シカゴのこぶた

こぶたとの楽しい生活 in シカゴ

2nd Anniversary

2008-08-25 00:38:41 | Special Occasions

今週末は私とこぶたの2回目の結婚記念日だった。

あっという間だったような、長かったような2年間。

私たちは結婚式もしなかった。お金も時間もなかった。結婚しよう!と決めてすぐフランスへ飛んだ。そしてパリで1年、シカゴで1年が経過した。

いろいろあったな。。いろいろな所へ一緒に行ったな。。いろいろ一緒に料理していろいろ一緒に飲んで、いろいろ一緒に食べて。。

夫婦って、こういう小さな「いろいろ」な経験の積み重ねなんだろう。

将来、もしかしたら、お互いに新たな出会いを経験するかもしれない。でも、その新たな出会いは一緒に積み重ねてきたこれらの小さな経験を壊すに値するものではないのだろう。

新たな出会いはどきどきするかもしれない。でも2人で共有した時間、2人の思い出は掛け替えのないもの。2人で作り上げてきた歴史は一瞬のときめきよりも大切なもの。

2人の会話、2人のジョーク、2人の時間。

2回目の結婚記念日には思い出のシャンパン、ジョセフ・ペリエーを開けた。値段的には決してトップブランドではない。でも私たちにとっては2人の縁を結んでくれたとても愛しいシャンパン。最高の味がした。

スモークサーモン、帆立のリエット、こぶたが焼いてくれたワカメブレッド、7種のお野菜のスープetcをジョセフ・ペリエーと頂いた。

月800ドル、築100年の古い古い小さなアパート。でも夕陽がさんさんと差し込んでくる2人の城。ジョセフ・ペリエーが夕陽に染まってとてもきれいだった。

これからも毎年、場所は変わるかもしれないけれども、こうやって2人でささやかに記念日を祝っていきたい。

こぶちゃん、これからもどうぞ宜しくね

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ランス~シャンパーニュの旅

2008-08-22 04:34:08 | Paris Life 06-07

去年のクリスマスはフランス、シャンパーニュ地方ランス出身の友人、ゴティエの家を訪れた。

彼とはシカゴで大学の寮に住んでいたときの寮友達。こぶたともその寮で出会った。ゴティエの婚約者が日本人ということもあって機会があると今でも4人で会っている。

ゴティエは今はパリのラ・デファンスで働いている。でも何故かパリ嫌いの彼は毎週末ランスの両親の家に戻る。彼の婚約者もちょうどクリスマスにゴティエに会いにランスに来るということで、私とこぶたも1泊2日でランスを訪れることにした。

ゴティエのお父さんはシャンパンメーカー、ランソンに勤めている。だからゴティエはシカゴに来るときはいつもランソンのシャンパンを抱えてきてくれる!私がロゼ・シャンパンがこの世で一番好きなことを知っているのでランソン・ロゼを持ってきてくれることもある。あぁなんて素晴らしい友人(笑)。

ところが何とももったいないことに、ゴティエはお酒が好きじゃない。一緒に食事に行ってもオーダーは「水」。お家に招いて彼のシャンパンを開けても彼が飲むのはグラスに半杯。あぁ、なんともったいない!でも No Problem, 私たちが代わりに飲んであげるわ(笑)。

          

パリから1時間半の電車の旅で着いたランスは美しいカテドラルとシャンパンで有名な小さな街。寒かったけれど、クリスマスイルミネーションがとてもきれいだった。

ゴティエのお家はこじんまりと居心地がいい。全てが古く、使い尽くされている感があるけれどもそれがまた暖かくていい。アメリカは全て新品。なんだか居心地悪い。ゴティエの両親はたまたまスペイン旅行中で留守だった。

4人で家のそばのタティンジェ(Taittinger)のシャンパンカーヴを見学した。驚くばかりの数のシャンパンボトル。そして古い古いカーヴ。ランスのシャンパン造りの歴史の長さを感じる。

