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童話と絵本の会

楽しい童話や絵本を集めています。気にいった童話や絵本があればお知らせください。

童話と絵本の会 2015.10.17 むしのうた

2015-10-17 23:28:16 | マ行の絵本
2015年10月17日(土)晴れ 18℃ 67%RH am7:00
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_むしのうた
__三木卓 詩 杉浦範茂 絵
__2006 株式会社講談社
__鶴舞図書館蔵書

アゲハチョウ
あげはの いもむし
みかんの はっぱを
じゃんじゃん たべる
からだも みかんのはっぱいろ
ぼくは なにになるんだか
しらないけれど
いまは おいしい
いやあ うまい

カマキリ
あるひ ぼくらは
かあさんがうんだ たまごのふくろから
ゾロゾロ でてきた そして
ひとかたまりになって ぶらさがった
そんなに ギコギコ おすんじゃねえよう
おっこちるよう
だが やあ
これが せかいというものか……
すると やってきた
いいにおいの はつなつの
かぜがいった
「おめでとう しょくん いや
おめでとう おめでとう」

オトシブミ
みどりのまきがみ
ちいさな てがみ
ぶらさがって ゆれている
だれかが かいた
ひみつの てがみ
みちにおちて
きみが ひろうかもしれないけれど
あけては だめよ
ないしょの てがみ

アリ
えっさ えっさ
ここほれ あなほれ
ひろいのはらの そのそこに
りっぱなトンネル はりめぐらせろ!
ショウタのビスケット メグミのケーキ
かすめとるのも ぬかりはないぞ!
こそどろ おきびき かっぱらい
なんでもやるぞ しごとだもん!
はたらくんだ はたらくんだ
なぜだかしらんけれど おいらたち
はたらくんだ はたらくんだ
の絵が好きです。

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

Am11:40~pm12:10、教会で礼拝の準備の手伝いをしました。

/kaeru_wel/}   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.10.14 むぎわらぼうし

2015-10-16 23:09:33 | マ行の絵本
2015年10月14日(水)晴れ 19℃ 61%RH am9:40
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_むぎわらぼうし
__竹下文子 作 いせひでこ 絵
__2006 株式会社講談社
__鶴舞図書館蔵書

「いっしょに いくの? いかないの?」
よそいきに きかえた おねえさんが、
へやの そとで よんで います。
るるこは、むぎわらぼうしを かぶって、
かべの ほうを むいています。
なつの はじめに かって もらった
むぎわらぼうし。
しろい リボンが すこし ほつれて
います。

けさ、となりまちの おばさんから、でんわが
かかって きました。
「おかしを やいたから あそびに いらっしゃい。」
だから るるこは、だいすきな むぎわらぼうしを
かぶって いこうと おもったのでした。
「いっしょに いくの? いかないの?」
おねえさんの あしおとが ちかづいて きます。
「はやく、そんな ぼうし ぬいで。」
「いや。」
るるこは むぎわらぼうしを おさえます。

「それ かぶっていくなら、つれて いかないわ。」
おねえさんは いいます。
「もう あきなのに、なつの ぼうしなんか おかしいわ。
でんしゃに のって いくのに。」
「まだ なつよ。」と、るるこは いいます。
「もう すずしいでしょ。ながそでの ひとだって いるし。」
「でも、まだ なつなの。」

るるこは、ぼうしを うんと ふかく
ひっぱりおろしました。
むぎわらの においが します。
ひなたの においです。
「じゃあ、いかないのね。」
おねえさんの こえが、すこし とおく
なります。

るるこは、だまって ぼうしを もっと
ひっぱります。かたまで はいって
しまいます。
あら。この ぼうし、ずいぶん
おおきいんだ。
るるこは おもしろく なりました。
おもいきり、「えい。」と ひっぱると、
こんどは てもあしも はいって、
るるこは すっぽり ぼうしの なかです。

まっくらな ぼうしの なかで、めを こらすと、
ほそい ひかりが みえて きました。
きんの くさりのように ちりちりと ゆれて
いる ひかり。
だんだん こっちへ きます。
あ……なみ!

