2016年3月 7日(月)曇りのち小雨 14℃ 79%RH am7:45
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。
今日の絵本
_リップ・バン・ウィンクル
__アメリカのむかし話 文 松井荘也 絵 司おさむ 水野二郎 高橋透
__1966 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
ある ちいさな むらに、リップと いう おとこが すんで いました。
リップが なまけものなので、いえは びんぼうでした。
ある ひ、リップは、てっぽうを かついで、
ウルフと いう いぬを つれいて、やまへ かりに でかけました。
そして、みちに まよって しまいました。
ゆうがたに なりました。
うちでは きっと、おかみさんが、はらを たてて まって いる ことでしょう。
その とき、だれかが、「リップ やーい。」と、よびました。
リップが したを のぞくと、
おじいさんが、さかだるを かついで、たにがわを のぼって きました。
リップが、おじいさんに てつだって さかだるを かついで、
たにがわを のぼって いくと、
ごろ ごろ ごろと、
かみなりの おとが ひびいて きます。
まもなく ふたりは、
がけに かこまれた ひろばに でました。
そこでは、おおぜいの おじいさんたちが ごろごろと
ボールを ころがして、ボーリングあそびを して いました。
リップが みんなに さけを ついで まわると、
おじいさんたちは、ごくん ごくんと のんで、
また ボーリングを はじめました。
さけの すきな リップは、
おじいさんに ないしょで ひとくち のむと、
その おいしいこと。
二はい 三ばいと のむ うちに、よっぱらって、
いつの まにか、ねむって しまいました、
あさ、リップが めを さますと、
あの、おじいさんに であった おかの うえに、ねて いました。
「ウルフ ウルフ」
リップは いぬを よびましたが、どこからも でて きません。
あしもとに さびた てっぽうが ころがっていました。
きのうの たにがわへ きて みると、
みずが ごうごう ながれて いて、
のぼって いく ことが できません。
リップは しょんぼりと
やまを おりて いきました。
むらに かえって リップは、びっくり。
たった ひとばんで むらは、すっかり かわって しまって、
しって いる ひとは、ひとりも いません。
やっと、じびんの いえを みつけましたが、おかみさんも、
こどもも、だれも いません。
「おじいさん、あなたは どこの だれかね。」
と、むらの ひとが いいました。
おじいさんと いわれて、リップが、
じぶんの むねを みますと、どうでしょう。
いつの まにか、ながい しろい ひげが、
のびて いるでは ありませんか。
「リップ・バン・ウィンクルを
しって いる ひとは、いませんか。」
と、リップは おどろいて さけびました。
「それは、わたしの ちちです。」と、あかんぼうを だいた おんなの ひとが いいました。
「わたしが、その リップだよ。」
リップが ねむって いる あいだに、二十ねんも たって いたのです。
このお話しは 私が高校の時、英語で読んだものでした。
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください

御来訪ありがとうございます。
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。
今日の絵本
_リップ・バン・ウィンクル
__アメリカのむかし話 文 松井荘也 絵 司おさむ 水野二郎 高橋透
__1966 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
ある ちいさな むらに、リップと いう おとこが すんで いました。
リップが なまけものなので、いえは びんぼうでした。
ある ひ、リップは、てっぽうを かついで、
ウルフと いう いぬを つれいて、やまへ かりに でかけました。
そして、みちに まよって しまいました。
ゆうがたに なりました。
うちでは きっと、おかみさんが、はらを たてて まって いる ことでしょう。
その とき、だれかが、「リップ やーい。」と、よびました。
リップが したを のぞくと、
おじいさんが、さかだるを かついで、たにがわを のぼって きました。
リップが、おじいさんに てつだって さかだるを かついで、
たにがわを のぼって いくと、
ごろ ごろ ごろと、
かみなりの おとが ひびいて きます。
まもなく ふたりは、
がけに かこまれた ひろばに でました。
そこでは、おおぜいの おじいさんたちが ごろごろと
ボールを ころがして、ボーリングあそびを して いました。
リップが みんなに さけを ついで まわると、
おじいさんたちは、ごくん ごくんと のんで、
また ボーリングを はじめました。
さけの すきな リップは、
おじいさんに ないしょで ひとくち のむと、
その おいしいこと。
二はい 三ばいと のむ うちに、よっぱらって、
いつの まにか、ねむって しまいました、
あさ、リップが めを さますと、
あの、おじいさんに であった おかの うえに、ねて いました。
「ウルフ ウルフ」
リップは いぬを よびましたが、どこからも でて きません。
あしもとに さびた てっぽうが ころがっていました。
きのうの たにがわへ きて みると、
みずが ごうごう ながれて いて、
のぼって いく ことが できません。
リップは しょんぼりと
やまを おりて いきました。
むらに かえって リップは、びっくり。
たった ひとばんで むらは、すっかり かわって しまって、
しって いる ひとは、ひとりも いません。
やっと、じびんの いえを みつけましたが、おかみさんも、
こどもも、だれも いません。
「おじいさん、あなたは どこの だれかね。」
と、むらの ひとが いいました。
おじいさんと いわれて、リップが、
じぶんの むねを みますと、どうでしょう。
いつの まにか、ながい しろい ひげが、
のびて いるでは ありませんか。
「リップ・バン・ウィンクルを
しって いる ひとは、いませんか。」
と、リップは おどろいて さけびました。
「それは、わたしの ちちです。」と、あかんぼうを だいた おんなの ひとが いいました。
「わたしが、その リップだよ。」
リップが ねむって いる あいだに、二十ねんも たって いたのです。
このお話しは 私が高校の時、英語で読んだものでした。
御器所教会 ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください




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