童話と絵本の会 2015.08.16

2015年8月16日（日）晴れのち曇り夜雨　27℃ 68％RH am6:10
童話と絵本の会の準備をしています。　お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
＿木
＿＿ 佐藤忠良　画　木島始　文
＿＿2001 株式会社福音館書店
＿＿鶴舞図書館蔵書　

おおきな木は
なにを　かんがえているのかな
おおきな木を
えに　かくと
いろいろ　はなしをしてくれる

たっぷりと　はなしをためている
おおきな木のねっこ
いちばん　ちからもちの
木のねっこは
あさ　ひる　よる
つちのなかから
いつも　しずかに　
みずを　すいあげている

そらへ　のびる
木のみきも　えだも　こずえも
はっぱも　はなも　みも　たねも
ねっこから　みずを　うけとっている
木が　おおきくばったのは
ねっこが　みずを
しずかに　ぐんぐん
すいこんだからだ

うまれたての　わかばたちが
ちいさな　からだを　ふるわせて
おしゃべりをしている
おひさまにあう　よろこびを
わかばたちは　にこにこと
ささやきあっている
のスケッチが好きです。

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ぜひご訪問ください。

Am10:15～11:30、礼拝に出席。
ローマの信徒への手紙　12章1～8節　
「与えられた恵みによって」　
Pm18:30～、愛知県芸術劇場コンサートホールの愛知教育大学管弦楽団　第83回定期演奏会を聴きました。
指揮　新通英洋　
ベートーヴェン　交響曲第７番　イ長調　作品92　がリズム感あうれて、大変楽しく聴けました。　ありがとうございます。

　　　
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.08.14

015年8月14日（金）曇りのち晴れ　28℃ 74％RH am6:10
童話と絵本の会の準備をしています。　お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
＿ガンたちとともに　　コントラート　ローレンツ物語
＿＿イレーヌ　グリーンスタイン　作　樋口広芳　訳　
＿＿2013　株式会社福音館書店　
＿＿鶴舞図書館蔵書　

６歳のころ、コントラート　ローレンツは、
友だちのグレートゥルと、アヒルのまねをして、あそんでいました。
グエッグエッと鳴き声をまねたり、よちよち歩いてみたり、
水あびをするように水をはねかえしてみたり……、空を飛んでみようとさえしました。
コンラートとグレートゥルは、かえったばかりのアヒルの子を、
１羽ずつ飼っていました。
アヒルの子たちは、このふたりのことを自分のなかまだと思っているようでした。
アヒルの子たちは、このふたりがいくところには、どこへでもついてきました。
また、ふたりがするのと同じことをしようとしました。

コンラートは、おとなになっても、野生の動物を見つづけました。
友だちだったグレートゥルは、コンラートの妻になりました。
はじめ、コンラートは医者になりましたが、
患者をみるよりも、動物を見るほうが好きでした。
その後、コンラートは医者をやめて科学者になり、
動物がどのように行動するかを研究しました。
３０歳になったときには、多くの時間をガンたちの研究に
ついやしていました。

１羽のひながかえると、コンラートはすぐに、とりあげました。
コンラートの目を見つめながら、小さなひなは鳴きはじめました。
たくさんのガンを見てきたコンラートには、
その鳴き声がまいごになってしまったときにだす声だとわかり、
ひなにやさしく鳴きかえしました。
すると、ひなは首をのばし、ピイピイピイと鳴きました。
コンラートには、その声がうれしいあいさつの印だとわかりました。
ひなが大きい声で鳴くたびに、コンラートはやさしい声でこたえました。

コンラートは、ガンたちを見つづけました。
コンラートは、野生のガンではなくても、
野生の性質をもって生まれてくることを学びました。
ガンは、教えてもらわなくても、ガンの言葉や、毎日いつ何をするかなどを、
生まれつきわかっているのです。
また、本当の親でなくても、卵からかえって最初に見たものであれば、
ガンがついていくことをコンラートは学びました。
のちに、コンラートは長年にわたり研究し、
解きあかしてきたことがらにたいして、たいへん大きな賞（ノーベル賞）をもらいました。
の絵がステキです。