さらさらさら……
あしもとまで なみが よせて きます。
どこまでも まっしろな すなはまに、
るるこは います。
あたまの うえに、かっと あつい おひさま。
はだしの あしの うらが くすぐったい。

「るるこ、こっちよ!」
おねえさんが てを ふって います。
いとこたちも います。
みずしぶきが きらきら はねて います。
あ、そうだ。
みんなで うみに あそびに きて いたんだっけ。
るるこは むぎわらぼうしを かぶって います。

なみに のった ぼうしは、ゆらり ゆらり、だんだん おきへ でて いきます。
さかなが つつきに くるかも しれない。
「つかまえて、だれか つかまえて!」
るるこは いつのまにか はんぶん なきかけて いるのです。
いちばん おおきい いとこが、じょうずな クロールで ぼうしに おいつきました。
ぽーん、ぽーん、てから てへ なげられて、ぼうしが かえって きます。
しろい リボンが おどります。
「ほうら、るるこ、いくよ!」

るるこは ぼうしを ぬぎます。
つばの ぬいめが おおきく やぶれて います。
そこから なつは でて いって しまいました。
むぎわらぼうしは、もう、かぶれません。
「るるこ、はやく。」
おねえさんの よぶ こえが きこえます。

むかし むかしの 幼い頃の 思い出が よみがえってきました。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

Pm18:55~19:25、教会の聖書輪読会に出席    
     箴言 29章~31章
コヘレトの言葉 1章~5章
Pm19:30~20:30、祈祷会に出席。
      詩編 107編1~43節
瀬高教会を祈りに加えて

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.10.11 みんなのベロニカ

2015-10-12 14:03:18 | マ行の絵本
2015年10月11日(日)雨のち曇り 19℃ 78%RH am7:30
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_みんなの ベロニカ 
__ロジャー・デュボアザン 作・絵 神宮輝夫 訳 
__1997 童話館出版 
__鶴舞図書館蔵書

ベロニカ(かば)が、パンプキンさんの農場に やってきたのは、
おてんきのいい 朝のことでした。ベロニカは、農場が ひと目で
きにいりました。

ざぶざぶ およいだり、ころがったりできる ちいさな池が
ひとつ―――かば一とうに ぴったりの おおきさ。
池のはしっこには、どろんこの水たまりが ひとつ―――
ごろごろするのに ぴったりの どろんこ。
きれいな はらっぱが ひとつ―――かばがたべるのに ぴったりの草。
動物も たくさんいました。めすがちょう ペチューニア、
うまのストロー、ねこのコットン、めうしのクローバー、いぬのノイジー、
おすがちょうのチャールズ、めんどりのアイダ、おんどりのキング、
ろば、やぎ、ひつじ、おやぶた、こぶたに、あひるたち―――
はなしあいてが たくさんいました。
ほんとうに、ここは かばの天国ねえ と ベロニカはおもいました。

ベロニカは、あたらしい家まで あるいていきました。
ほかの動物たちは、ものがげに かくれて、みていました。
「ワン ワン」いぬのノイジーが、めうしの足のしたに かくれて
ほえました。「あれは なんだ? ウウ ワン ワン」
「かみつかないと いいけど」と、ねこのコットンが いいました。
「町のポスターで みたことがある。 サーカスの動物だよ」
「とにかく、あの ようすが きにいりませんね」と、めんどりの
アイダが いいました。「農場のだれとも にていません。
ここへ くるなんて、おかどちがいですよ」
「そう そう」と、みんなが うなずきました。

さて つぎの朝、ベロニカは 庭にでると、あたらしい ともだちに
あいさつしました。おおきな口に まけないこえで 「おはよう」と、
いって、おおきく にっこり わらってみせました。
ところが、みんなは 「う、う」と、のどをならしただけで、
ベロニカを みようともしません。
「おはよう」 ベロニカは もう一ど いいました。
「わたしは かばのベロニカ」
それでも、みんなは 「う、う」と、のどをならすだけ。
「みんな、どうしたのかしら」 ベロニカは へんに おもいました。
「農場にいるから、れいぎを しらないのね」

