ebakam art studio blog

眞壁 陸二

最近読んだ本

2013年02月13日 | Weblog
図書館に行ってもなんとなく手に取ってしまうのはアート関係の本…
全く毎日どっぷり美術なのに気分転換までアートとは我ながらなんだかな…とは思うが 知らない事が未だにまだまだ沢山あるのでいつまでたっても飽きる事が無い

最近読んだ本の中から三冊セレクトしてオススメします
NYの近代美術館やグッゲンハイム、パリのルーブルやテートモダンなどここ近年の大型美術館は新館やリノベーションなどをして拡張しつづけている 巨大化するにあたっての利点や効果そして財源などまで質疑は繰り返される
大型美術館館長の基調講演を交え実態を探求「大型美術館はどこへ向かうのか」

毎年多くの美術大学から概ね驚くほどの高学歴(学士、修士、博士)の卒業生が排出されているが5年後10年後のサバイバル率は5パーセントぐらいだろうか アーティストは大学に依存してはダメになっちゃうと思います 論文も大事だけどアーティストとして生きていく事とは何の関係もない 社会、仲間、美術教育の問題をとても分かりやすい簡単な言葉で語られている本。作家を志す人もそうでない人も読んでもらいたい本です。
訳者のあとがきがまた泣かせます
アーティスト「アーティストのためのハンドブック」

最後は「ビエンナーレの現在」
ベネチアビエンナーレの選出方法やその他の国際美術展のこれまでの歴史や問題点を分かりやすく分析された本
いつかはベネチア!

ス・ドホ アーティストトーク

2013年02月10日 | Weblog
現在金沢21世紀美術館で開催中のス・ドホの個展パーフェクトホームに合わせて待望のアーティストトークがおこなわれた。
初めて聞く話が多くて中でも彼は韓国の美術学生の頃は東洋画を専攻していたそうだ
てっきり彫刻科か建築科の出身かと思っていたが絵画系と聞いてびっくりしたと同時に納得
あの色彩感覚はやっぱりペインターの感性です
スライドショーの最初の画像は抽象絵画ともとれる画風で丸がいくつも墨で描かれていた。風船がモチーフだったそうだが実際に風船を使ったインスタレーションへと展開してゆく。その後アメリカに渡って様々なサイト(場所)を布を使って服のような家をつくっていく。
スーツケースに入る家、世界中を移動しながら空間を持ち運ぶ アジア、韓国の歴史、西洋美術史をバックグランドに現代アートをつくる
素晴らしいアーティストだ 3/17までお見逃しなく