いています。

セラピーに植物が介在することの意味②Plant Medicine

2020-09-06 | Plant Medicine
アロマ、ハーブ、フラワーレメディなど、
植物療法の有用性は多角的視点から理解しつつも、
多くの有用植物が搾取されているのを見るにつけ、
植物療法が世の中に「流行ること」の違和感は、
ずっと感じていた。

15年前ぐらいから、精油やドライハーブ、
フラワーエッセンスなどを使うのではなく、
直接、生きている植物の言葉を聴くことが、
ひとりひとりの癒しにつながる、ということを志向して、
セッションやワークショップなどをやり始めた。

植物と天体の関係性のことや、ハーバルタロット、
フラワーエッセンスというものの成り立ちなども、
その助けとなっている。

自然に直接触れていくことで、
人は自分に向き合い、自分の可能性を開いていく。
必要なメッセージを、自分で受け取っていく。
それをとても強く感じている。

手ごたえは感じつつも、試行錯誤している中で、
シュタイナーの自然界に対する考え方に出会ったのは、
とても大きかったし、今はそれが指針となっている。

植物に限らずだが、地球上のいのちあるものは、
宇宙諸力の影響を受けている。
影響を受けているどころか、
宇宙的な力と地球的な力の間に生まれたものと理解される。

その探求は、「人間としての自分とはなんなのか?」
という、本質的な問いにつながっていく。

そこで示唆される、私たちが生きる世界、宇宙の豊かさは、
地球に生まれてきた限りは、多くの人が知る必要があることだ。

私は人と植物との関係性を、
単に「人間が消費するもの」ではなく、
もっと豊かなものとして提示していきたいと思っている。