朝起きると、ジャスミン(猫)が私の足元のほうで寝ていた。
ジャ~スミ~ン、そんな下の方にいないで、もっとオカァサンの傍に来てよ~。
冬は布団の中に潜って来てくれたでしょ? ラブラブだったじゃない?
あ…すみません。
甘えるのが苦手なシャイなジャスミンに、そんなことを言ってはいけない。
密かに、また今年の冬を期待しよう。
それに引き換え、とことん甘えん坊のアリス(犬)。
はい、アリス、ただいま☆ 今日も用事があって出掛けて来た。
洋服を着替えていると、窓から涼しい風が吹いて来て、レースのカーテンを吹き上げた。
あ~、気持ちがいいな~
歩き疲れたので、そのままベッドにゴロリと横になった。……と同時に、
イタタタタ! アリス(犬)、痛いよ! 踏んでるよ~!
止める間もなく、アリスは私の足の上、お腹の上、胸の上もドスドス踏んで……
やがて落ち着いた。
わざわざ私のお腹の上。
あ! まずいよ、まずいッ! アリス(犬)、下りて!
ジャ、ジャスミ~ン(猫)、
いや…これ…あの……そのぉ……。
「ジャスミ~ン、ジャスミンもこっちにおいで!」と思い切り猫なで声で呼んでみたのに、
ジャスミンはプィと立ち去った。
あわわWWW! 待って!
私は慌ててベッドから跳ね起き、すぐさまジャスミンを追いかけ、オヤツを進呈する。
ちょうどオヤツの時間だったからではある。
もちろん、オヤツを上げる前にブラッシングをさせてもらうのを忘れない。
ジャスミン(猫)の後はアリス(犬)の番だ。
アリスのオヤツは、「ハリーくん」「バナナくん」「オスワリ」「オテ」「アクシュ」などなど
遊びながら芸をしないともらえない。
アリス(犬)が部屋の中を楽しそうに走り回っていると、
ジャスミン(猫)が、じっとその様子を見ていた。
ジャスミン、これは教育だからね、教育。
あら? それにしてもジャスミンが入っているキャリーバッグは、いつもはアリス(犬)が
使っているヤツだ。
ジャスミ~ン、どうした心境の変化?
もちろんアリス(犬)も黙っている筈もなく、トトト)))とやって来た。
ジャスミン(猫)は慌てるでもなく、ゆっくりゆっくり立ち去って行ったのでありました♪
ふぅ…。あちらを立てればこちらが立たず……。 私はふたりに気を遣う。
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