ebakam art studio blog

眞壁 陸二

一番好きな花 彼岸花

2008年09月24日 | Weblog
昨日はとても気持ちの良い快晴の秋分の日でした。
昨年も好きな花として書いたんですがまた今年もこの時期まさしくお彼岸に合わせているかのように咲き、パッと散る彼岸花が咲きました。
本当に鮮紅色で美しく、花びらとしべの部分が描く曲線がなんとも言えずたまらない。
この一週間が見頃です。近くに咲いてるのを発見したら是非近付いて見て下さい素敵ですよ


CONTAXT3からRICOH GR DIGITAL II

2008年09月23日 | Weblog
先日断腸の思いでCONTAX T3を手放しました。
今ではカメラから撤退してしまった京セラコンタックスの最高峰のコンパクトカメラだった。
ツァイスT*レンズは本当に抜群の描写性能だったが、リコーGRレンズもひけをとらない抜けの良いレンズなので互角とみて買い替えました。
デジタルならではなのが白黒モードや画面比率を1:1にしたりすることも自由自在なところも面白い、
またこのカメラのレンズは28mmの単焦点(35mmのフィルムカメラの換算)であることも潔い、笑顔認識モードや手ブレ補正などの余計なお世話な装置は切り捨てられているのが好感が持てるのです。シンプルに絞りとシャッター速度とISO感度の組み合わせで写真は撮れるののだから、ようはカメラはレンズ勝負なわけです。
カメラ好きのつぼをおさえたRICOHのGR DIGITALなのです。

焼き上がりました

2008年09月22日 | Weblog
先週絵付けをしたお皿が出来ました。
ややクリーム色の磁器の地に呉須の紺色が決まったって感じです
だいたいイメージどうりです
焼く前と後で約一割ぐらいお皿が小さくなることと、たっぷり塗り過ぎると少しながれてしまい線が太くなったり隙き間がつぶれてしまう事に注意が必要そうだ
でも感覚的には白亜地(古典絵画の下地)にテンペラ(卵をメディウムにした油彩以前の絵の具)で描くのと筆触は似ていて描きやすかった。
今秋展示予定の二つの展覧会に出品出来そうです。
陶芸家KURAKURAの白倉えみさんの全面協力をいただいて制作する事が出来そうです。ありがとう!
11月の富山のギャラリーで3点、12月の藤沢で白倉さんの個展では10点の絵皿をおひろめ出来そうです。

器に絵付け

2008年09月15日 | Weblog
ここんところ忙しくブログの更新も久しぶりです。
昨日新作の実験をしました。
磁器に絵付け(染め付け)で絵を描きました。
呉須(ごす)という焼くと紺色のようなブルーになる柚薬で木と小さな人の絵を三点制作
やってみたいとずっと思っていたんだけど、なにせ生地となる器をつくる機会も技術もないので今回磁器作家のSさんに誘っていただいて、ようやく実現しそうです。
本当にスゴク楽しみな企画です。
まだ実験の段階なのですが、近いうちにギャラリーやお店に出してお見せ出来ればいいなと思っております。


Chlis Ofiliという画家について

2008年09月04日 | Weblog
クリス・オフィリ1968-マンチェスター イングランド出身
前回のブログで紹介したリュック・タイマンスと同様に近年評価の高い作家です。
彼はアフリカ系のイギリス人で作品の中に明らかに自分のルーツであるアフリカの影響や対象物が見て取れる
話題になったのが黒人の姿をしたマリア像を描き、キャンバスの台座かわりボール状に丸められた像の糞を置いた作品、当時のニューヨーク市長の怒りをかってしまい強制撤去されたというニュースが5年ほど前に日本のニュースにもなったほどだ
しかし彼の作品は息づまりを見せる西洋文明(西洋美術)の価値観、基準、常識に対して、他人種他文化の価値観がみごとにパワフル、エネルギッシュに描かれている。
全てとは言わないまでもアフリカの人にとって像の糞は家の壁になったり燃料にもしている。
アフリカでもキリスト教を信仰する人がいるだろうし彼らがイメージするのは褐色のキリストやマリア像かもしれない。簡単に否定する事は出来ないはずだ
オフィリはさらに装飾性を絵画にもたらせた、彼の絵からはボディペインティングや入れ墨にも似た細やかな装飾性を感じる しかし意外にも技法形式を見るとクレーの作品とも共通点を見いだせる。細かい点描にグレーズや画面の分割法や線の使い方など類似点は多い、クレーは若い頃チュニジアに旅をしているのでクレーがアフリカンンナイズされたと見るべきでしょうが…
まあクレー好きがオフィリを評価しているとも考えられます(自分を含めて)

Afrodizzia 2nd version 1997 2438mm x 1828mm