ebakam art studio blog

眞壁 陸二

男木島火災

2010年09月27日 | Weblog
昨日9月26日夜7時すぎ男木島で火災

大岩オスカールさんの作品全焼、お食事処「まどか」も一部延焼のため井村さんのカラクリンにも影響が出ている模様
残念です

消火活動にあたられた皆様お疲れ様でした。

残念ながら行方不明となっていた90歳男性はお亡くなりになってしまいました
ご冥福をお祈りいたします


本日9月27日は男木島は終日クローズ
先ほど芸術祭実行委員会会長、高松県知事より発表があり明日28日からは大岩オスカールさん「まどか」で展示している井村さんの作品を除く芸術祭出品作品はご覧になることが出来るようになったそうです。

芸術祭実行委員会の皆様、島の皆様、ご苦労様です気を落とさず残りひと月頑張って下さい。




「楽しい現代絵画入門」atカロカロハウス

2010年09月23日 | Weblog
ワークショップやります!
ebakam art studio 出張school
芸術の秋。現代アートを楽しく理解し参加してみませんか?

ちょっと難かしそうな現代アートもちょっぴり仕組みを学べばどなたにも楽しいものになります
もちろん感性が大切な世界ですが、理論を学びたい方に向けてのワークショップです。
歴史的背景を参考にしつつ近代絵画を学び現代絵画、最先端の現代アートへと理解を深めていただくプログラムです。

●期日
10月16日(土)
第1回、モネ、セザンヌ以降、
23日(土)
第2回、ピカソ-キュビズム再考
11月20日(土)
第3回、抽象表現主義からポップ
27日(土)
第4回、サイケデリック江戸絵画
12月18日(土)
第5回、21世紀の絵画を考える

各回テーマにそった講義を行いテーマごとの作品を制作していただきます。
初心者でも大丈夫です。
もちろんプロを目指す経験者も歓迎!
以上の全5回です。

時間は各回午後1時より4時半マデ
前半約1時間半がレクチュアー
後半が制作時間となります

通しで受講しても、単発参加も可能です。

●場所 kalokalohouse カロカロハウス 茅ヶ崎市中海岸2-4-31
●対象 小学生高学年以上
●お申し込み kalokalohouse/saponeriaまで
 *tel 0467-58-8331
 *mail info@kalokalohouse.net
 (連絡先を明記して下さい)

料金各回\4500

命名。杏梨

2010年09月23日 | Weblog
昨日市役所へ出世届けを出す。
命名。「杏梨」
「アンリ」ちょっと女の子っぽい響きだけど男の子です。
勘の良い方ならお察しのとおり あのアンリから頂きました。
そう僕の中のスーパースターアンリ・マティス。
そしてもう一人アンリ・ルソー。
20世紀絵画界の二人の天才から拝借しました。

いつか杏梨を連れてヴァンスにあるマティスのロザリオ礼拝堂へ旅をしたい。

椅子展 うつわ菜の花 プレビュー

2010年09月21日 | Weblog
椅子展 うつわ菜の花
10月8~10日に開催
使われなくなった学校の椅子の再生プロジェクト

日常生活のための芸術のありかたを最近よく考える
近代以降のアートは芸術のための芸術というファインアートと日用品のなかに存在する用の美としての工芸または民芸とに分かれてしまった
ファインアートの作家は純粋にアートに情熱を傾けたが、自己言及的になり他者の視線を意識しなくなり自己満足の世界へと没入しがちだ
アートは美術館やギャラリー内に押し込まれアートに関心のない人は増々アートレスな生活を送るようになる
アートが無くても生きてはいける
だがなんと味気ない人生だろう
例えば音楽の無い生活を想像してみてください
CDもレコードもラジオもなくテレビからも音楽が聞こえてこなかったらなんと寂しいことでしょう
音楽は日常にしっかり根付いてます
アートは工芸、ファッション、デザイン、建築の分野では日常性を帯びて感じますがまだまだです
食事をとるための食器に染め付けなどで絵が描かれている
事の用をたす為であれば染め付けなど不要となることでしょう
自動車だって移動の手段だけならあれだけ沢山のデザインの車種やカラーは必要ありません
そこに芸術的付加価値を見つけ出し、所有したがっているのです。
人間の本来持っている本能的な欲求なんだと思います。

