三谷幸喜と東京サンシャインボーイズによる脚本で、今だったら三谷幸喜が前面に押し出されるだろうけど、当時は監督の中原俊が「櫻の園」で賞を取った直後で、「やっぱり猫が好き」で名を売り始めたばかりの三谷さんは、まだメジャーシーンではパッケージに大きく書かれるような存在ではなかったようだ。
タイトルからわかるように、ピーター・フォンダの「十二人の怒れる男」のパロディ。
但し、一人の男が無罪を主張し始めたオリジナルとは違って、こちらではみんなが無罪を主張する中で、一人の男が有罪を主張し始める。
オリジナルは社会派を気取った感じで、なんだか説教クサイが、こちらはコメディ。
無罪と有罪の間で揺れ動く陪審員たちのやりとりが面白いのだ…けど、なんだかそれほどでもないような。
演劇版の配役表ってのがこちらなのだけど、みたいよなー、これ。
映像残ってないのかな。NHKあたりでやって欲しい。
そういえば江口洋介を起用して近々再演されるってニュースを聞いたような。
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