ベロニカは ざぶざぶ およぎたくなって、ひとりで 池まで
いってみました。 ところが、きょうの池は、きのうほど
すてきに みえませんでした。どうも ぴったりしないのです。
ベロニカは、ためしに 草をたべてみました。
どうも ぴったりしません。どろんこの水たまりも ためして
みました。これも ぴったりしません。

そのころ、はらっぱのむこうでは、めんどりのアイダが はなしていました。
「みなさん、あれの ばかでかい『おはよう』を ききました?
わたしたちを ともだちあつかい するなんて、ほんとうに なまいき!」
「池だって、すっかり どろんこです」と、めうしのクローバーが
いいました。「あんな どろんこ水、とても のめません」
「草だって、おおきな足で つぶしてしまう」と、うまのストローが
いいました。「ぺちゃんこの草なんか たべられやしない」
「それに まあ、ひどい かっこう!」と、
おやぶたがいいました。「なまえまで ひどい」と、
ねこのコットンが いいました。
「農場むきの なまえじゃない」と、やぎがいいました。
「動物園なら ぴったりだけどねえ」
「つまり、よそものなんだよ」と、ロバがいいました。

まいにち、農場の動物たちは、はらっぱのすみに あつまって
くらしました。ベロニカとは 口もききませんでした。
「おはよう」も「おやすみ」も、いいませんでした。
そこで、ベロニカは 池にいきました。
池は、日ごとに つまらなくなりました。
水をあびても、さっぱり しません。
草も、ますます まずくなりました。
ベロニカは、かばらしい すごい しょくよくを
すっかり なくしてしまいました。

とうとう ある日、ベロニカは、家から でて こなくなりました。
一日じゅう、でてきませんでした。つぎの日も でてきませんでした。
まるまる 一しゅうかん、でてきませんでした。
「あれは、なぜ でてこないのかねえ」と、一しゅうかんめの朝、
ストローがいいました。
「おしえてがあげましょうか」と、ペチューニアがいいました。
「あれは、ぐあいがわるいのよ」
「どうして わかる?」と ノイジーがききました。
「ええ……じつは、ドアのわれめから のぞいてみたの」と、
ペチューニアがいいました・
「あら、じつは、わたしも のぞいたのよ」と、アイダがいいました。

つぎの日、クローバーが、はらっぱにやってきて いいました。
「きのうのはなしは ほんとうでしたよ。あれは、ぐあいがわるいのです。
かおいろが わるくて、すっかり やせています」
「どうして わかった?」と、ストローがききました。
「それは その……、まどをおしあけて のぞいたのです」
「ぼくは はいってみた」と、コットンがいいました。「ねこの入りぐちから。
あれは たしかに 病気だね、わらのうえで じーっと ねていたよ」
「わがはいも はいってみた」と、おんどりのキングが いいました。
「おもい病気だね。かた目も あけなかったよ。それに なんにもたべていない」
「それじゃ、しんでしまう?」と、ストローがききました。
みんな、かなしげに かおをふせました。
そして、しょんぼりと ちらばって、一日をすごしました。

「そればかりじゃ ありませんよ」ペチューニアとチャールズが、
ぶらりと あらわれて いいました。「わたしは 牛乳をひたした
パンをあげました。そうしたら、ベロニカは たべてくれましたよ。
それも、のこらず すっかり」
「病気が なおったんだ」 ストローとノイジーとコットンが
いいました。「なおったのね」と、クローバーもいいました。
「なおった」「なおった」 みんながいいました。
みんな、一日じゅう、そのはなしで もちきりでした。
みんなが てんでに しゃべるので、あいての はなしなんか
ぜんぜん わかりませんでした。

