近頃、夜中に肩をトントンと叩かれることがある。
ジャスミン（猫）だ♪
気づくとジャスミンが私の頭部近くに居て、私の布団に潜り込みたそうにしている。
去年までは考えられないことだ☆
私は、どうぞ♪と、布団の肩口をトンネルのようにポッカリ開けてやる。
サッサと入れば良さそうなものを、しばし逡巡してからソロ～リと入り込んで来るのだ。
でも、近頃の明け方は布団の中を抜け出し、
こうして布団の上に居ることが多い。
さすがに布団の中に籠りきるには、少々暑くなった。 嬉しいこの季節は後少し。
ジャスミ～ン、今日はやけに遠慮したのねぇ。
ど真ん中も困るが、ベッドの端ギリギリというのも危なくてハラハラする。
私が大きく寝返りでもしようものなら、ジャスミンをすっ飛ばすところである。
ところで今日は午後から出かけるので、早くの内にアリス（犬）の散歩に出掛けて来た。
ただいま、ジャスミン（猫）。 寝室で寛いでいるジャスミンに声を掛ける。
あ、ジャスミン、やっぱりまたそこを舐めているね！
ジャスミンのオデキ疑惑を検査してもらっている箇所だ。
毛を剃られたからではなく、またそこを切られたからではなく、今までも
気づくとそこを舐めていた。
また汚れが詰まったり、バイ菌がつくといけないから、そこを舐めてはいけませんッ！
わかりましたかッ！
聞いてやしないのである……。
そして、しばらくしてリビングに戻った私は、
ア”ア”ア”＝ッ！
と叫ぶ。
アリス（犬）～～～～ぅぅぅ！
朝は、朝ごはんを食べた後、ちゃんとトイレで用を足したのだ。
それなのに……！ ポロンと落ちてる～～！
ん？ アリスが堂々としている。
いつも粗相をした後、姿をくらますというのに、なんだ？逃げも隠れもせず……開き直りか？
ん？ んんん？？ あれ？ あららら～？！
掃除前につき、床のホコリ、ゴミは無視くださ～い！
伸縮棒のネジ部分じゃないか！
でも、なんでこんなものがこんな所にあるかは別として、
えっと……、ごめんなさい。身に覚えのないヌレギヌ着せて……ごめんね。
アリスのこと信用していないみたいで……、
ま、信用していないんだけどね、オカァサンの間違いです！
で、更に申し訳ないんだけどね、オカァサン、これからお出かけです。ちょっと遅くなるけど、よろしくね。
いや～、それにしてもびっくりした。
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