2016年1月29日(金)雨 5℃ 79%RH am7:45
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_ちからたろう
__日本の昔話 文 神沢利子 絵 池田浩彰 久保雅勇 福田庄助
__1966 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
あかんぼうのまま おおきく ならない こどもが いました。
あかんぼうは、とつぜん おおごえで いいました。
「おらに てつの ぼうを かって くれろ。」
そこで さっそく てつの ぼうを つくらせました。
できあがった てつのぼうの なんと おもたいこと。
むらの ひとが ひゃくにん かかって
「えんさら やんさら ほうい ほい。」
と、いえまで はこんで くれました。
「ううん、やあっ。」
あかんぼうは てつのぼうを にぎりしめ、
せのびを すると、
むく むく むく。
みあげるような おおおとこに なりました。
そして、かたてで おもい てつぼうを
びゅん びゅん ふりまわしました。
おおおとこに なった
ちからたろうは、ちからいっぱい はたらきました。
ある ひ、とうさん かあさんに いいました。
「おらに、三ねんかんの ひまを くれろ。ちからだめしの たびに でたいんだ。」
「そんなら、しっかり しゅぎょうして こいや。」
ちからたろうは、かあさんが つくって くれた にぎりめしを たべたべ、
てつぼうを ずしん ずしんと ついて、むらを でて いきました。
しばらく いくと、おおきな いしを ごろごろ
ころがして くる、らんぼうな おとこに あいました。
ちからたろうは、ころがって きた いしを けとばしました。
「にっぽんいちの いしこたろうが ころがす いしを、けとばした やつは だれだ。」
ふたりは、えいや えいやと くみあって、
ちからたろうは、いしこたろうを なげとばして しまいました。
「まいった。 おらを けらいに して くれ。」
いしこたろうは たのみました。
あるまちに つきました。
ふしぎな ことに、まだ ひるまなのに、
どの いえも、あまどが しまって います。
ある やしきの まえに くると、
うつくしい むすめが ないています。
「こんや、ばけものに さらわれて しまうの。」
「あんしんして おいで。ばけものは たいじ して やるよ。」
よるに なりました。「うおー。むすめは いるか。」
おそろしい こえがして、ばけものが やって きました。
いしこたろうと おどうたろうは、
ばけものに のみこまれて しまいました。
ちからたろうは、やっとの ことで ばけものを ねじふせました。
「みなさん、ばけものは たいじしましたよ。」
おおよろこび。やがて、ちからたろうは
むすめの むことなり、
みんな しあわせに くらしました。
の絵が好きです。
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

御来訪ありがとうございます。
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_ちからたろう
__日本の昔話 文 神沢利子 絵 池田浩彰 久保雅勇 福田庄助
__1966 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
あかんぼうのまま おおきく ならない こどもが いました。
あかんぼうは、とつぜん おおごえで いいました。
「おらに てつの ぼうを かって くれろ。」
そこで さっそく てつの ぼうを つくらせました。
できあがった てつのぼうの なんと おもたいこと。
むらの ひとが ひゃくにん かかって
「えんさら やんさら ほうい ほい。」
と、いえまで はこんで くれました。
「ううん、やあっ。」
あかんぼうは てつのぼうを にぎりしめ、
せのびを すると、
むく むく むく。
みあげるような おおおとこに なりました。
そして、かたてで おもい てつぼうを
びゅん びゅん ふりまわしました。
おおおとこに なった
ちからたろうは、ちからいっぱい はたらきました。
ある ひ、とうさん かあさんに いいました。
「おらに、三ねんかんの ひまを くれろ。ちからだめしの たびに でたいんだ。」
「そんなら、しっかり しゅぎょうして こいや。」
ちからたろうは、かあさんが つくって くれた にぎりめしを たべたべ、
てつぼうを ずしん ずしんと ついて、むらを でて いきました。
しばらく いくと、おおきな いしを ごろごろ
ころがして くる、らんぼうな おとこに あいました。
ちからたろうは、ころがって きた いしを けとばしました。
「にっぽんいちの いしこたろうが ころがす いしを、けとばした やつは だれだ。」
ふたりは、えいや えいやと くみあって、
ちからたろうは、いしこたろうを なげとばして しまいました。
「まいった。 おらを けらいに して くれ。」
いしこたろうは たのみました。
あるまちに つきました。
ふしぎな ことに、まだ ひるまなのに、
どの いえも、あまどが しまって います。
ある やしきの まえに くると、
うつくしい むすめが ないています。
「こんや、ばけものに さらわれて しまうの。」
「あんしんして おいで。ばけものは たいじ して やるよ。」
よるに なりました。「うおー。むすめは いるか。」
おそろしい こえがして、ばけものが やって きました。
いしこたろうと おどうたろうは、
ばけものに のみこまれて しまいました。
ちからたろうは、やっとの ことで ばけものを ねじふせました。
「みなさん、ばけものは たいじしましたよ。」
おおよろこび。やがて、ちからたろうは
むすめの むことなり、
みんな しあわせに くらしました。
の絵が好きです。
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。




御来訪ありがとうございます。