「いい わらいがおだね」 ノイジーが、ストローにいいました。
「こころが あたたかいんだね」 「あの目、とても かわいいとおもうわ。
しかの目に そっくり」と、おやぶたが、やぎにいいました。
「わたし、池を どろんこにされても、ちっとも かまいませんね」と、
クローバーが いいました。「わたしたちだって、すこしは どろんこにしますもの」
「はらっぱの 草のことだって、ちっとも かまわないよ」と、ストローがいいました。
「草なんか、たっていようと ぺちゃんこだろうと、あじが かわるわけじゃ
ないんだから」 「かばって ことば、すてきだと おもわない?」
ペチューニアがアイダにいいました。「ほんと」と、アイダもいいました。
「ベロニカって、ほんとうに すてきな かばだわ」
の絵が好きです。

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

Am10:15~11:30、礼拝に出席。
ローマの信徒への手紙 15章1~8節 
「忍耐と慰めの源」 
礼拝後、ボームページ委員会に出席しました。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.10.10 みどりの船

2015-10-11 00:39:02 | マ行の絵本
2015年10月10日(土)晴れのち曇り 17℃ 73%RH am5:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_みどりの船 
__グレンティン・ブレイク 作 千葉茂樹 訳 
__1998 株式会社あかね書房 
__鶴舞図書館蔵書

夏休みを、二週間もいなかのおばさんの家ですごすうちに、
ぼくたちは、すっかりたいくつしはじめていた。
そこで、かべをのりこえて、おやしきの庭にもぐりこんで
みることにしたんだ。
おばさんからは、禁止されていたけれど。

かべのむこうは、とても庭には見えなかった。
まるで、大きな森みたいだった。
「さあ、いきましょ。わたしたち、探検家なのよ」
アリスはそういって、やぶのなかにふみこんだ。ツタのからまる
大木がはえていて、ジャングルといってもいいくらいだ。
おくへおくへとすすむうちに、ぼくたちは、すっかりまよって
しまった。ところが、枝をかきわけたとたん、びっくりするような
ものが目のまえにあらわれた。 

それは船だった。ほんももの船ではないけれど、
それはどう見ても船だった。
えんとつもあるし、マストもある。
「だれもいないわ。ちょっと見てみましょ」
アリスがいった。

古い木のきりかぶの上には、小さな小屋がのっかっていた。
ぼくたちは、のぼってみることにした。
なかには、ほんものそっくりのかじがついていた。たなの上には、
制服を着た男の人の写真と望遠鏡。てんじょうからは、古いランプが
ぶらさがっている。
まどからは、遠くまで見わたせて、ほんとうに海にいるみたいだ!
「水夫長! あそこにいるのはだれでしょう。密航者ではないかしら?」
とつぜん大きな声がして、ぼくたちはおどろいた。

やせた女の人が、ぼくたちを見あげていた。
「さて、水夫長。この者どもをどうしたらいいかしら?
どれいにしましょうか?」
「まだ、こどもですぜ」庭師のように見える水夫長がいった。
「甲板みがきをさせるっては、どうです?」
「そうね。それがおわったら、お茶にしましょう」
甲板みがきは、おちばそうじだった。でも、お茶はほんもので、
ケーキとサンドイッチまでついていた。
女の人は、トリディーガさんという名前だった。お茶のあと、
トリディーガさんはいった。
「水夫長に浜までおくらせましょう。あしたもいらっしゃい。
きっと船長もよろこぶでしょうから」

つぎの日の朝、ぼくたちは、また
みどりの船にのりこんだ。
ぼくたちはマストにのぼり、
じゅんばんにかじをとり、
望遠鏡のつかいかたを
おしえてもらった。
ゆうがたには、もう、りっぱな
水夫になっていた。

