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童話と絵本の会

楽しい童話や絵本を集めています。気にいった童話や絵本があればお知らせください。

童話と絵本の会 2016.07.21 オスモンの こびと(1)

2016-07-21 14:44:53 | ア行の絵本
2016年7月21日(木)晴れ 27℃ 70%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_オスモンの こびと (1)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

むかし、オスモンの おしろに、
やさしい とのさまと、おくさまの
ベルトひめが、すんで いました。
また、この おしろには、
まだ、だれも みた ことの ない、
こびとたちが すんで いました。

オスモンの おしろは、
あんまり ふるくて たおれそうです。
おくさまは、とのさまに いいました。
「あたらしい おしろを つくる ことに
しましょうよ。」
けれども、とのさまは かんがえこみました。
「この おしろには、わたしたちの しあわせを
まもって くれる、こびとが すんで いる。
おしろを こわしたら、こびとたちが こまるだろうよ。」
「そうね。きのどくですね。」
やさしい ふたりは、たおれかかった おしろで
がまんする ことに しました。

その ばん、とのさまと おくさまは、
ふしぎな おとを きいて、めを さましました。
みると、りっぱな ふくを きた、としよりの こびとが、
たくさんの こびたちを つれて、たって います。
こびとは、おじぎを して いいました。
「どうか、この おしろを たてなおして ください。
わたしたちは、あたらしい おしろに なっても、
また ここに すむ ことに しました。
わたしたちは、おふたりが だいすきです。」
そう いうと こびとたちは、
どこかへ きえて しまいました。(つづく)
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.07.06 おどる りんご

2016-07-07 00:15:36 | ア行の絵本
2016年7月 6日(水)曇り昼から晴れ 24℃ 77%RH am7:45
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_おどる りんご 
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

ある くにに、おうさまと わがままな おかあさまが いました。
やがて おうさまは、うつくしい おきさきを むかえました。

ある ひ、おうさまは、とおくへ たびを する ことに なりました。
「あかちゃんが うまれたら、すぐに しらせて おくれ。」
おうさまは、そう いって でかけました。
まもなく、かわいい、ふたごの おうじと おうじょが うまれました。
いじわるな おかあさまは、おうさまに、
「ライオンの こと わにの こが うまれました。」と、しらせました。

おうさまは、びっくりしました。
けれども、こころを おさえて いいました。
「そんな はずは ない。
わたしが かえるまで、あかちゃんを たいせつに するように。」
この へんじを きいた おかあさまは、
おきさきに いいました。
「ふたりの こを うみへ すてるように との、
おうさまの ごめいれいです。」
わかい おきさきは、わっと なきだしました。

けれども、おうさまの めいれいです。
おきさきは、おうじと おうじょに、
かなしい おわかれの キスをして、
ふたりを かごに いれました。
「この かごを、うみへ ながして おくれ。」
やがて、おうさまが、おかえりに なりました。
いじわるな おかあさまは いいました。
「あかちゃんは、はなのように うつくしい
おうじと おうじょでした。それなのに、
おきさきは、うみへ すてたのですよ。」

「なんという ひどい ことを したのか。」
おうさまは、おきさきを とうの なかに
どじこめて しまいました。
おうじと おうじょを いれた かごは、
りょうしの おじいさんにひろわれました。
「ばあさんや。うつくしい おとこのこと
おんなのこを、ひろって きたよ。」
ふたりは、この ふたごを だいじに そだてました。

七つに なった とき、こどもたちは、はたらきに でる ことに しました。
その とき おじいさんは、
「おまえたちは、ほんとうは、りっぱな いえの うまれなのだよ。」
と いって、これまでの ことを はなして くれました。
ふたりは、おじいさんと おばあさんに
わかれを つげて、たびに でました。
三かめの ことです。
ふたりは、りんごの きを みつけました。
りんごを とって、たべようとすると、
そこへ、一わの ことりが とんで きました。

ことりが いいました。
「それは、おどる りんごですよ。
この りんごが、あなたたちを うみへ なげこんだ
わるものを、おしえて くれます。
その とき、わたしが、ほんとうの ことを
はなして あげましょう。
さあ、はやく、むこうの おしろまで いきましょう。」
やがて ふたりは、おしろの まえへ きました。
「わたしたち、おうさまに おめにかかりたいんです。」
やさしい おうさまは、ふたりを まえに よびだしました。

