goo blog サービス終了のお知らせ 

童話と絵本の会

楽しい童話や絵本を集めています。気にいった童話や絵本があればお知らせください。

童話と絵本の会 2016.07.20 りすと きつねと ソーセージ(1~3完)

2016-07-20 17:39:52 | ラ行の絵本
2016年7月20日(水)晴れ 26.1℃ 66%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_りすと きねと ソーセージ (1~3完)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

きもちの いい もりの なかです。
かわいい りすが きのうえで あそんで いると、
「こんにちは、りすさん。いっしょに
さんぽしましょうよ。」
と、きつねが さそいました。

「いやですよ。きつねさんに たべられて
しまいますからね。」
「かわいい りすさんを たべるなんて、
とんでもない。ぼくは、おなかが
いっぱいなんですから。」
りすは、やっと あんしんして、
きから おりて きました。
そして、なかよく
さんぽに でかけました。

ふたりが なかよく あるいて いると、
おやっ、みちに、おいしそうな
ソーセージが おちて いるでは ありませんか。
ふたりは、ソーセージを かたほうずつ くわえて、
さんぽを つづけました。
けれども、きつねは、しきりに
のどを ごろごろ ならします。
「ああ、いい におい。この ソーセージを
ぱくりと たべて しまいたいなあ。」
「だめよ。 この ソーセージは、
あたしたち ふたりの ものですよ。」
りすが、きっぱりと いいました。

でも、きつねは、すぐ また たまらなそうに、
のどを ごろごろ ならしました。
りすは、しばらく かんがえてから
「わたし、すこし つかれたわ。
あの きの したで、
やすんで いきましょうよ。」
「それが いいね。」
きつねも さんせいしました。

ふたりは、ソーセージを まえに おいて、すわりました。
しばらく すると、きつねは、
こっくり こっくり、いねむりを はじめました。
「しめた。」
りすは、いきなり ソーセージを くわえて、
きの うえに かけのぼって しまいました。
きがついた きつねは、
わざと やさしい こえで いいました。
「おや おや。りすさんは、
きのぼりの めいじんですね。
こんどは、おりる ところを
みせて くださいよ。」

「おせじの うまい きつねさんね。
その てには のりませんよ。」
と いうと、りすは、
さも おいしそうに、ソーセージを
たべて しまいました。
おなかが いっぱいに なると、りすは、
きの うえで うんどうを はじめました。
きつねは くやしくて たまりません。
「どうしたら、あの りすを
やっつけられるだろう。」
と、かんがえこみました。

きつねは いいました。
「どうだろう、りすさん。となりの きに
とびうつる ことが できるかい。
ぼくは、ねこが、うまく
とんで いるのを みましたよ。」
「あら、ねこが。 じゃ、
あたしも やってみるわ。」
りすは、となりの きの えだに とびました。
ところが、あっ。
りすは、おちて しまいました。

「しめしめ。さて おまえさんを いただくかな。」
きつねは、りすを まえあしで おあえました。
「ちょっと まって。
たべる まえに、わたしのために、
おいのりを して ちょうだい。」
そこで、きつねは、まえあしを あわせました。
あっ、その とたん。りすは、ぱっと
きの うえに とびあがって しまいました。
「しまった、しまった。」
この ちえくらべは、どうやら
りすの かちでしたね。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.07.16 りすと きつねと ソーセージ(1~2)

2016-07-19 22:54:00 | ラ行の絵本
2016年7月19日(火)晴れ 25.5℃ 68%RH am7:00
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_りすと きねと ソーセージ (1~2)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

きもちの いい もりの なかです。
かわいい りすが きのうえで あそんで いると、
「こんにちは、りすさん。いっしょに
さんぽしましょうよ。」
と、きつねが さそいました。

「いやですよ。きつねさんに たべられて
しまいますからね。」
「かわいい りすさんを たべるなんて、
とんでもない。ぼくは、おなかが
いっぱいなんですから。」
りすは、やっと あんしんして、
きから おりて きました。
そして、なかよく
さんぽに でかけました。

