ジャスミ~ン、なんとかならないかねぇ……。
アリスがお気に入りのウサギを追いかけて、思わず入り込んだ奥の部屋。
陰で見ていたジャスミンとばったり鉢合わせ。
アリスは一瞬固まるが、もっと固まったのはジャスミンのほうだ。
ジャスミン、頑張ろうよぉ~♪
仲を取り持たねばと、私の足にまとわりついているアリスをズズズズと近づけてみる。
気になるくせに、どうしても一歩が踏み出せないでいる。
ジャスミ~ン、仲良しになるには、待っていてもだめだからね。
ところで、私を知るほとんどの人が、私は積極的で社交性がある、と思っている。
でもそれは間違いだ。
今までに「本当のアナタは人見知りだからね。」とズバリ言い当てたのは、たったのふたり。
私は小学生の頃、父の転勤の為、6年間に5回小学校を転向した。
見知らぬ土地、初めて行く小学校、大勢の見知らぬ同級生の中に放り込まれるわけだ。
内気な少女(私ッ!)は、不安で張り裂けそうになりながら、気丈にも、思い切って笑顔で周りの人に話しかけた。
お陰でその日の午後には、もうその土地のカタコト方言を使いながら、友達となった人たちと笑い転げて遊んでいた。
今考えれば、子供ながらの処世術だったのだろう。
だから、内に籠って溶け込めないでいる人を見ると、つい手を貸したくなる。
たとえ相手が猫であっても。
ジャスミン、悩ませてごめんね。 一緒に頑張ろうね。
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