                         

カーヴ見学の最後に一人グラス一杯のタティンジェのシャンパンが振舞われた。私は誰かが飲まなかった分ももらって2杯

タティンジェのシャンパンはどちらかというとシトラスなフレーバーが強い気がする。私はもっと香ばしいシャンパンが好きだけれども、腐ってもシャンパン、文句は言わない(笑)。

夜はゴティエと婚約者がシーフードとラタトゥイユを料理してくれた。そして勿論開けたのはランソン。その夜はシーフードだったこともあってロゼでなくゴールド。

シャンパンづくしの楽しい旅となりました。

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パリ散歩

2008-08-21 04:40:29 | Paris Life 06-07
          

モンパルナス大通りの夕景。

毎日モンパルナスからカルティエ・ラタンにあるソルボンヌまでこのモンパルナス大通りを歩いて通った。モンパルナス大通りからリュクセンブール公園を抜けて、パンテオンを通って歩いた。

毎日徒歩40分の通学路、お気に入りのブランジェリーやアイスクリーム屋などを発見しながら歩いた。

お気に入りのブランジェリーはエリック・カイザー。小さな街角にひっそりあるこじんまりしたブランジェリー。でもいつも人が並んでいる。

ギャラリー・ラファイエットやサンジェルマン・デ・プレにもカイザーはあるけれど、私は通学路にあるこのカイザーがお気に入りだった。なんだか「ネイバーフッドのパン屋」という雰囲気が好きだった。

一度バゲットを求めに並んでいたとき、前に並んでいたおじさんがレジの横にあったフィナンシェの小袋を買ってくれた。30代の私も彼には子供に見えたのかな?こぶたはきっと下心が、、なんて言うけど、私は今でも親切心からだったんだと信じている。

そこのカイザーでは良く試食品が出ているのがまたお気に入りの理由の一つ。オリーブにサンドライドトマトなど、ちょっと高くて普段は買えないバゲットが試食に出ていて嬉しかった。ショコラなどスウィーツが出ていることもあった。

私のカイザーのお気に入りはシンプルなマルゼルブバゲット。こぶたはクリスピーな香り高いシリアルバゲット。

一度東京に帰ったときに新宿伊勢丹でカイザーのバゲットを買ってみた。でもでも。。何か違う。。皮のクリスプさ、中のしっとりさ、粉の味、全てが違う。残念だった。アメリカではカリフォルニアに一軒カイザーの店があるらしい。いつか試してみたいな。

モンパルナス大通りにはロシアの食材店もあった。ローズヒップのジャムやキャビアを買ってみた。小さいキャビアの瓶が10ユーロ、絶対本物じゃない(笑)。でも美味しかったからいいや。

ドゥランブル通りにはさらに「ネイバーフッド」的なブランジェリーがあった。そこのバゲットは異様に黄色くてどっしりしている。なんで黄色いのか一度聞いてみたけれど、私のフランス語力では理解不能(苦笑)。カイザーのマルゼルブとここの「黄色いバゲット」が私のパリでのお気に入りだった。

ドゥランブル通りとエドガー・キネが交差するところの小さい広場にあるカフェで夕食前にこぶたとキールの食前酒を飲むのも好きだった。

ああ、思い出すときりがない!楽しかったパリ生活。またいつか、戻れたらいいな。そしたらお気に入りになったカフェ、ブランジェリーを全部また、巡ってみよう。

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パリの美味しいもの~レストラン

2008-08-20 10:02:36 | Paris Life 06-07

パリではあまりレストランに行かなかった。

私の家は毎日決まって6時、遅くとも6時半には夕食をとる家だった。こぶたの家もそれくらい。基本的にアメリカ人の夕食は早い。5時に夕食、なんて話も良く聞く。

フランス、ヨーロッパのレストランは大体夜の8時、早くて7時半に開く。スペインに旅行したときはレストランの開店時間がもっと遅い9時。耐えられなくて良くいつでも開いているバールでタパスの夕食になった。

