シカゴのこぶた

こぶたとの楽しい生活 in シカゴ

City Beautiful~シカゴの春

2009-05-17 22:07:38 | Chicago Life

シカゴの冬は長くて暗い。でもいったん春が来るとそれはそれは美しい。長く辛い冬を忘れさせてくれるような、或いは長く辛い冬を過ごしたからこその、鮮やかな春。

シカゴの春の青空は日本のそれよりも青い。抜けるような、青。そして目に染み入るような輝く黄緑色の木々の新緑。花々の色の深さも目に痛いほど。こんな鮮やかな色、日本では知らなかった。

どうしてこんなに鮮やかな色が出るのだろう。日本との光線の加減の差のせいだろうか。春だけではなく、紅葉の季節にも金色、その鮮やかな葉の色に思わず息を飲む。

シカゴに初めて1年の予定で来た頃、ああ、この鮮やかな色を楽しめるのもあと1年。。と悲しく思ったものだった。それが気付いたらもう9年目を迎える(笑)。良かったのか悪かったのか、いずれにしても9年経っても未だにこの鮮やかなシカゴの色には毎春、毎秋、驚かされる。

                 

特にこの春はシカゴ・ダウンタウンのメイン・ストリート、Michigan Avenue(ミシガン・アヴェニュー)をチューリップで埋め尽くそうという「City Beautiful キャンペーン」が4月、5月の間に行われているのでその華やかさも一層。

この粋なキャンペーンのお陰でシカゴのダウンタウンは文字通り、色とりどりのチューリップで埋め尽くされている。1871年にシカゴの街を全焼したシカゴの大火の残存、ウォーター・タワーの前は真っ白なチューリップ1色。それ以外にもピンクだけ、赤だけ、赤と黄色の組み合わせなど、セクション毎によって様々な色のチューリップの組み合わせが楽しめる。

                 

毎朝、毎夕通勤の目を楽しませてくれるチューリップの色の洪水。その中でも私のお気に入りははフェラガモのショップの前の真っ白で、丈の高い凛としたチューリップに丈の低めの淡いピンク色のぷっくりしたチューリップが混ぜられたセクション。

あまりの愛らしさに思わず花弁に触れてしまう。チューリップの寝台に思わず身を投げたくなる。
                 
          

こんな華やかなシカゴの春の日差しに噴水の水飛沫も一段と透明感を増しているかのよう。クリスタルに輝く水の雫の向こうに見える観光用の馬車のせいか、何だか夢を見ているかのような錯覚に陥るシカゴの、春。

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