ebakam art studio blog

眞壁 陸二

光州アートフェアに出ます

2010年08月29日 | Weblog
artgwangju 2010

短い展示期間ですが9月1日より5日まで開催される光州アートフェア(韓国)にベイスギャラリーより出品します。

光州(グワンジュ)は2000年より現代アートの祭典、光州ビエンナーレの開催地で韓国現代アートの中心地です。
韓国ではこの※ビエンナーレにより数年前より現代アートが一般にも浸透し始めているようです。
今年の日本からの代表アーティストは大竹伸朗さん
直島の家プロジェクト「はいしゃ」「I♡湯」のアーティスト
僕の大好きな作家です

僕もいつかはビエンナーレの代表で行きたいところです.

※隔年開催の国際芸術祭

芸術新潮9月号

2010年08月27日 | Weblog
発売中の芸術新潮は瀬戸内特集です。
芸術祭のみならず厳島神社や淡路島のイザナミ・イザナギの国生み神話の伝説など盛り沢山。
巻末には恒例となっている辻惟雄先生と村上隆さんとの対談。
今回は書家の井上有一の「貧」。面白い話を聞くことが出来ました。
表紙裏の1ページ目にホルベインの広告に僕の作品が使われてます。

本誌中にも記載ありますのでご覧になって下さい。

夢の家 マリーナ・アブラモヴィッチ

2010年08月25日 | Weblog
「夢の家」と名付けられた作品は旧ユーゴスラビア出身の作家アブラモビッチ。
家プロジェクトと呼ばれる古民家を使ったアート作品は新潟、直島などに沢山あるがそれら全てのなかでこれがNo.1。素晴らしい。
久しぶりに感動した。
今まで数回越後妻有に来ていたのに見逃しており、今回が初めての夢の家。
ここの作品の内容は夢を見るための装置としてのアート。
作品を見て、体験して、記憶を記録する、実際に鑑賞者がその作品の一員になるという仕掛けだ。
僕は宿泊はしてないが、その説明を聞くだけで想像力が膨らみ好奇心が湧く
宿泊者は薬草の入った銅製のお風呂に入り、専用の寝袋のようなスーツを着てそして赤、紫、青、緑色のそれぞれの部屋で棺のようなベッドに横になる。
朝目覚めた瞬間色彩の飽和した部屋の中にいることになる
そして日記を記す。
過去の体験者たちの夢の記録がアーカイブされていて閲覧することまで出来る。
ユメが記憶されてゆくのだ。
泊まらなければ本当の理解は出来ないだろうがそのアイデアに脱帽する。

実際宿泊してここで夢を見てみたい。

新潟で考えた

2010年08月22日 | Weblog
越後妻有2010夏を見に来てます。
昨日は十日町にある池沢集落でお祭りの準備のお手伝い

池沢は昨年友人の石塚沙矢香が制作した「家プロジェクトーうかのめ」の展示をしていた集落です
今はもう彼女のあの見事だったお米のインスタレーションはありませんが
地元の方との交流は芸術祭以降も続いており、可愛がられとても大切にされています。
彼女の性格と人柄だと思うのだが多くの人を惹き付けて巻き込んでいき、周りを楽しくさせる
大地の芸術祭が無ければ出会う事のない人と土地
芸術を通じての人と人とのコミュニケーション
地元に住む方の批判を含めた意見や 楽しかった想い出話など感想を聞く事が出来とても勉強になった。

古民家の家プロジェクトはやる事が多い、ゴミの撤去に始まり草苅り、建具の調整、補修、雪の季節前には雪囲い、降雪季には雪堀、屋根の雪降ろし…誰かが管理しなければ空き家はすぐに倒壊する

今日は昨年までに開かれたトリエンナーレ作品のうち恒久設置となっている作品をいくつか見て回る
トリエンナーレ(3年ごとの開催)でおこなわれている大地の芸術祭だが、じつは今年も一部見る事が出来る。
展示期間終了と同時にほぼ全ての作品は撤去されるのだが一部の作品は恒久設置作品として残されているからだ。
アーティストは制作はしたいが解体撤去あるいは破棄はもちろんしたくはない
作った者の責任なのだが、解体撤去を前提に制作するアーティストはいない


写真はイギリスのリチャード・ディーコンの作品マウンテン。
僕の大好きなアーティストでブリティッシュニュースカルプチャーの一人です。
しかし良い作品だがこの場所にふさわしいとはあまり思えない。
山の中にボンっと彫刻が置かれただけの印象。
作品は作品だけで成り立つのではなくその場所との関係性で成立すると思います。