おうじと おうじょは、いいました。
「おうさま。わたしたちは、七ねんまえ、うみに すてられました。
この、りんごと ことりが、
ほんとうの ことを おしえて くれます。」
おうさまは、ふしぎに おもって、
おきさきを とうから よびだしました。
そして、おうじに いいました。
「りんごを おどらせて ごらん。
ことりに はなさせて ごらん。」

すると、りんごは、ぴょんと とんで、
おかあさまの あたまに のりました。
「まあ、しつれいな。」
この とき、 ことりが いいました。
「わるいのは、 この ひとです。」
こうして、りんごと ことりの おかげで、
みんな しあわせに なりました。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

   
御来訪ありがとうございます。

Pm18:50~19:20、「聖書を読みましょう会」で、ダニエル書を読みました。
Pm19:30~20:30、聖書研究祈祷会に参加し、エレミヤ書2章14~37節を学びました。
鴨方教会と今週誕生日を迎える1兄弟を祈りに加えてお祈りしました。
今年の春転入されたIさんが祈祷会に加わりました。

童話と絵本の会 2016.05.13 おおかみと 三にんのむすめ

2016-05-14 00:42:27 | ア行の絵本
2016年5月13日(金)晴れ 19℃ 70%RH am7:55
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_おおかみと 三にんのむすめ 
__イタリアのむかし話 文 岩崎純孝 絵 池田仙三郎 多田ヒロシ 小坂茂 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

ある とき、おかあさんが びょうきだ
と いう しらせが きました。
そこで、いちばん うえの ねえさんが、
みまいに いく ことに しました。

ふかい もりの なかに さしかかった ときです。
とつぜん、おおかみが どびだして きました。
「もしもし、むすめさん。どこへ いくんだね。」
おおかみは、ねこなでこえで いいました。
「おかあさんの おみまいに いくのです。」
「その かごの なかに、
なかに、なにが はいって いるんだね。」
「ぶどうしゅと おかしよ。」
「じゃあ、それを およこし。」
「いいえ、これは あげられません。
おかあさんへの おみまいです。」
むすめは、かごを しっかりと かかえて いいました。

おおかみは、きばを むいて おどしました。
「くれなきゃ、おまえを くうんだぜ。」
むすめは こわくなって、かごを ほうりだすと
いもうとたちの ところへ、にげて かえりました。
ねえさんの はなしを きくと、
こんどは 二ばんめの むすめが、
おみまいの ぶどうしゅと おかしを
かごに いれて でかけて いきました。

ふかい もりの なかの みちに、さしかかりました。
すると、また、さっきの おおかみが あらわれました。
「もしもし むすめさん。どこへ いくんだね。」
「おかあさんの びょうきの おみまいに。」
「その かごの なかの ものを、こっちへ およこし。
くれなきゃ、わたしに くわれるんだよ。」
二ばんめの むすめも こわく なって、
にげて かえりました。

すえの むすめは、
その はなしを きくと、
「こんどは わたしが いくわ。
いい かんがえが あるの。」
と いって だいどころに いくと、
おみまいの おかしに、なにかを つめこみました。
「じゃあ、いって おいで。おおかみに
であわないように、きをつけてね。」
「おかあさんに よろしくね。」
「はい。いって まいります。」
すえのむすめは かごを かかえると、
げんき よく でかけて いきました。

うすぐらい もりに、さしかかりました。
すると、またも おおかみが でて きました。
「もしもし、むすめさん。どこへ いくんだね。」
「おかあさんの びょうきの おみまいに。」
「その かごの なかの ものは、なんだね。」
「ぶどうしゅと おかしよ。」
「じゃあ、それを およこし。」
「いいえ、あげる わけには いきません。
おかあさんへの おみまいの しなですから。」
すえのむすめは きっぱりと いいました。

「よこさないと、おまえは、おれに くわれて
しまうんだぞ。」
「しかたがないわ。では これを おたべ。」
むすめは、おかしを ひとつ なげました。
おおかみは、がつがつと
おかしを たべましたが、とつぜん、
「きゃーん」
と さけんで、とびあがりました。
おかしの なかには、くぎが たくさん
いれて あったのです。