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昨日8月13日長年飼っていた猫の「ルナ」が死に、おかあさんが八事の火葬場にもって行きました。
さみしい日が続きます。

　　　
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.08.04

2015年8月4日（火）晴れ　29.5℃ 73％RH am6:15
童話と絵本の会の準備をしています。　お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
＿変わり者ピッポ　
＿＿トレイシー・E・ファーン　文　ポー・エストラーダ　絵　片岡しのぶ　訳　
＿＿2010　光村教育図書出版株式会社　
＿鶴舞図書館蔵書　

「コンテストだ！　コンテストだよ！」
フィレンツェ中の広場や曲がりくねった路地を、ニュースが風のように駆け抜けた。
「大聖堂に、いよいよドームをのっけるんだって。のっけ方をコンテストで決めるんだっ
て」市場では、いい色に熟れたいちじくを売り買いする人たちが小声で教えあった。
「どこのドームよりでっかいんだよ！」色とりどりの糸でタペストリーを織る職人たちが
うわさした。
「賞金が２００金フィオリーノ（現在の２４００万円相当）だと！」焼き物師たちが、粘土
をこねながらうらやましそうにつぶやいた。

ニュースはピッポの耳にも入った。ピッポの本名はフィリッポ・ブルネスキな
のだが、フィレンツェでは、たいがいの人が「変わり者ピッポ」と呼んでいた。
ひとひらの雪のように繊細な金細工や、太陽のようにきらめく宝石細工が作れる
ほどの優れた職人でありながら、くる日もくる日も、奇妙な機械を考えたり、
奇怪な建物の設計図をかいたりしている――そんなピッポがあだ名どおりの変わり
者なら、ピッポが思いつく機械や建物も、まったく変てこりんだった。
ニュースを聞いて、ピッポは思った。待ちに待ったチャンスが来た、と。「コン
テストで勝てば、嫌なあだ名もきっと消えるぞ！」

このころには、委員たちはほかの案にうんざりしてしまい、頭のいかれた男の案
でも見なおそうか、という気分になっていた。
委員たちはピッポの作った模型の中に入って、じっくり見た。ピッポのドームは
二重構造で、内側の壁は環を重ねた半球体。外側の壁は２４本のリブで支えられ、
壁に埋めこんだ砂岩と木材の鎖が、支える力を強めていた。こんな工法は、それま
でだれも見たことがなかった。
ほかにも、あらゆる点に注意が払われていた。ドームには７２個の小さな穴があ
り、そこを風が吹き抜ける。だから強風で倒れる心配がない。壁と壁の間にもうけ
た階段のおかげで、修理も楽だろう。壁画をかく人の足場をつくるためのフックもあ
る。大理石のといで雨水を逃がす工夫がされているかと思うと、ピッポの友人ドナ
テロが、金メッキ仕上げの美しい彫刻をほどこしてもいた。
委員たちはうなずき、ひそかに話しあい、あちこちを指さしては寸法をはかり、
またうなずいた。だれも笑わなかった。

トランペットや笛がファンファーレを吹き鳴らした。
フィレンツェ中の教会が喜びの鐘を打ち鳴らした。広場
の中央の名誉ある場所がピッポのために用意された。
「でかした！」委員たちがかっさいした。「きみのドー
ムはいつまでもフィレンツェの喜びとなるだろう！」
「やったね！」タペストリー織りの職人たちもかっさい
した。「あんたのドームみたいにすばらしいのは、世界中
探したってないよ！」
「えらいよ（ブラボー）！」市場の商人たちもかっさいした。「天才
ピッポ！」
「これなら、おれにぴったりだ！」ピッポはごきげんで
手を振った。
「これでようやくスカッとした！」
の絵が好きです。
の絵がおもしろいです。

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御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2015.08.03

2015年8月3日（月）晴れ　33℃ 64％RH am10:00
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今日の絵本
＿かぜひきたまご　
＿＿舟崎克彦　文　杉浦範茂　絵　
＿＿2001　株式会社講談社　
＿＿鶴舞図書館蔵書　

