goo blog サービス終了のお知らせ 

Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

初詣

2020年01月01日 16時24分39秒 | その他の日記

 今日は、元旦ですので、毎年恒例の初詣に行ってきました。

 毎年、水戸市内にある、常磐神社に行ってます。

 

 今日は、お天気も良く、多くの人で賑わっていました。

 

 

 境内では、猿回しの猿が演技を披露していました。

 今年も、相変わらずの平穏を祈願してまいりました(^-^;

 


正月飾りの古伊万里

2020年01月01日 07時11分43秒 | 古伊万里

 新年おめでとうございます。

 今年もよろしくお願いいたします。

 さて、今日は、新年に相応しいものをと思い、次の小皿をアップいたします。

 

伊万里 色絵ゆずり葉文六角形小皿  表面

口径:14.6cm  高台径:7.4cm

製作年代:江戸時代前期

六角形に成形し、口縁には鉄釉で口紅を施しています。

 

 

 なお、「葉」は、「緑」と「青」で交互に描かれているんですが、この画像からは、それが明確でなく、「緑」と「青」のコントラストの妙が伝わりませんので、次に、「葉」を拡大した写真を追加します。

 

「葉」の部分の拡大写真

 

 

 

裏面

高台内銘:二重角福

 

 

 この小皿は、平成28年のゴールデンウィークの際、「東京・平和島全国古民具骨董まつり」で購入したものです。

 この小皿を最初に見たとき、呑兵衛の私は、「あれっ、清酒「月桂冠」のマークかな、、、」と思いました(-_-;)

 でも、清酒「月桂冠」のマークは、そんなに古いものではないわけですから、或いは、古代ギリシャで競技の優勝者などに与えられた「月桂冠」をモチーフにしたものなのかな~と思いました。

 しかし、江戸時代前期の陶工が、古代ギリシャの「月桂冠」のことなど知るわけないですよね~(-_-;) そのことに直ぐ気付きました。

 じゃ、一体、これは、何からヒントを得たのだろうかと考えました。

 しばし考えましたが、ふと、或いは、これは、正月飾りの「ゆずり葉」ではないかと思い付いたんです。

 ただ、我が家の庭にも「ゆずり葉」の木がありますが、この小皿のように、葉が1個所から三枚づつ規則的には出ていないんですよね。実際には、葉は、交互に1枚づつ出ていて、先端部分では1個所から何枚かがまとまって出ているんです。つまり、葉の付き方が違うんです。

 葉の付き方からすれば「ゆずり葉」ではないことになりますが、葉の形としては「ゆずり葉」なんですよね。

 それで、私としては、いろいろと考えても分からないので、これは、もう、「ゆずり葉」をモチーフにし、それをデザイン化した文様であろうと決めつけることにしました(^^;

 皆さん、ご承知のように、「ゆずり葉」は、新しい葉の芽生えのために古い葉が交代する(譲る)という性質になぞらえ、後の世の代々まで福を譲るとの願いを込めて、正月飾りの一つにされていますよね。

 ということで、今日は、この小皿を、正月飾りの一つとしてアップに及んだものです(^-^; でも、この小皿の文様を「ゆずり葉文」としましたのは、私の独断と偏見によりますけれど、、、(-_-;)