ebakam art studio blog

眞壁 陸二

自然観察

2014年02月25日 | Weblog

白山のブナオ山自然観察舎にアシルワード千葉ファミリーと行く。
谷を挟んで対岸の崖に野生の猿やニホンカモシカ、イヌワシなどを見る事が出来る。
お天気もよかったのですぐに沢山発見出来て楽しい時間を過ごせた。春には熊の親子も見る事が出来るそうです。
冬期のみの施設で5月5日までのオープンです。小さなお子さんのいる方には絶対におススメですヨ。
自然観察の後は雪原でカレーランチそしてソリ遊び。気温は低かったけど快晴で最高のピクニックになった。

新作制作中

2014年02月15日 | Weblog

ボローニャでの展示も無事終わり次の展示予定は未定 春に神戸でちょっとあるかもですが期日未定で新作の発表予定は今の所無い
でもそんな時こそ実験です 何の予定も無く絵を描くのは実に5年ぶりくらい?
…今の自分に素直になって描いてみる時間も時には必要です
描きたいイメージが頭の中には山ほどあるのでドローイングや小品で実験している

画像の作品は実験の中では大きな作品 山代温泉あらや滔々庵での襖絵のイメージの有彩色バージョンを描いてみた
コンセプトやテーマはいつもほとんど変わらないが色味や素材などいつもと違えてみたりして新たな可能性を探ってます
どこに飾られるかイメージ出来ないので自分との対峙だけになってしまうと もっともふさわしい色や形や素材が選択出来ないのでいつもより時間がかえってかかる…
本来作家としては普通の事なんだろうが ここ数年はアトリエ外での現場での制作やコミッションでの仕事が多くなっていた
その場合 周囲の環境や歴史、空や植物や海の色、室内でも壁の色や照明の色、窓からの眺めや使用目的をリサーチして仕事をしていた。
自己表現や個性なんてものはあまりというか全く出そうとも思っていないし興味も無い
その場所から感じ取るフィーリングこそがスリリングな醍醐味
しかし作家は孤独なもんで一人でアトリエで何の目的も無く制作する時間も当然ある 
何も規制されていない状況で 自分は一体何者で何を作ろうとしてるのか?
そもそも何故絵筆を未だに握るのか?絵とは何だ?ARTってなんだ?
そしてつくったモノを誰に見せたいのか?…なんだかこないだ学生に言った言葉が自分に降り掛かってくる…

一番充実してる時は「無心」の状態です



新種目?

2014年02月10日 | Weblog


ソチオリンピック真っ只中。でもアンリはスキーもスノーボードもまだ「怖~い」らしく雪かきが大好き…
飽きず勢いよく雪をはねあげ続けておりマス。なんでこんなに雪かき好きなん?
よく見ると股関節~膝の曲がり具合がスキーのフォームに見える

金沢美術工芸大学で少しだけ講義

2014年02月10日 | Weblog

非常勤講師をさせていただいている金沢美術工芸大学で講義をしてきました。
昨日は今日と同じ学生(油画科1年生)とで金沢21世紀美術館で鑑賞法を実験。小学生と全く同じミュージアムクルーズ方式で美大生にグループ鑑賞させてみた。普段から一人で鑑賞することに慣れてる美大生にとっては同級生5人で話し合いながらの鑑賞はとまどいながらも新鮮だったようであっという間に時間が過ぎた。
鑑賞方法に少しルールを決めてやると多様な意見や視点があることに驚きます。美術館は大声では話してはいけない場所ですが小声で仲間と一緒に討論しながら見て回るともの凄く面白いです。
他者との視点の違いは価値観の多様性につながり作品理解が一層深まるように思います。
そして今日は金沢美大で自作の解説と何故僕が壁画や障壁画を描くようになったかを話し、そこに至るまでの影響を受けた作品や美術史上の重要ポイントをお話した。
僕自身は金沢美大の卒業生ではないが、金沢に生まれ3年前にまた今戻って金沢に住んでいる。同じ市民として彼らと近い感覚もきっとある。
美術、絵画、ARTに関心をもっている若いアーティスト予備軍達を心から応援します。
金沢だから出来る事、今だから出来る事、自分だから出来る事を4年間探してもがいてほしいと思います。