「どうしたの？
いつもの　きみらしくないよ。
あおいかおして。」
ママが　いった。
「うん。
なんだか　ぞくぞくするんだ。」
ぼくが　こたえると、
「おいしゃさんに
いってらっしゃい！」
ママが　わめいた。

「やだなあ。どうせまた、ちゅうしゃされるんだよ。」
ぼくはぶつぶついいながら、うちをでると、
……
もうじきで
おいしゃさんのところへ
つくっていうとき、
いけがきのしたに
なにかまるいものが　ころがっているのを
みつけた。
たまごだよ。

あたりをみまわしたけど、
どこにも　とりのすらしいものはない。
「うちへ　もってかえって　あたためようっと。」
ぼく、たまごを　セーターのなかへ　つっこんだ。
そのとたん、
からだが　きゅうにあったかくなって、
ぞくぞくしてたのが
なおっちゃった。
ふしぎにおもって、
たまごを　とりだしてみると、
わっ、
ぼくのかわりの　あおくなって
ふるえてる
！！

「ただいま！　ちゅうしゃしたら　よくなったよ！！」
ぼく、ママにひとこというと、いちもくさんに　へやへとびこんでいった。
「うそおっしゃい！」
ママが、こわいかおして　おいかけてくる。
「しんぱいだから　せんせいにでんわしたら、
『おたくのぼっちゃん？　いらっしゃいませんな。』って
おっしゃってたわよ。ひどいびょうきになったら　どうするつもり？
だいたい、ひとに　うそをつくのが　ゆるせません。
うそつきは　どろぼうのはじまりって　いってね……。」
ママは、まっかになって　こごとをいいはじめた。
いつも　こうなんだから。やんなっちゃう。

「うそついて　すむことと、すまないことが　あるのよ。
にんげんで　いちばん　たいせつなのは、うそをつかないこと。
やくそくを　まもること……。」
ママは、しゃべりだしたら　とまららないんだ。
そのとき、ぼく、いいことを　おもいついたよ。
ひろったたまごを　ママのてに　にぎらせてみたんだ。

そのとたん、ママがきゅうに　にこにこ　しはじめた　じゃない。
「ぼく、おやつは　なにが　たべたいの？」
なんていいだす。

たまごをみたら、ママのかわりに
まっかになって
おこってる。
の絵が好きです。

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童話と絵本の会 2015.08.02

2015年8月2日（日）晴れ　30℃ 67％RH am6:15童話と絵本の会の準備をしています。　お気に入りの童話や絵本がれば教えてください。

今日の絵本
＿カクレンボジャクソン　
＿＿デイヴィッド・ルーカス　作　なかがわちひろ　訳　
＿＿2005　株式会社偕成社　
＿＿鶴舞図書館蔵書

カクレンボ・ジャクソンは、はずかしがりやでした。
カクレンボ・ジャクソンは、めだつのが　きらいでした。
いつも　ひっそり　かくれるように　くらしていました。

あるひ、カクレンボ・ジャクソンの　いえに　てがみが　とどきました。
きんと　ぎんの　まきがみを　くるくる　ひらくと、
それは　パーティへの　しょうたいじょう　でした。

カクレンボ・ジャクソンは、せっせと　ふくを　つくりはじめました。
きんの　ぬのを　じょきじょき。ぎんの　ぬのを　ちくちく。
きらきら　かがやく　ほうせきを　たくさん　ぬいつけると、
「これなら　だいじょうぶ。すこしもめだたないはずさ」
カクレンボ・ジャクソンは　にっこりしました。

ところが　びっくり！
なんと　パーティが　ひらかれていたのは、おしろの　たてものではなく、
にわ　だったのです。

カクレンボ・ジャクソンは、とても　めだってしまいました。

みんなは　カクレンボ・ジャクソンを　じいっと　みて、ためいきを　つきました。
「なんて　すてきな　ふくでしょう」
女王さまが　いいました。　「わたしに　ぎんの　ふくを　つくっておくれ」
王さまが　いいました。「わたしには　きんの　ふくを　つくっておくれ」
「はい、よろこんで」カクレンボ・ジャクソンは　こたえました。
の絵が好きです。

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