ふたりが なかよく あるいて いると、
おやっ、みちに、おいしそうな
ソーセージが おちて いるでは ありませんか。
ふたりは、ソーセージを かたほうずつ くわえて、
さんぽを つづけました。
けれども、きつねは、しきりに
のどを ごろごろ ならします。
「ああ、いい におい。この ソーセージを
ぱくりと たべて しまいたいなあ。」
「だめよ。 この ソーセージは、
あたしたち ふたりの ものですよ。」
りすが、きっぱりと いいました。

でも、きつねは、すぐ また たまらなそうに、
のどを ごろごろ ならしました。
りすは、しばらく かんがえてから
「わたし、すこし つかれたわ。
あの きの したで、
やすんで いきましょうよ。」
「それが いいね。」
きつねも さんせいしました。

ふたりは、ソーセージを まえに おいて、すわりました。
しばらく すると、きつねは、
こっくり こっくり、いねむりを はじめました。
「しめた。」
りすは、いきなり ソーセージを くわえて、
きの うえに かけのぼって しまいました。
きがついた きつねは、
わざと やさしい こえで いいました。
「おや おや。りすさんは、
きのぼりの めいじんですね。
こんどは、おりる ところを
みせて くださいよ。」(つづく)

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

    
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.07.16 りすと きつねと ソーセージ(1)

2016-07-16 21:36:16 | ラ行の絵本
2016年7月16日(土)曇りのち晴れにわか雨 25℃ 72%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_りすと きねと ソーセージ (1)
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

きもちの いい もりの なかです。
かわいい りすが きのうえで あそんで いると、
「こんにちは、りすさん。いっしょに
さんぽしましょうよ。」
と、きつねが さそいました。

「いやですよ。きつねさんに たべられて
しまいますからね。」
「かわいい りすさんを たべるなんて、
とんでもない。ぼくは、おなかが
いっぱいなんですから。」
りすは、やっと あんしんして、
きから おりて きました。
そして、なかよく
さんぽに でかけました。

ふたりが なかよく あるいて いると、
おやっ、みちに、おいしそうな
ソーセージが おちて いるでは ありませんか。
ふたりは、ソーセージを かたほうずつ くわえて、
さんぽを つづけました。
けれども、きつねは、しきりに
のどを ごろごろ ならします。
「ああ、いい におい。この ソーセージを
ぱくりと たべて しまいたいなあ。」
「だめよ。 この ソーセージは、
あたしたち ふたりの ものですよ。」
りすが、きっぱりと いいました。(つづく)

御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

Pm16:00~、教会で明日の礼拝の準備の手伝いをしました。

/kaeru_wel/}   
御来訪ありがとうございます。

童話と絵本の会 2016.07.06 おどる りんご

2016-07-07 00:15:36 | ア行の絵本
2016年7月 6日(水)曇り昼から晴れ 24℃ 77%RH am7:45
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_おどる りんご 
__フランスのむかし話 文 那須辰造 絵 赤星亮衛 センバ太郎 水沢研 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

ある くにに、おうさまと わがままな おかあさまが いました。
やがて おうさまは、うつくしい おきさきを むかえました。

ある ひ、おうさまは、とおくへ たびを する ことに なりました。
「あかちゃんが うまれたら、すぐに しらせて おくれ。」
おうさまは、そう いって でかけました。
まもなく、かわいい、ふたごの おうじと おうじょが うまれました。
いじわるな おかあさまは、おうさまに、
「ライオンの こと わにの こが うまれました。」と、しらせました。

おうさまは、びっくりしました。
けれども、こころを おさえて いいました。
「そんな はずは ない。
わたしが かえるまで、あかちゃんを たいせつに するように。」
この へんじを きいた おかあさまは、
おきさきに いいました。
「ふたりの こを うみへ すてるように との、
おうさまの ごめいれいです。」
わかい おきさきは、わっと なきだしました。

