私の世代では、大阪万博といえば懐かしい思い出です。
小学2年生の私は、何度も何度も通ったものでした。
万博が終わり、エキスポランドも閉園した今でも、しっかり大地に根を下ろし未来を見据えているのが太陽の塔です。
「芸術は爆発だ!」の岡本太郎さんの代表作です。
この太陽の塔は3つの顔を持っています。
正面胴体部の顔は現在を、上部の金色の顔は未来を表しているそうです。
では、もうひとつは…
現在、未来といえば過去です。
過去の顔は、背面にあります。
この過去の顔は外部からは見ることができませんね。
もう40年も前に建設されたものでありながら、今でも存在感を示しています。
その前に、現代美術家ヤノベケンジさんの「SunChild」が展示されました。
これは、おおさかカンヴァス推進事業2011の作品として展示されたものです。
前の説明によると、
《 Sun Child 》 は再生・復興してゆく人々の心に、大きな夢と勇気を与える希望モニュメント。高さ6.2mにおよぶこの巨大な子供の像には、防護服を脱いでも生きてゆける世界を希求し、たとえ傷だらけになっても完全と足を踏ん張り、たくましく前を見据えて立ち向かうという、次に来たるべき未来像とメッセージが込められています。
岡本太郎氏の「太陽の塔」と呼応するように、《 Sun Child 》 はその手に“太陽”を持ち、大阪の地より世界中へと希望の光を贈ります。
と書かれています。
震災、原発事故がおこり、将来の不透明感に不安になる現在、希望の光、
あるいは灯火である“太陽”を心にとどめ、立ち上がる人々によって、
世界は再び明るい未来へのメッセージですね。
10月28日より、東京の岡本太郎記念館でも展示されるそうです。