早い夕食に慣れてる私たちにはパリのレストランの開店時間までの待ち時間が苦痛だった。。

お腹を減らしてレストラン開店直後に行っても店はがらがら。お客がぼちぼちやってくるのが9時頃。私たちは早めに夕食を済ましてお腹をこなしてから寝たい。フランス人はお腹いっぱいのままどうやって寝れるのかね~、身体に悪いよね~と、2人で余計な心配をしていた(笑)。

開店時間もさることながらフランスのレストランはちょっと期待外れだった、ということもある。昔短期間フランスを旅行したときはどこで何を食べても美味しく感じ、「さすがフランス!」と感激したもの。

でも1年パリに住んでパリのレストランに慣れてみると、その多様性の無さに段々飽きがくる。食事は美味しい。でもメニューがいつも変わらない。決まってメニューにあるのは鴨の胸肉、ビーフのタルタルにビーフのブルゴーニュ風etc。

               

そしてアメリカや日本に比べて多国籍料理のお店が断然少ない。モロッコやレバノン料理のお店はあるけれど、タイ料理にメキシカン、寿司バーにエチオピア料理と選り取りみどりのアメリカに比べると断然選択肢に欠ける。

パリのレストランは美味しい、でもたまにはスパイシーなものやアメリカンなジャンクも食べたいよね。

だから家でよく料理をした。フランスの食材は美味しい。そしてワインも安くて美味しい!だからスーパーで食材とワインをゲットしてお家ご飯にしていた。

               

でも勿論、たまに行く美味しいレストランのフレンチは美味しかった!上の写真はモンパルナス大通りにあるレストラン、 C'est Mon Plaisir(セ・モン・プレジール)。

ピンク色に染まる夕暮れの中、窓際の席でプロヴァンスのロゼを飲んだ。こぶたはうさぎのカレーソース、私はうずらのプポルチーニリゾット添え。アメリカのレストランでは確かに食べられない繊細なフレンチでしたよ。

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パリの美味しいもの~家ごはん

2008-08-19 07:16:30 | Paris Life 06-07

私たちは2人とも料理が好き、というよりも、食べることが大好き。

週末におでかけするとき以外は必ず料理する。時間があるときは2人で一緒にキッチンに立つ。こぶたはベイク物が得意。お母さんがあまり料理をしないこともあって小さいときから料理をしていたらしい。

パリに住んでいたときは特に料理をするのが楽しかった。何せ料理したくなる食材が多い。

シカゴはアメリカ中西部、海がない。だからシーフードがあまりない。良く食べられるシーフードはサーモンになまず。こぶたは小さいときはあまりシーフードを食べなかった。シーフードと言ったら冷凍のフィッシュフィンガーだったらしい。。そんなの、シーフードじゃないぞ。

だからパリでは良くシーフードを料理した。私たちが住んでいたモンパルナス、モンパルナスタワーのふもとのエドガー・キネで水曜日と土曜日に開かれるマルシェで新鮮なシーフードをゲットした。

マルシェではシーフード以外には新鮮なチーズやホームメードのキッシュ、タルトを買った。マルシェのチーズとフルーツにカイザーのシリアルバゲットで簡単なランチ、というのが私たちの土曜日のささやかな楽しみ。

          

勿論シーフードじゃなくてお肉も良く料理した。フランスのお肉はアメリカのお肉に比べて美味しい。アメリカのスーパーで買う肉は、外側はきれいなピンク色なのに中は茶色、ということが良くある。見た目を良くするために外側に酸化防止剤か着色料でもつけているのだろう。フランスのお肉ではそんなことはなかった。

上の写真は2種類のビーフステーキとロックフォールにキャラメライズしたオニオン。グリーンビーンズにマッシュポテト。ワインはフランス西南部のミネルヴォワ。ビーフとロックフォールにはちょっと軽かったかもしれないけど、フルーティーで安いので良く飲んだ。

          

ディナーの後、アイスクリームが食べたくなって右岸のベルティヨンまで散歩した。ステーキの後はやっぱりアイスクリームが一番!

