2016年7月20日(水)晴れ 26.1℃ 66%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_りすと きねと ソーセージ (1~3完)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
きもちの いい もりの なかです。
かわいい りすが きのうえで あそんで いると、
「こんにちは、りすさん。いっしょに
さんぽしましょうよ。」
と、きつねが さそいました。
「いやですよ。きつねさんに たべられて
しまいますからね。」
「かわいい りすさんを たべるなんて、
とんでもない。ぼくは、おなかが
いっぱいなんですから。」
りすは、やっと あんしんして、
きから おりて きました。
そして、なかよく
さんぽに でかけました。
ふたりが なかよく あるいて いると、
おやっ、みちに、おいしそうな
ソーセージが おちて いるでは ありませんか。
ふたりは、ソーセージを かたほうずつ くわえて、
さんぽを つづけました。
けれども、きつねは、しきりに
のどを ごろごろ ならします。
「ああ、いい におい。この ソーセージを
ぱくりと たべて しまいたいなあ。」
「だめよ。 この ソーセージは、
あたしたち ふたりの ものですよ。」
りすが、きっぱりと いいました。
でも、きつねは、すぐ また たまらなそうに、
のどを ごろごろ ならしました。
りすは、しばらく かんがえてから
「わたし、すこし つかれたわ。
あの きの したで、
やすんで いきましょうよ。」
「それが いいね。」
きつねも さんせいしました。
ふたりは、ソーセージを まえに おいて、すわりました。
しばらく すると、きつねは、
こっくり こっくり、いねむりを はじめました。
「しめた。」
りすは、いきなり ソーセージを くわえて、
きの うえに かけのぼって しまいました。
きがついた きつねは、
わざと やさしい こえで いいました。
「おや おや。りすさんは、
きのぼりの めいじんですね。
こんどは、おりる ところを
みせて くださいよ。」
「おせじの うまい きつねさんね。
その てには のりませんよ。」
と いうと、りすは、
さも おいしそうに、ソーセージを
たべて しまいました。
おなかが いっぱいに なると、りすは、
きの うえで うんどうを はじめました。
きつねは くやしくて たまりません。
「どうしたら、あの りすを
やっつけられるだろう。」
と、かんがえこみました。
きつねは いいました。
「どうだろう、りすさん。となりの きに
とびうつる ことが できるかい。
ぼくは、ねこが、うまく
とんで いるのを みましたよ。」
「あら、ねこが。 じゃ、
あたしも やってみるわ。」
りすは、となりの きの えだに とびました。
ところが、あっ。
りすは、おちて しまいました。
「しめしめ。さて おまえさんを いただくかな。」
きつねは、りすを まえあしで おあえました。
「ちょっと まって。
たべる まえに、わたしのために、
おいのりを して ちょうだい。」
そこで、きつねは、まえあしを あわせました。
あっ、その とたん。りすは、ぱっと
きの うえに とびあがって しまいました。
「しまった、しまった。」
この ちえくらべは、どうやら
りすの かちでしたね。
御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

御来訪ありがとうございます。
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。
今日の絵本
_りすと きねと ソーセージ (1~3完)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研
__1967 研秀出版株式会社
__御器所教会蔵書
きもちの いい もりの なかです。
かわいい りすが きのうえで あそんで いると、
「こんにちは、りすさん。いっしょに
さんぽしましょうよ。」
と、きつねが さそいました。
「いやですよ。きつねさんに たべられて
しまいますからね。」
「かわいい りすさんを たべるなんて、
とんでもない。ぼくは、おなかが
いっぱいなんですから。」
りすは、やっと あんしんして、
きから おりて きました。
そして、なかよく
さんぽに でかけました。
ふたりが なかよく あるいて いると、
おやっ、みちに、おいしそうな
ソーセージが おちて いるでは ありませんか。
ふたりは、ソーセージを かたほうずつ くわえて、
さんぽを つづけました。
けれども、きつねは、しきりに
のどを ごろごろ ならします。
「ああ、いい におい。この ソーセージを
ぱくりと たべて しまいたいなあ。」
「だめよ。 この ソーセージは、
あたしたち ふたりの ものですよ。」
りすが、きっぱりと いいました。
でも、きつねは、すぐ また たまらなそうに、
のどを ごろごろ ならしました。
りすは、しばらく かんがえてから
「わたし、すこし つかれたわ。
あの きの したで、
やすんで いきましょうよ。」
「それが いいね。」
きつねも さんせいしました。
ふたりは、ソーセージを まえに おいて、すわりました。
しばらく すると、きつねは、
こっくり こっくり、いねむりを はじめました。
「しめた。」
りすは、いきなり ソーセージを くわえて、
きの うえに かけのぼって しまいました。
きがついた きつねは、
わざと やさしい こえで いいました。
「おや おや。りすさんは、
きのぼりの めいじんですね。
こんどは、おりる ところを
みせて くださいよ。」
「おせじの うまい きつねさんね。
その てには のりませんよ。」
と いうと、りすは、
さも おいしそうに、ソーセージを
たべて しまいました。
おなかが いっぱいに なると、りすは、
きの うえで うんどうを はじめました。
きつねは くやしくて たまりません。
「どうしたら、あの りすを
やっつけられるだろう。」
と、かんがえこみました。
きつねは いいました。
「どうだろう、りすさん。となりの きに
とびうつる ことが できるかい。
ぼくは、ねこが、うまく
とんで いるのを みましたよ。」
「あら、ねこが。 じゃ、
あたしも やってみるわ。」
りすは、となりの きの えだに とびました。
ところが、あっ。
りすは、おちて しまいました。
「しめしめ。さて おまえさんを いただくかな。」
きつねは、りすを まえあしで おあえました。
「ちょっと まって。
たべる まえに、わたしのために、
おいのりを して ちょうだい。」
そこで、きつねは、まえあしを あわせました。
あっ、その とたん。りすは、ぱっと
きの うえに とびあがって しまいました。
「しまった、しまった。」
この ちえくらべは、どうやら
りすの かちでしたね。
御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。




御来訪ありがとうございます。