けれども、おうさまの めいれいです。
おきさきは、おうじと おうじょに、
かなしい おわかれの キスをして、
ふたりを かごに いれました。
「この かごを、うみへ ながして おくれ。」
やがて、おうさまが、おかえりに なりました。
いじわるな おかあさまは いいました。
「あかちゃんは、はなのように うつくしい
おうじと おうじょでした。それなのに、
おきさきは、うみへ すてたのですよ。」

「なんという ひどい ことを したのか。」
おうさまは、おきさきを とうの なかに
どじこめて しまいました。
おうじと おうじょを いれた かごは、
りょうしの おじいさんにひろわれました。
「ばあさんや。うつくしい おとこのこと
おんなのこを、ひろって きたよ。」
ふたりは、この ふたごを だいじに そだてました。

七つに なった とき、こどもたちは、はたらきに でる ことに しました。
その とき おじいさんは、
「おまえたちは、ほんとうは、りっぱな いえの うまれなのだよ。」
と いって、これまでの ことを はなして くれました。
ふたりは、おじいさんと おばあさんに
わかれを つげて、たびに でました。
三かめの ことです。
ふたりは、りんごの きを みつけました。
りんごを とって、たべようとすると、
そこへ、一わの ことりが とんで きました。

ことりが いいました。
「それは、おどる りんごですよ。
この りんごが、あなたたちを うみへ なげこんだ
わるものを、おしえて くれます。
その とき、わたしが、ほんとうの ことを
はなして あげましょう。
さあ、はやく、むこうの おしろまで いきましょう。」
やがて ふたりは、おしろの まえへ きました。
「わたしたち、おうさまに おめにかかりたいんです。」
やさしい おうさまは、ふたりを まえに よびだしました。

おうじと おうじょは、いいました。
「おうさま。わたしたちは、七ねんまえ、うみに すてられました。
この、りんごと ことりが、
ほんとうの ことを おしえて くれます。」
おうさまは、ふしぎに おもって、
おきさきを とうから よびだしました。
そして、おうじに いいました。
「りんごを おどらせて ごらん。
ことりに はなさせて ごらん。」

すると、りんごは、ぴょんと とんで、
おかあさまの あたまに のりました。
「まあ、しつれいな。」
この とき、 ことりが いいました。
「わるいのは、 この ひとです。」
こうして、りんごと ことりの おかげで、
みんな しあわせに なりました。

御器所教会 のホームペ-ジはhttp://www.gokiso-church.or.jp です。ステキなパイプオルガンの音とキレイな画面が出てきます。

   
御来訪ありがとうございます。

Pm18:50~19:20、「聖書を読みましょう会」で、ダニエル書を読みました。
Pm19:30~20:30、聖書研究祈祷会に参加し、エレミヤ書2章14~37節を学びました。
鴨方教会と今週誕生日を迎える1兄弟を祈りに加えてお祈りしました。
今年の春転入されたIさんが祈祷会に加わりました。

童話と絵本の会 2016.06.24 くまたいじの ゆうし

2016-06-24 23:05:52 | カ行の絵本
2016年6月24日(金)曇りのち雨 23℃ 67%RH am7:50
童話と絵本の会の準備をしています。 お気に入りの童話や絵本があれば教えてください。

今日の絵本
_くまたいじの ゆうし 
__アジアのむかし話 文 神戸淳吉 絵 田辺佳奈 和田義三 清水耕蔵 
__1967 研秀出版株式会社 
__御器所教会蔵書

ある ひ、おひゃくしょうと おかみさんが、
はたけを たがやして いると、
おおきな くまが あらわれました。
「た、たすけて くれえ。」
おひゃくしょうは、あわてて にげました。
けれど、ゆうかんな おかみさんは、
おのを もって、くまに むかって いきました。