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パリのスウィーツ~ピエール・エルメ

2008-08-18 01:22:28 | Paris Life 06-07

サダハル・アオキのケーキがきっかけで私とこぶたはパリのスウィーツにはまった。

でも最終的に2人が一番好きだったのは、ピエール・エルメ。

ピエール・エルメ、名前だけ知っていたけれど、食べたことはなかった。アメリカにはエルメのお店はない。日本ではどこにでもあるみたいだけれど?

エルメのお店はパリに数件あるけれど、私たちは私たちの住んでいたパリ14区のお店に通っていた。友人から聞いた話ではエルメの厨房はこのお店の地下にあるので、ここのケーキが一番フレッシュらしい。

初めてエルメのケーキを買ったのは私の誕生日。誕生日までおあずけだった。なぜってやっぱり。。高いから(涙)。でもその後は理性を失くしたように通ってしまった。人生、楽しまないと!

エルメのケーキはとってもリッチ。プライスもリッチだけど、お味も超リッチ(笑)。

私がノックアウトされたエルメのケーキはタルト・ヴァニーユ。白い、とてもシンプルなタルト。普段はスウィーツで好みが分かれるこぶたともタルト・ヴァニーユが一番!という点では一致した。

               

このタルト・ヴァニーユ、濃いヴァニラクリームにホワイトチョコレートでとっても濃厚。実はタルト・ヴァニーユを食べた夜は必ず激しい胃痛に見舞われた。繊細な日本人の胃にはちょっとリッチすぎるのかしら。。こぶたには何も異変が起こらなかったもの。

そんなに苦しんでも、買い続けるほど美味しい。濃厚さがたまらない。

サダハル・アオキとエルメの違いはこの濃厚さ、かもしれない。サダハル・アオキのケーキは味がエルメに比べるとライトな気がする。私はスウィーツでもフードでも濃厚なものが好きだ。

タルト・ヴァニーユ以外ではライチとフランボワーズのイスパハンが好き。ピンク色の可愛いケーキ。こぶたがヴァレンタインに買ってきてくれた。ヴァレンタインにはイスパハンがハート型になる

さすがエルメ、やることがステキ。このハートのイスパハンの写真を撮り忘れたのがとっても心残りです(涙)。

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パリのスウィーツ~サダハル・アオキ

2008-08-16 13:53:46 | Paris Life 06-07

パリでスウィーツにはまった。

シカゴにいるときはあまり甘いものは食べなかった。アメリカのスウィーツといえばブラウニー、ピーカンパイ、アップルパイにドーナッツ。。ひたすら大きくて、甘い。甘すぎて頭ばかりか顎まで痛くなる。

それがパリに来てスウィーツに目覚めてしまった。はまったきっかけはソルボンヌのクラスメートが私の誕生日にプレゼントしてくれたサダハル・アオキのケーキ。

サダハル・アオキなんて聞いたこともなかった。パリで有名になった彼も今は東京でも超人気らしい。ホントかな?

友人が持ってきてくれたケーキはキャラメル・サレのタルトにアプリコットショコラのケーキ。キャラメルの中にほんのり効いた塩味がキュッと甘ったるくなりがちなキャラメルの味を引き締める。

こんな高度な技、アメリカのスウィーツには、無い。アメリカ人はキャラメルが大好き。アイスクリームにも、クッキーにも、何にでもキャラメルがかかっている。そしてこのキャラメルがあま~~~い。

