ebakam art studio blog

眞壁 陸二

生活の中のアート 中村谷にて

2010年08月04日 | Weblog
先日ご報告した現在高松で開催中の展覧会
カッシーナやイームズ、北欧系なんかのおしゃれな家具を扱っている家具屋さんです
ライフスタイルコーディネートって言いたくなるようなお洒落なお店
「アートはインテリアであってはならない」って言う人は一杯いたけど、じゃあ買ってくださった絵はどうするの?
飾るでしょ?飾って下さい
中村谷では「こんな感じに飾ると素敵ですよ」って提案しています。
ある意味インテリアと呼ばれても僕は全然OK
そもそも僕はアートのある暮らしを推し進めています。
職場や公共の建物に、病院や学校にももっと優れた現代アートがあってほしいと願ってます
町中にそして家の中にも

「絵を買う」ということは、一枚の絵が自分の生活環境の中に入り込み、自分の人生の一部分になるということ。
毎日見える場所に置いて、毎日見て下さい
同じ作品が、気分や天候によって変わって見えるかもしれません
絵を見る事であなたの気分や感情を変えてくれるかもしれません
ひょっとしたら一枚の絵が人生を変えるかもしれない

いや生活環境の中にアートが無い方がむしろ変なんです
欧米の家ではリビングの壁や暖炉の上やベッドルームに沢山絵が飾られてるのを見ます
日本でも江戸、明治の頃までは掛軸や屏風やふすま絵がもっと身近な存在でした。
しかし近代の建築はそういったものを排除しようとしてきていました。
合理的で快適を目的としただけの建物にはどうしてもアートがどうしても必要とはされてません。
確かに無くても生きていけます
しかし人間が人間らしく生きるために、
人間と動物の違いとも言うべきか、
アートは必要なんです
アートとは呼ばれない時代のほうがアートが生活の中にあったのです。
アートのある人生を送りましょう

画像は中村谷さんでの1階展示風景