アリス（犬）は私の顔さえ見れば、「遊んで！遊んで！」とねだって来る。
私がごはんを食べ終わったり、何かの用事が終わった瞬間を見逃さない。
アリス～、スヌーピーくんを勝手に私の膝の上に置かれても……。
そしてなかなか放ってやらないと、
催促される。
=3
それでも時々、静かにひとり遊びをしてくれている時もある。
スヌーピーくんをブンブンブン)))）振り回しているなと思っていたら、ブーンとすっ飛ばした。
スヌーピーくんは食器棚の上へ。
いつもなら、アリスはソファの背もたれのてっぺんに上ることは出来る。
でも今は、このわずかばかりの隙間が怖いらしい。
カシカシカシ))))と手でスヌーピーくんを手繰り寄せ、
咥えて救出しようと努力している。
そうそう、自分でやったことは自分で解決しなさい。そう思いながら写真を撮っていると、
見つかっちまった。
いやいや、えらいな、と思って。 自分でなんとかしなさい！
だから、結局私が駆り出される。
一方、ひとり遊びが得意なジャスミン（猫）。
夜寝る前のひとときは、ジャラシを振り回したりレーザービームでお遊びタイムを設けているが、
日中は放っておいても、ひとりでゴソゴソ遊んでいる。
アリス（犬）がジャスミン（猫）の居場所を教えてくれるから助かる。
そうじゃないと、ジャスミン（猫）のことを家じゅう探し回らないといけない。
わかりました、ジャスミン（猫）はまたそのベンチボックスの裏側に居るのね？
居た。
なんでそうほこりだらけの、狭っくるしい所に行くんですか！？
この隙間は中がえぐれているので、入る時はグググ)))と体を押し込めばはいるのだが、
出る時に出づらいのだ。
ほら、出ておいで～。
巻尺にボンボンをくっつけた簡易ジャラシで釣ってみる。
ほら、ジャスミ～ン（猫）、アリス（犬）も心配してますよ～。
アリス（犬）は、おねぇちゃんの一大事と思ってか、ガゥアゥアゥ●◎＊＃とうるさい。
ほら、ジャスミン（猫）、出てらっしゃいッ！ オカァサン、もうそろそろ出かけますよ！
知らないよ、ひとりで出られなくても。
はい。ズル～リと這い出て来てくれました。
ジャスミン（猫）もアリス（犬）も、たえとひとり遊びをしていても、
必ず私が駆り出されるという我が家の仕組み。
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