しかし現代よりも江戸時代の文化の方が生活にアートが共存していたと思います。
それをアートと呼んだかは別として、掛け軸、着物、生け花、お茶…生活を彩るモノごとがあった。

今一度生活とアートを結びつけたい
誰の為のアートなのか?何の為のアート?
日常生活の中のアートを提案します

座するためのものの「椅子」だが今回はそこに絵を描いたり、コラージュをしたり食器を埋め込んだりした。

椅子再生プロジェクト
小田原 うつわ菜の花で10月8日~10日の短い展示期間ですが是非どうぞ
画像は上から眞壁陸二、高根友香、石塚沙矢香作品より

見に行きた~い

2010年09月20日 | Weblog
まだ見に行ってませんが川村記念美術館でバーネット・ニューマン展が開催中です。
フォーマリズム絵画、モダニズムアートの中心人物です。

かなり強引な見方だけど、絵画を進化論的に見るとこの人バーネットニューマンが最終進化人物?となる。
絵画は写真の登場により視覚的リアリズムから離れ、文学的要素からも決別し極めてストイックに「絵画の純粋性」を突き詰めたスタイルになってゆく
アートの中心地がパリからニューヨークへ移りアメリカ的絵画が次第に形成される。
ヨーロッパの伝統から逃れ、当時主流であったピカソのキュビズム的な絵画空間から逃れ、そしてついに生まれたアメリカ型絵画が抽象表現主義だった。
ポロックらのアツい抽象が最初現れたがその後クールでカッコイイ抽象絵画に主流は移った。
絵画は理論的に構築され絵画以外の要素は極限まで還元された。
絵画に残された道は「色彩の施された平面」という極めてシンプルで純粋な形式だった。
その究極がバーネット・ニューマンのジップと呼ばれる色面絵画だ。
ニューマン以降のミニマリズムの作品はシンプル過ぎて「物体」「モノ」に感じてしまう。
ギリギリの線上で絵画を保った人なのです。難解だ、誰でも描けそうだ、こんなの絵じゃないとの批判の声が聞こえてきそうですが、20世紀の人類が到達した最も素晴らしい絵画の一つです。
ペインティングでアートを志す学生諸君!是非見てください。
ニューマンを乗り越える作品を目指せ!70年代~00年代の甘いアートをターゲットにするな!
難しいけど目標は高く持とう!

村田家-LAMAspace

2010年09月18日 | Weblog
茅ヶ崎のアート系大工インチャリさんこと村田さんのフル家族によるインスタレーションを開催中。
ちなみに先週もインチャリさんの展示で30台程の60年代~90年代のラジオを使ったサウンドインスタレーションで最高~だった。
レビューになっちゃいますが、macを使ってラジオに飛ばし全てのアンティークラジオから音が出る。
こもった音、やたら高音な音、ノイズタップリのスピーカー…
それら全てがミックスされるとなんだか物凄い音の拡がりになる。まるでとなりに野球場があってスタジアムコンサートでもやってるような感じなのです。
なんか凄い

昨日から始まった展示は拾った石の博物学?
フォッサマグナ上にある河原で見付けた石を一家で拾ってきた。
それがアートか何かは分からないが村田家の楽しい生活と価値観が興味深い。
アートはアートという型に当てはめても出来っこない。
これはアートか?なんて問いが関係無い所から生まれるんではないかな?
インチャリさんカッコいいです。