この最初の衝撃的な出会い以来、何度かサダハル・アオキのケーキを買った。そう、「何度か」しか買わなかった。。それは。。高すぎるから(涙)。パリは物価が高い。

この何度かしか買えなかったサダハル・アオキのケーキ、私が一番好きだったのはモンブラン。ラムの味がしっかり効いて、中にひっそりラズベリーが入っている。苦味、甘味、酸味の絶妙の調和

          

そういえばアメリカにはモンブランがない。マロン味のスウィーツがない。今まで気づかなかったけど、何故だろう?アメリカでモンブランを作ったらきっとはやると思うけど。

          

こぶたの一番のお気に入りは抹茶ドーム。抹茶味のドーム型のスポンジの中につぶ餡が入っている。アメリカ人は抹茶味や小豆味が大好き。アジア系レストランのデザートは決まってグリーンティーアイスクリーム。日本人にとっては物珍しくもないけど、アメリカ人にとってはきっと新しい味で面白いんだろうな。

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パリ生活の始まり

2008-08-10 11:04:12 | Paris Life 06-07

去年1年間こぶたとパリに住んでいた。

私は博士課程の勉強に行き詰まりを感じていてこれからどうしようか悩んでいた。こぶたも博士課程の奨学金を逃し、行き詰っていた。

私のいた学部の博士課程は修了するのに8年から10年かかる。4年間を終え、あと4年間続ける気力が衰えていた。本当に博士課程を終えたいのか、将来何がしたいのか、見失ってしまっていた。

ふたりとも行き詰った勢いでじゃあフランスにでも行くか!という何とも軽いノリだった。こぶたの研究はフランスに関係があるし、こぶたはフランスに1年、ベルギーに1年留学していたのでフランス語が堪能。フランスで英語を教えて生活費を稼ぎながら研究を続けることにした。

私は学部時代の第二外国語はフランス語だった。他の学科は全て成績悪かった中、フランス語だけはストレートAだった(笑)。東京でのOL時代は仕事帰りに日仏学院に通っていた。

そんな訳でどうせフランスに行くなら、もう一度本場でフランス語を学んでみようと一念発起。お金はかかるけど・・・フランスの滞在許可証(カルト・ドゥ・セジュール)を取るのにも学生のほうが楽だし。学校はソルボンヌに決定。

勢いだけでシカゴの博士課程のほうは1年休学にしてあっという間にフランスに移住。

こぶたはフランス語が堪能だし、何せフランスに住んでたし、セトルダウンの準備はお任せ、なんて甘く見すぎていたっ。

パリ15区のホリデー・インに取りあえず滞在しつつアパート探しを開始するも、なかなかいい物件が見つからない。何せどこも高すぎる(涙)。急場しのぎでマレのアパートを1週間借りることに。

          

その1週間、奔走しまくりでついにモンパルナスのアパートに落ち着くことになった。モンパルナス駅裏、アントワーヌ・ブーデール美術館に面した閑静なアパート。我ながら完璧だわ。

こぶたはモンパルナス駅から1時間の美しい大聖堂で有名な小さな町、シャルトルで教えることになったのでさらに完璧。

こうして私たちのパリ・モンパルナス生活が始まった。

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初めまして。

2008-08-05 12:33:04 | Welcome!

こぶたというのは私、junebug、のだんな様。


こぶたとのシカゴでの生活は笑いがいっぱい。

日本語が全くわからないこぶた、でも自分のことを「コブチャン」と呼んでいる。

だから最近は私も彼を「こぶちゃん」と呼ぶようになった。シカゴの街中でも大声で

こぶちゃ~んっ

どうせ周りの人は何のことだか分からないしね(笑)。


そもそもいつからこぶたは「コブチャン」になったんだっけ?

確かこぶたがご飯を食べ過ぎて苦しみながら

"I feel like I am a pig!"

