たき洋一奮戦記 ~私たちの未来は 私たちの手で! 

たき 洋一 が、私たちの声でつくる政治への挑戦を綴ります

会議って?(その2)

2011-10-29 20:03:32 | 政治活動

(本日の写真も全てイメージであり、本文とは無関係です)

昨日の続きです。
このような会議に住民代表が入ることもまだ少ないのが現状です。
そして、業界団体や直接利害関係にある方々には、この会議に前後して打ち合わせと称する会議が役つき委員を対象に事務局主導で行われるケースもあります。


この打ち合わせで、意見はあってもスムーズな進行をお願いするとともに、事務局としての方向性をレクチャーします。
ここで、多少の議論がある事もありますが、委員の方も半ば諦めとともに了承するしかありません。
想定問答もここで検討されます。
他の委員からの発言に対しては、こう発言して潰し当初の線で結論を得るよう議論されます。

何より議事録という、後々形となって残る事に神経を使います。
打ち合わせ時の議論は残りません。
できるだけ全員の総意をとりたいし、言質をとられないようにということに力を注がれます。

もちろん、委員長や座長なども事前に事務局において選任されます。
誰しも重い役は荷が重いと感じますし、委員となられる方は他の会議の委員と重複しているケースも多いですから、特に問題なくそのまま決定となります。
そして、事務局にとって好ましくない発言をするのではという委員には、率先して副委員長になっていただき、個人の意見より纏める側に回ってもらおうとします。

このように骨抜きの形の会議が行われます。

しかし、「あくまでも決定するのは委員の皆様であり、事務局ではありません。」これが重要なポイントです。
また、一般市民の方が委員として参加されている場合は市民の考えに、刷り込まれてしまいます。

そして、区長と呼ばれる方が参加している場合は、地域住民の声であり、地域は了承したという事になるのです。

これが、会議の実態です。
もちろん全てではありませんが、このような形のものもあるのも事実です。

明日は委員全員に発言を求める形式の会議についても紹介します。
(続く)