速水御舟展-茅ヶ崎と御舟

2010年09月18日 | Weblog
日本画の中では8番目位に好きな画家(微妙?いやかなり上位ですヨ)
速水御舟の展示会が茅ヶ崎美術館で開催中。
写生をベースに大観風の朦朧体を用い風景画を得意とした画家です。
青い色調に特徴があり京都の「洛北修学院村」を描いた真っ青な絵が大好きですが、この展覧会には出てないです。
本展は素描、下絵、大下絵などが展示されており画家の思考や葛藤が見れるようになっています。
御舟ら明治以降の日本画はとても上手いのだが、しだいに工芸的になってゆき魅力を失ってゆく、一分の隙もなく完成させることは職人仕事には必要かもしれませんが芸術には関係無いことです。
一生懸命真面目に描いたがゆえに生気を失ってしまうこともあるのです。
僕は完成された本画より未完成の作品や素描の方にリアリティーを感じます。

カエデを描いた鉛筆による素描が素晴らしかった。

椅子展 うつわ菜の花

2010年09月17日 | Weblog
椅子展 「不要になった学校のイス。捨てることなくアートで再生」と題された展覧会を小田原、うつわ菜の花 で開催します。

廃校となった中学校の椅子、座面は木だが脚部はスチール。
棄てるにはそれらを分解しなければならない。
時間も費用もかかる。どうにかアートで再生したいとの依頼を受けた。

学校の椅子という人生は終了してしまったが僕の手を介することで第二の人生がはじまります。
別の道。他の方法。
オルタナティブ。

ゴミになる運命だったのものを宝物にかえる。
価値観を置き換える。
キャンバスや紙の上でなくても絵画は成立するはずです
椅子というモノの使用目的は残したままアートワークを加えた
賛同してくれた仲間達にも制作を依頼しました

参加アーティスト
眞壁陸二
石塚沙矢香
高根友香
木賀陽子
安藤芽伊実

うつわ菜の花
小田原市南町1-3-12
0465-24-7020
http://odawarananohana.weblogs.jp

10月8(Fri)~10月10日(Sun)
open 11:00-18:00
企画:NPO法人西湘をあそぶ会 協力:平沼組

小田原では初めての展示です。短い展示期間ですがよろしくどうぞ。

岡本太郎さん

2010年09月14日 | Weblog
岡本太郎さんの描く絵がずっと嫌いであまり知りませんでしたが本はめちゃくちゃ面白い!
絵のセンスは無かったようだけど芸術の本質を直感的に掴む才能はずば抜けてます。
マジで天才です。
画家じゃなく歴史民族学者、作家としての才能がある人です。
本の中では本当に良い事言ってます。そのとおり!っと何度も思いました。
だけどやっぱり絵が嫌い
根がシュールレアリストなんでうまっぽくなっちゃうんです。
中途半端な陰影と半分な抽象と半分シュール。
それが古く感じる原因だと思うのだが…体質的に嫌いなんだろうか…
1950年代に書かれた本ですが全く古くないです今読んでも面白い。

あらゆる美術ファン、これからアートの道に進みたいと思ってる方にオススメです。

祝。男子誕生

2010年09月12日 | Weblog
9月11日大安吉日
男子誕生!!

予定日を過ぎてまだかまだかとヤキモキしていた9日お昼すぎ陣痛の間隔が短くなってきたので病院へ
「初産は12時間くらいかかる方もいますよ~」なんて看護師さんに言われたので、遅くとも日付のかわる10日の朝には生まれるかなと思っていたら、予想外の大難産!50時間以上かかってやっと11日13時02分無事に生まれました。

妻は勿論看護師さん先生方本当にありがとうございました。
お疲れさまです。
いやー立ち会うと言ったもののこんなに出産が大変だとは知らなかった。
途中どんどん追い越されて隣の分娩台から聞こえてくるうめき声と新生児の泣き声そしてお母さんの嬉しそうな声、出産直前の痛そうな声は女性じやなきゃ分かりませんが本当にキツそう。
全ての女性を尊敬します。

うちの妻は順調そのもののだったのに予想外の大難産。

本当に生んでくれてありがとう
お疲れさまでした。

赤ちゃんの元気な顔と体を見れてホッとした。
ただただ元気に育ってほしい。
彼にはどんな人生が待っているのか