2016年11月 27日(日)雨 9.5℃ 80%RH am8:00
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_三つのおくりもの(1~3)
__ドイツのむかし話 文 星野慎一 絵 田名網敬一 久保雅勇 小林与志 箕田源二郎 滝原章助
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
むかし、やまの まきばごやに
まずしい むすめが、すんで いました。
むすめは、ときどき やって くる
こじきの おばあさんに、
ミルクと パンを あげるのでした。
ある ひ、おばあさんが、まきばごやに きて みると、
むすめが、めに なみだを ためて います。
「まあ。いったい、どう したんだね。」
「わたしの おむこさんに なる ひとが、
まちへ はたらきに いかなくては ならないのです。」
「おや おや。それは、かなしい ことだね。
わたしが、たすけて あげよう。」
と、おばあさんは いいました。
「この つえで、 あの いわを
たたいて ごらん。いわが
ひらいたら、なかに おはいり。
まっくろな やぎが のって いる
ながもちが あるから、なかから
つぼを もって おいで。
けっして、ほかの ものを
もちだすんじゃ ないよ。」
「そとへ でたら、また、いわを たたいて ごらん。
こんどは、くろぶちの やぎが のって いる
ながもちの なかから、いとまきざおだけを
もって くるんだよ。」
「その つぼと いとまきざおで、
いったい どう したら いいの。」
と、むすめは だずねました。
「まあ、おきき。三どめに、
また、いわを たたきなさい。
こんどは、しろい やぎの のって
いる ながもちが あるから、
なかから、くわの はを
とりだして おいで。
けっして、ほかの ものに
めを くれては いけないよ。
むすめは、おばあさんから つえを かりると、
げんきよく でかけて いきました。
むすめは、いわを たたいて、なかに はいりました。
ながもちには、ぎんかが いっぱい つまって います。
その うえに、つぼが のって いました。
むすめは、ぎんかが ほしくて たまりませんでした。
でも、おばあさんの いいつけを まもって、
つぼだけ もって そとへ でました。
ふたつめの ながもちからは、
きんかが ぴかぴか あらわれました。
でも、むすめは、いとまきざおだけ だして、
すぐ ふたを しめました。
三つめの ながもちからは、
ヂヤモンドや ほうせきが、
ざくざく でて きました。
でも、がまんして、
くわの はだけ とりだしました。
むすめが、つぼと いとまきざおと
くわの はを もって こやへ もどると、
おばあさんは いいました。
「さぞ、きんかや ぎんかが
ほしかったろうね。
この つぼで みずを くむと、
みずは たちまち ミルクか クリームに なる。」
「いとまきざおで いとを つむぐと、
きんかが かかってくる。
この くわで、はたけを たがやせば、
ひゃくばいも みのるんだよ。
だが、どれも、けっして
ひとに つかわせては
いけないよ。」
おばあさんが かえって しまうと、むすめは
さっそく、いとまきざおを ためして みました。
すると、きんかが、 きらきら かかって きました。
むすめは、ちいさな ふくろに、きんかが
いっぱいに なるまで、いとを つむぎました。
こんどは、つぼを ためして みました。
みずは、たちまち、ミルクに かわりました。
むすめは、もう まずしく ありません。
おむこさんに なる ひとと、
わかれなくても いいのです。
ふたりは けっこんして
まじめに はたらきました。
おむこさんが、くわで
はたけを たがやすと、
おばあさんの いう とおり、
ひゃくばいの さくもつが とれました。(つづく)
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。
Am10:15~11:30、礼拝に出席。
マルコによる福音書 12章13~17節
「神のものは神に返しなさい」
礼拝後、クリスマス電飾を取りつける準備をしました。雨がふっているので一部準備し、
後は後日としました。

御来訪ありがとうございます。
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_三つのおくりもの(1~3)
__ドイツのむかし話 文 星野慎一 絵 田名網敬一 久保雅勇 小林与志 箕田源二郎 滝原章助
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
むかし、やまの まきばごやに
まずしい むすめが、すんで いました。
むすめは、ときどき やって くる
こじきの おばあさんに、
ミルクと パンを あげるのでした。
ある ひ、おばあさんが、まきばごやに きて みると、
むすめが、めに なみだを ためて います。
「まあ。いったい、どう したんだね。」
「わたしの おむこさんに なる ひとが、
まちへ はたらきに いかなくては ならないのです。」
「おや おや。それは、かなしい ことだね。
わたしが、たすけて あげよう。」
と、おばあさんは いいました。
「この つえで、 あの いわを
たたいて ごらん。いわが
ひらいたら、なかに おはいり。
まっくろな やぎが のって いる
ながもちが あるから、なかから
つぼを もって おいで。
けっして、ほかの ものを
もちだすんじゃ ないよ。」
「そとへ でたら、また、いわを たたいて ごらん。
こんどは、くろぶちの やぎが のって いる
ながもちの なかから、いとまきざおだけを
もって くるんだよ。」
「その つぼと いとまきざおで、
いったい どう したら いいの。」
と、むすめは だずねました。
「まあ、おきき。三どめに、
また、いわを たたきなさい。
こんどは、しろい やぎの のって
いる ながもちが あるから、
なかから、くわの はを
とりだして おいで。
けっして、ほかの ものに
めを くれては いけないよ。
むすめは、おばあさんから つえを かりると、
げんきよく でかけて いきました。
むすめは、いわを たたいて、なかに はいりました。
ながもちには、ぎんかが いっぱい つまって います。
その うえに、つぼが のって いました。
むすめは、ぎんかが ほしくて たまりませんでした。
でも、おばあさんの いいつけを まもって、
つぼだけ もって そとへ でました。
ふたつめの ながもちからは、
きんかが ぴかぴか あらわれました。
でも、むすめは、いとまきざおだけ だして、
すぐ ふたを しめました。
三つめの ながもちからは、
ヂヤモンドや ほうせきが、
ざくざく でて きました。
でも、がまんして、
くわの はだけ とりだしました。
むすめが、つぼと いとまきざおと
くわの はを もって こやへ もどると、
おばあさんは いいました。
「さぞ、きんかや ぎんかが
ほしかったろうね。
この つぼで みずを くむと、
みずは たちまち ミルクか クリームに なる。」
「いとまきざおで いとを つむぐと、
きんかが かかってくる。
この くわで、はたけを たがやせば、
ひゃくばいも みのるんだよ。
だが、どれも、けっして
ひとに つかわせては
いけないよ。」
おばあさんが かえって しまうと、むすめは
さっそく、いとまきざおを ためして みました。
すると、きんかが、 きらきら かかって きました。
むすめは、ちいさな ふくろに、きんかが
いっぱいに なるまで、いとを つむぎました。
こんどは、つぼを ためして みました。
みずは、たちまち、ミルクに かわりました。
むすめは、もう まずしく ありません。
おむこさんに なる ひとと、
わかれなくても いいのです。
ふたりは けっこんして
まじめに はたらきました。
おむこさんが、くわで
はたけを たがやすと、
おばあさんの いう とおり、
ひゃくばいの さくもつが とれました。(つづく)
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。
Am10:15~11:30、礼拝に出席。
マルコによる福音書 12章13~17節
「神のものは神に返しなさい」
礼拝後、クリスマス電飾を取りつける準備をしました。雨がふっているので一部準備し、
後は後日としました。




御来訪ありがとうございます。