アリス（犬）は、ぬいぐるみのくまちゃんのことが大好き。
好き過ぎて、
もう、どうしていいかわからないくらい……好き♪
耳を咥えるは、
ヘッドロックをかけるは、
投げ飛ばすは……。 投げ飛ばした後も、
オマタおっぴろげて、ひとりでドッタンバッタン暴れている。
愛し方が激しい。
でも、アリスは、最愛のおねぇちゃん（ジャスミン/猫）には従順だ。
いつも追いかけ回ってはいるものの、こうして静かに待つことも出来る。
ボケボケ失礼…
ジャスミン（猫）も、それをちゃんと知っている。
ジャスミ～ン（猫）、アリス（犬）と一緒に遊んであげてよ～。
そして、今日の午後。
ふたりのドドドド))))という走る音が急に止まった。
あれは風呂場で音が途切れたな、と見に行くと、
風呂場の仕切りを境に、ふたりが対面していた。
アリス（犬）は、この位の仕切りは簡単に乗り越えられるが、今はそれをしない。
ジャスミン（猫）、アナタも今、別にオカァサンに助けてもらわなくてもいいでしょ？
そう言い置いて、何の気なしの私の部屋に一歩足を踏み入れた私。
キャ～～～～ッ！！
ヒェ～～～～ッ！
私の……ベッドの上＝＝ッ！
まさか！ まさか、ね！ 恐る恐る目を凝らしながら近づいてみた。
ん？ んんん？
な～んだ、私のシュシュ…ヘアゴムだった☆ ひゃあ、一瞬、肝が冷えた。いや、これほんと！
でも、アリスーッ（犬）、なんでベッドの上にオカァサンのシュシュが置いてあるのかな！？
ところで今日は、この悲鳴事件の後、くまちゃんにも事件があったのです！
ま、悲鳴事件もこんなもんなんで、くまちゃん事件も大したことではありませんが。
良かったら、また見てね～
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