「ようし、おぼえて いろ。」
と さけんで、おおかみは にげて いきました。
そして、ちかみちを さきまわりして、
おかあさんのうちに しのびこみ、おかあさんを
ひとのみにして しまいました。
しばらく して、
すえのむすめは、おかあさんの
いえに つきました。
「おかあさん。」
むすめは、ベッドの そばへ いきました。
すると、おかあさんに ばけて、ベッドに
ねて いた おおかみは、ぱっと とびおきて、
むすめを ひとのみに して しまいました。

ところが、あわてて にげて いく おおかみを
おひゃくしょうたちが
みつけて、 たたきころして しまいました。
おかあさんと すえのむすめは、おおかみの
おなかの なかから ぶじに たすけだされ、
まもなく おかあさんも げんきに なりました。

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御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.04.13 おつきさまとうさぎ

2016-04-14 01:01:02 | ア行の絵本
2016年4月13日(水)雨のち曇りのち雨 11℃ 81%RH am7:30
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_うさぎとおつきさま
__インドのむかし話 文 山口あかり 絵 安井淡 上柳輝彦 太田大八
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

どこまで いっても、うすぐらい、ふかい もりの なかです。
ある ゆきの ひでした。
ひとりの たびびとが みちに まよって、
さむさと つかれで たおれて しまいました。

きのうえで、みて いた りすは、あわてて おりて きて、
「ねむっちゃ だめですよ。」
と、たびびとを ひっぱりました。
けれども、たびびとは うごきません。
りすは、きから きを つたって、
あたたかそうな ほらあなを のぞきました。
「たぬきさん。はやく おきてよ。 ひとが たおれて いるんだよ。」
「よし、たすけて やろう。」
たぬきは いそいで したくをして、
きの したに やって きました。

たびびとは あおい かおで、みうごきも しません。
「もう、だめかなあ。」
りすは しくしく なきだしました。
「だいじょうぶさ。ひを たいて、
あたためたら、げんきに なるよ。」
たぬきは りすを はげまして、たきぎを あつめに でかけました。
たぬきが やまを おりてくると、
「どうしたの。たぬきさん。」
と、うさぎが こえを かけました。
「ひとが こごえそうなんだよ。」
「かわいそうだね。ぼくも いくよ。」
と、うさぎも いっしょに ついて きました。

あつめた かれはに ひを つけ たきぎを もやすと、
たびびとの からだの ゆきも すこしずつ とけて きました。
たぬきと りすは、なんども たきぎを あつめに いきました、
だんだん たびびとの かおは あかく なり、
やっと ふかく いきを すいこみました。
「もう だいじょうぶだね。」
たぬきと りすは、かおおを みあわせて、おおよろこびです。

たびびとは、めを あけて、
りすや たぬきを みると、
にっこりして からだを おこしました。
「たすけて くれたんだね。ありがとう。
すまないが、みずを 1ぱい おくれ。」
たぬきは いけに とんで いって、
はっぱに みずを くんで きました。
なんかいも なんかいも、はこびました。
「ありがとうよ。たぬきくん。」
たびびとは うれしそうに いいました。

たびびとは、すこし げんきに なりました。
りすは、きのみを どさり もって きました。
「おお たいせつな きのみを、ありがとう。」
たびびとは、おいしそうに たべました。
こんどは、たぬきが かわに いって、さかなを つって きました。
いい においが して、さかなが やけると、
たびびとは、これも うまそうに、たべて しまいました。

うさぎは、さっきから ぼんやりと、
みんなの ようすを ながめて いました。
たきぎは、さっきより いっそう よく もえて います。
と、その ときです。
とつぜん、うさぎが、ひの なかに とびこんで しまったのです。
「ど、どうしたんだい。」
りすと たぬきは びっくりして、
ひの なかの うさぎを ひっぱりだそうと しました。
「いえ、いいのです。」

「わたしは、この かわいそうな ひとに、
なにも して あげられません。
せめて、わたしを やいて、たべて もらって ください。」
ところが なかなか うさぎは やけません。
「すこしも あつくない。」
と、うさぎが さけびました。
「そうだとも。おまえの からだは、
やけては いないのだよ。」
そう いったのは たびびとでした。
おどろいた ことに、たびびとは、
ながい ひげの、りっぱな
かみさまに なって いたのです。

