感染防止のための手段は、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)、患者との接触を避けるということです。高齢者の医療介護業界では2月下旬から、家族との面談を取りやめたり、サービスを絞るなどの措置が始まりました。もともと社会的に孤立しがちな高齢の患者にとって、家族との面談や、週に何回かいけるデイサービスは、数少ない社会とのつながりです。
それを制限することで、高齢者はさらに孤立を深め、身体機能、認知機能、生活の質が低下しています。とはいえ、新型コロナウイルスにかかってしまうと命の危機になる。とても歯がゆく、辛い状況です。
それを制限することで、高齢者はさらに孤立を深め、身体機能、認知機能、生活の質が低下しています。とはいえ、新型コロナウイルスにかかってしまうと命の危機になる。とても歯がゆく、辛い状況です。
Forbes JAPAN 2017年10月号の表紙を飾った佐々木淳医師は、在宅診療を専門とする医療法人、悠翔会(東京都千代田区)を2006年に設立。非常勤を含め80人の医師が所属する13の拠点(6月に15拠点になる予定)を通じ、約5000人の通院困難な高齢の患者向けに、24時間体制の在宅総合診療を行なっている。在宅診療では国内有数の規模のクリニックだ。