と叫んだのが始まり、だったような気がする。でも確かじゃない。。


今では口癖が「ブーブー」とまでになってしまった。

私のアテンションをゲットしたいときは決まって「ブーブー」と鳴く。ちょっと、ウザい。でもやっぱり。。

カワイイ(笑)。


こぶたとの生活も丸2年になる。早いなあ。。

去年一年間は一緒にパリに住んでいた。

いっぱいワインを飲んだ。2人ともワインが大好き。でもビールも好き。カクテルも、お酒も。。


でもやっぱりシャンパンが一番好き一年に一度か二度飲めるくらいだけど。。

一番好きなのはゴセ。ランソンのロゼも好き。

今飲んでみたいのはゴセのロゼ。美味しいんだろうな~。飲めるのはいつなんだろう(涙)。


こぶたは今、Ph-d 取得のために頑張っている。

Ph-d が取れたとき、ゴセのロゼを買ってあげようかな。


実は一緒に Ph-d を目指していた私は今ではシカゴの Working Woman になってしまった。

私のためにも、こぶたの夢を叶えるために一生懸命働かないとね。

シカゴのワイン、高いし。

こんな私たち、どうぞ応援よろしくお願い致します。

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こぶたとの出会い

2008-08-04 06:54:45 | Weblog

こぶたとはシカゴの同じ大学の寮に住んでいた。キッチンで料理しているときや寮のパーティーで見かけて顔は知っていた。

でもとってもシャイなこぶた、私に話しかけてくるなんてことはなかった。私も自分から知らない人に話しかけるのはちょっと苦手。

そんな「顔は知ってるけれど話したことはない状態が」4年も続いていた。


そんな私とこぶたに共通の友人が出来た。やっぱり寮に住んでいたイタリア人の女の子イレーネ。イレーネはピサから来ている1年間だけの交換留学生だった。

こぶたはイタリア系ということもあってイタリア語を勉強していたことがある。それがきっかけでイレーネと友達になったらしい。私はキッチンで和食を作っていたときにイレーネが「何を作ってるの?」と話しかけてきたのがきっかけで友達になった。

イレーネはとっても料理が好き、そしてとっても料理が上手。彼女の誕生日パーティーには寮の友達数人を呼んでその腕前を披露してくれた。手打ちパスタにグリーンピースとパンチェッタのクリームソースとラグー。フォンティーナチーズ入りの手作りフォカッチャにティラミス。


そのパーティーにこぶたと私も呼ばれていた。そして料理が好きな私たち2人、イレーネにイタリア料理を教わることになった。

「イタリアン・クッキングクラブ」と称して週に何度か3人で料理した。手打ちパスタから手作りパンプキン・ラビオリ、スピナッチ・ラビオリなどなど、色々教えてもらったっけ。

ある日の「イタリアン・クッキングクラブ」はこぶたが一人でコック・オ・ヴァンを作ることになった。いつも料理を教えてくれるイレーネに感謝を込めて。でもコック・オ・ヴァンってフレンチでは。。?ま、いっか(笑)。


貧乏学生の私たち、普段は予算10ドル以下のワインしか買わなかった。

でもその夜のこぶたはシャンパン、ジョセフ・ぺりエーとシャトー・ヌフ・ドゥ・パヴの2本を買ってきた。そしてコック・オ・ヴァンを煮込んでいる間、キッチンでジョセフ・ペリエーをアペリティフとしてポーンッと開けてくれた。


その瞬間だったの、私がこぶたに落ちたのは!


女の子はいつでもシャンパンには弱いもの(笑)。

そのコック・オ・ヴァンのディナーの後で週末のディナーデートに誘われた。そして、驚くべきことに今に至る。


今でもたまに思う。私はもしかしたらシャンパンに落ちたので、こぶたに落ちたのではなかったのかもって(笑)。

それでもま、今幸せだからいっか

そんな訳でジョセフ・ペリエーは今でも私たちの記念シャンパンになっている。


いつか2人で私たちの縁の神、イレーネをピサに訪れるのが私たちの夢です。

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