「わたしは、つきの かみだ。
しんせつに して くれて、
ほんとうにありがとう。
おまえたちの やさいい こころを しって、わたしは うれしいよ。」
かみさまは そういって、やさしく うさぎを だきあげました。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

Pm18:55~、聖書を一緒に読みましょう会に出席し、声を出して順番に輪読しました。
Pm19:30~、祈祷会に出席しました。ルツ記2章を牧師から学びました。
      広島東部教会と今週誕生日を迎える1姉妹を祈りに加えてお祈りしました。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.03.29 イリーサのおまんじゅう

2016-03-30 00:20:46 | ア行の絵本
2016年3月29日(火)晴れのち曇り 8℃ 70%RH am7:30
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_イリーサのおまんじゅう
__インドのむかし話 文 山口あかり 絵 安井淡 上柳輝彦 太田大八
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

イリーサは おかねもちですが、とても けちんぼうです。
ある ひ、みちで、おまんじゅうを たべて いる おとこに あいました。

イリーサは、おまんじゅうが たべたくて なりません。
うちに かえっても、おまんじゅうの ことばかり
かんがえて、とうとう、あたまが いたく なって しまいました。
「あなた、どうしたのですか。」と、おくさんが ききました。
「おまんじゅうが たべていのだ。」
「まあ、ほっほっほ。うちは おかねもちですもの。
おまんじゅうぐらい たくさん つくって、
まちじゅうの ひとに わけて あげましょう。」

「まちじゅうの ひとだって。」
イリーナの あたまの なかに、おうぜいの としよりや、
おかみさんや、こどもの かおが うかびました。
「とんでもない。そんなに たくさん つくるなんて、もったいない。
ああ、ますます あたまが いたく なって きたよ。」
「それじゃ、ごきんじょの ひとだけ あげましょう。みんな よろこぶわ。」
「だめだ だめだ。めりけんこも さとうも、もったいない。」

「それじゃ、うちで たべる ぶんだけ つくりましょう。
あなたと わたしと こどもたちと、めしつかいにも あげましょう。」
「いやだ いやだ。 めしつかいにも こどもにも、
おまんじゅうは あげないよ。」
「じゃあ、あなたと わたしの ぶんだけ。」
「えっ、おまえも たべるのか。もったいないよ。
たった ひとつ、わたしの ぶんだけ つくれば いいんだよ。」
おくさんは すっかり あきれて しまいました。

イリーサと おくさんは、こっそり おまんじゅうを つくり はじめました。
やがて、おなべの なかで、おいしそうな においが して きました。
と、その ときです。 まどのそとに、
おおめだまの おとこが、さかだちを して、
なかを のぞきこみました。
「こらっ、あっちへ いけ。」
イリーサは、あわてて どなりました。
すると、おおめだまの おとこは、
くるりと、ちゅうがえり しました。

すると、もく もく。
おおめだまの おとこから けむりが でて、へやじゅうに ひろがりました。
「ごほん ごほん。 ああ くるしい。」
「しかたがない。 ちいさいのを つくって やれ。」
おくさんが、なべに こなを おとすと、「ちん」と、おとが して、
おまんじゅうは、なべいっぱいに ふくれあがりました。
「なんて むだな ことを するんだ。」
こんどは、イリーサが つくると、
「ちーん」
おまんじゅうは、まえより もっと おおきく ふくれました。

しかたなく、いちばん ちいさいのを だそうとすると、
おまんじゅうは ぱっと ひとつに くっついて しまいました。
「おまえは、へまばかり やって いる。」
と、こんどはイリーサが かごに てを いれると、
おまんじゅうは やっぱり くっついてしまいます。
ふたりが ひっぱれば ひっぱるほど、
おまんじゅうは、おおきく なるばかり。

「ええい、にくい おまんじゅうめ、
もう、かごごと、おまえに くれて やる。」
イリーサは おこって、おまんじゅうの かごを、
まどの そとに なげ、ました。
「ありがとう。さっそく まちの ひとに、わけて あげますよ。」
おおめだまのおとこは、きえて しまいました。
「ふしぎだなあ。 なんだか、おなかが
いっぱいに なって しまったよ。」
イリーサは まんぞくにそうに いいました。

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
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