作品集鋭意制作中

2010年08月19日 | Weblog
お盆開けに出版予定でしたが、もう少し時間がかかりそうです。
8月中の出版目標です。
島にまだ来たことが無い人には行ってみたくなるような、
来て見て下さった人には持って帰りたくなるような、
島の皆さんには自分達の住む島はこんなに綺麗なのか
と思ってもらえるような本になればいいなと考えて作ってます。
もうしばらくお待ち下さい。

Sashikiさんの帽子

2010年08月18日 | Weblog
島でずっとかぶってた帽子です。
茅ヶ崎の鉄砲道にある帽子屋Sashiki
とても大人っぽく、かつ粋な感じのする帽子をひつひとつハンドメイドで作ってます。
お店に並ぶ帽子はどれも可愛くて渋くてカッコいいです。
写真の帽子は頭のサイズを計り僕のリクエストでラインの幅、色まで選んで作ってもらいました。
茅ヶ崎に来たら是非よってみてほしいお店です。

インドホリック 旅音

2010年08月15日 | Weblog
鎌倉に住む友人夫妻の「旅音」の新刊書。
インド一周142日間にも及ぶディープな旅の記録です。
カオスなインドばかりではなく世界遺産ありビーチリゾートあり標高5000mを越える山岳地帯ありチベットありと「そんな所もあるのか」とインドの奥深さに驚く。
もちろん旅の醍醐味は異文化との遭遇。
自分の住む地域の文化と文明との常識との違い、差違を考えさせられることだ。
僕はまだインドには行ったことがない、

「インドはインドに呼ばれなければ行けない」と誰かが言っていた。
そんなことないよ
この本を読めば直ぐにでも行きたくなります。
まだ見ぬ世界に出会いたい

僕もいつか行きたい、なるべく早く。

P-Vine BOOKsより発売中
茅ヶ崎blackcoffeeでも取扱ってます。

キャピタリズム

2010年08月13日 | Weblog
マイケルムーア監督の最新作。
キャピタリズムその言葉の意味は「資本主義」
ここ数年続いたアメリカ資本主義国家が招いた現実を描いたドキュメント作品。
1%の富裕者層の資産が残り95%の総資産を上回る異常事態。
資本家でない人間は奴隷同然の扱いだ。
自分だけが儲かればいい、いやウォール街だけが儲かればいいといった具合だ。
高額所得者に対する減税、銀行への規制緩和。
金持ちだけがさらに金持ちになるシステム。労働者はリストラされ残った労働者は低賃金で酷使され、いつリストラされるか分からない状況から怯え、働けど働けどまともな暮らしから程遠くなっていく。
株取引のマネーゲームは僕の目にはカジノや競馬といったギャンブルと同じに見える。
何が違うのか?
さらに野球賭博と競馬は何が違うのかな?合法非合法?
いずれも何も生み出してもない奴の所に金がまわるでしょ?

映画の途中マイケルムーアが呟いた「未来の文明人が今ののアメリカを見て何と思うかな?」
かつて人種差別が当たり前のようにあった時代があり、士農工商のように身分に階級があったりした時代があり、僕らはそんな時代があったのかと信じられない思いで歴史を振り返るが、今まさに信じられない格差社会がある。
おかしいと思う事にはおかしいと言わなければダメだ
生きたいように生きたい。
我々は誰の奴隷でもない。

明日より販売

2010年08月12日 | Weblog
明日よりオリジナルTシャツを茅ヶ崎blackcoffeeにて限定発売。
マリンブルー、オレンジ、グリーン、ベージュ。
サイズは150cm、160、S、Mのお取り扱い。

全てが一点モノです!

オリジナルTシャツ作成

2010年08月10日 | Weblog
数量限定でオリジナルTシャツを作成しました。
今回は男木島の方からのオーダー分と茅ヶ崎のショップblackcoffeeのみの販売となります。
シルク刷りの完全オリジナルの手刷りです。
今回のプリンターは地元後輩アーティストの石塚沙矢香さん。
2つの版を微妙にズラしながら刷ることで全部違った絵になってます
カラーは写真のグレーの他に、グリーン、オレンジ、マリンブルーの4色展開。
茅ヶ崎店では今週末からのお取り扱いを予定です。
いずれもサイズ、数に限りがありますのでお早めに!