たき洋一奮戦記 ~私たちの未来は 私たちの手で! 

たき 洋一 が、私たちの声でつくる政治への挑戦を綴ります

会議って?(その3)

2011-10-30 17:00:14 | 政治活動

(本日の写真も全てイメージであり、本文とは無関係です)

昨日の続きです。
さて、委員全員に発言を求めるケースです。
これは、比較的市民が多く委員として入られる場合に多いと感じます。
回毎にテーマを設定して、それぞれに意見をいただくように事前にお願いをしています。
ですので、委員の方は、他の委員の発言に対して議論を行うのではなく、ご自身のお考えを発表する形をとります。
欠点としては、全員の用意された発言をいただくわけですので、時間がかかるため、委員お一人が一回づつ発言されて、会議は終了です。
あとは、次回の予定と宿題の発表という形になってしまいます。

もちろん、最初に紹介した発言のない会議に比べると、大変大変中味のある会議といえると思います。
問題は、このいただいたご意見がどのように最終結論に反映されるかです。



委員長は事務局に対して、この結果をまとめて次回報告するよう指示されます。
委員さん全員からの発言を纏めるのは至難の業でもあります。
で、どうなるかというと、ほとんど事務局と申しますか、当局の考えている方針に都合のいい部分をピックアップすることとなります。

では、折角いただいた意見は何だったのか?となります。
そして、最終の答申案の際に、「私の意見は全く盛り込まれていない」との不満が続出します。
それは、折込済みとして、当初の方針通りの答申が作成されたうえで、「このような貴重なご意見をいただいた」と付記することになるのです。

またお忙しい市民の方にお昼に時間をとっていただきますので、みなさん短時間いえ予定時間に終了しようという意識が働きます。
夜間に開催の場合もありますが、その場合も自ずと終了時間は延長できません。

そこで、委員全員の承認を得たと、答申がなされることとなります。

どうですか?
もちろん何度も申しますが、全てではありませんが、このようなケースも多々あるのです。

では、なぜ会議や答申が必要なんですか?
それは、住民の方のご意見を伺ってではなく、「住民や業界の方々のご意見または要望をお聞きした結果、このようにします。」と持っていくためのように思われます。

明日は説明会と呼ばれるものについて触れたいと思います。
(続く)