おかみさんは、ひとりで くまと たたかって、
とうとう くまを ころして しまいました。
くまを ひきずって うちまで かえると、
おひゃくしょうは びっくりしました。
「うわあ、おばけだ。」
くまに ころされた おかみさんが、
ばけて きたと おもったのです。
「しっかり しなさいよ。わたしですよ。」
おかみさんが なんども いったので、
よわむしの おひゃくしょうは、
やっと、おかみさんと、しんだ くまを
いえの なかに いれて やりました。

「いや、かんしん かんしん。
よく おまえ ひとりで ころせた ものだ。
だが、ひとに きかれたら、この くまは、
わしが ころしたと いうんだぞ。」
そう いうと、おしろへ でかけて いきました。
「わしは、くまを ころしました。」
とのさまは すっかり かんしんして、
「おまえは、くまたいじの ゆうしだ。
けらいに して やろう。」
そう いって、ごほうびを たくさん あげました。

くまを たいじした おひゃくしょうは、
どこへ いっても ひょうばんです。
まいにち いばって あるきました。
ところが ある ひ、こまった ことが おこりました。
おしろの いどの なかの、コブラと いう どくへびを
たいじするようにと いう、とのさまの ごめいれいです。
「こまったな。どうしよう。」
おひゃくしょうは ぶるぶる ふるえだしました。
でも、しかたなしに、さきを まるく した
ながい つなを、 いどの なかに たらして、
それで コブラを ひっかけようと しました。

おひゃくしょうは ふるえながら、
うすぐらい いどの なかを のぞきました。
ところが あまり びくびくして いたので、
いどの ふちで、あしを すべらせました。
「ああっ。」
いどの なかへ ころがりながら、 おひゃくしょうは、
むちゅうで つなを にぎりしめました、
「ひゃあ。 コ、コブラだあ。」
おひゃくしょうが つかんだのは、つなでは なくて、
コブラだったのです。
でも、コブラは、おひゃくしょうに むちゅうで
くびを つかまれたので、しんで しまいました。
「ばんざい。コブラを やっつけだぞ。」
おひゃくしょうは さけびました。

「おまえほど いさましい ものは ない。」
とのさまは おひゃくしょうを ほめました。
「どんなに てきが せめて きても、
わたしなら ただの ひとひねりですわい。」
おひゃくしょうが、とくいに なって
とのさまに じまんして いると、
そこへ あわてて、けらいたちが
やって きました。
「たいへんです。
となりの くにの へいたいが
せめて きました。」
「よし、くまと コブラを
たいじした ゆうしよ。
てきの へいたいどもを
ひねりつぶして こい。」
おひゃくしょうは、また あおく なりました。
でも、しかたなく でかけました。

「そうだ。まず、 てきの ようすを さぐって こよう。」
おひゃくしょうは、よるになると、
そっと てきの へいたいの
そばへ ちかづいて、
おおきな きに のぼりました。
すると、てきの はなしごえがします。
「この くにで こわいのは、
くまと コブラを たいじした おとこだけだ。」
「うん。 まず、あの おとこを やっつけよう。」
よわむしの おひゃくしょうは、こわく なって、
がたがた ふるえだしました。
ところが あんまり ふるえたので、
つかまって いた えだが、 おれて しまいました。

「どしーん」
おひゃくしょうは、てきの
へいたいたちの なかに ころがりおちました。
でも、 すぐに、かたなを ふりあげて さけびました。
「こらあ、わしが くまたいじの ゆうしだぞ。
わしは、そらから とびおりる ことも できるし、
まいあがる ことも できる。
さあ、どうだ。わしと たたかう ものは、でて こい。」
てきの へいたいたちは びっくりして、
あわてて にげて いきました。
こうして、
くまと コブラを たいじした
おひゃくしょうは、また
おおぜいの てきを まかしたので、
くにじゅうの ひとから、いつまでも、
つよい ゆうしと して、ほめられました。
 
御器所教会  ここをクリックすると、きよらかなパイプオルガンの音とともに、キレイなホームページが開きます。
ぜひご訪問ください。

   
御来訪ありがとうございます。