つぎの日は、いなかですごす最後の一日だった。ぼくたちは、
ゆるしをもらって、ひとばん、トリディーガさんのところで
すごすことになった。
空気はどんよりとおもく、とてもむしあつい日だった。
午後のお茶がおわったころから、空はきゅうにくらくなって、
大つぶの雨がおちはじめた。
「あらしになりそうね。さあ、水夫たち、なかにはいりなさい」
トリディーガさんがいった。
なまあたたかい風が吹きあれはじめた。
かじをにぎるのはトリディーガさんだ。
「あらしのとき、船長だったらどうするかしら。そうよ、あらしの
まんなかにむかって、すすむのよ。おもかじ、いっぱい!」

その日のあらしの、すごかったことといったら!
いなずまは空をかけめぐり、
すさまじいかみなりの音が
とどろきわたった。
ランプは風にゆられ、はげしい雨が、まどから吹きこんで、
ほんとうに、あれくるう海をさまよっているようだ。あらしは、
いつまでもつづいた。

ぼくたちは、知らないうちにねむってしまっていた。気がつくと
ゆかにねそべっていて、あかるい朝日がさしこんでいた。
トリディーガさんは、まだかじをにぎっていた。
「わたしたちの船は、ぶじに、あらしをのりきったのよ」
トリディーガさんは、そういってふりかえった。
「よくやったわね、水夫たち。船長もさぞよろこんでいるでしょう」
の絵が好きです。

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ぜひご訪問ください。

Am7:30~、八事の教会の墓地清掃に参加しました。
Pm17:00、教会で礼拝の準備の手伝いをしました。

/kaeru_wel/}   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.10.08 みてよ ぴかぴかランドセル

2015-10-10 12:16:08 | マ行の絵本
2015年10月8日(木)晴れ 20℃ 54%RH am9:00
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_みてよ ぴかぴかランドセル 
__あまんきみこ 文 西巻茅子 絵 
__2011 株式会社福音館書店 
__鶴舞図書館蔵書 

かこちゃんは、きのう、赤いランドセルを
かってもらいました。
ランドセルをせおって、
かがみのまえで、くるり。
すてき、すてき。
かこちゃんは、だれかにみせたくなりました。

そこで、よもぎはらにいくことにしました。
「もうすぐ もうすぐ、1ねんせい。
みてよ ぴかぴかランドセル」
うたいながら、のはらをあるいていると、
青いスカーフをくびにまいたきつねのこが、
林からとびだしてきて、
「みせて、みせて」と、いいました。

かこちゃんが、くるり。
「どう?」
きつねのこは、はあっとためいきをついて、
いいました。
「いいなあ」
そしてまた、はあっとためいきをついて、
つぶやきました。
「ぼくも、せおってみたいなあ」

「どうぞ。ちょっとだけね」
かこちゃんは、きつねのこに、
赤いランドセルを
せおわせてやりました。
「ほっほー」
きつねのこは、しっぽをぱたんと
ゆらして、うたいだしました。
うたいながら、あるきだしました。

「もうすぐ もうすぐ、
1ねんせい。
みてよ、ぴかぴかランドセル」
かこちゃんも、きつねのこのうしろに
ついて、いっしょにうたっていると、
林から、ももいろリボンを耳につけた
うさぎのこが、とびだしてきて、
「みせて、みせて」と、いいました。

「できましたよう」
「できたぞう」
「できたわよう」
いわれて、はしっていくと、すごーい。
赤いランドセルのよこに、青いランドセル、ももいろランドセル、
きいろのランドセルがならんで、みどりののはらに花がさいたよう。
「うれしいなあ」
「うれしいなあ」
「ありがとう」
「よかったねえ」
さ、せおいましょう。みんな、ぴったりのランドセル。

かこちゃんをせんとうに、
きつねのこ、うさぎのこ、ねずみのこが、
うたいながら、よもぎのはらをあるきました。
かあさんや、とうさんたちは、にこにこ。
うたにあわせて、てをたたきました。
「もうすぐ もうすぐ、1ねんせい。
みてよ、ぴかぴかランドセル」
の絵が好きです。
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

庭の「きんもくせい」が咲き出し、いいにおいがします。

   
御来訪ありがとうございます。