☆9月の京都☆
①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺 ③梨木神社 ④護王神社
9月30日(土)
梨木神社を出たのはちょうどお昼どきでした。
この時はこれからランチを食べに行こうと
考えていました。
梨木神社と廬山寺の間の狭い道を
京都御苑に向かって歩きます。
少し歩くとすぐに京都御苑に着きます。
京都御苑の入口に立派な門が見えて来ました。
【京都御苑/清和院御門】
この門を入ってずっと先の方に京都御所があります。
左側には薄茶色に5本の白線を引いた
築地塀(ついじべい)が延々と続きます。
今、私はこの御苑内を東から西へまっすぐ移動しています。
苑内はに玉砂利を敷きつめた広い道が走っています。
中央にある京都御所を右に見ながらまっすぐ進みます。
やがて西の端、反対側の門に辿(たど)り着きました。
京都御苑の出入口には立派な門が立っていますね。
京都御苑にはこのような門が9ヵ所あるそうです。
【京都御苑/蛤御門(はまぐりごもん)】
これが歴史の教科書にも登場する蛤御門(はまぐりごもん)です。
ここは会津・薩摩両藩と長州藩が戦った
「禁門の変」(蛤御門の変)の舞台となった場所です。
今でもこの門には、当時の弾痕(だんこん)が残っています。
さて、蛤御門を出ると前には烏丸通が走っています。
これからランチを食べるため四条烏丸に移動します。
左に曲がり地下鉄「丸太町」の駅を目指します。
と、その時、目の前に神社が現れました。
足腰を守護して下さる神社らしいです。
広い京都御苑を歩いて足が疲れていたので
足腰守護とはありがたい!^^
ちょっと寄り道をしてみました。
護王神社(ごおうじんじゃ)
烏丸通に面した場所にある神社です。
神社を囲む塀の壁にはご祭神にまつわる
絵の描かれた大きな額が並んでいました。
護王神社の正面に来ました。
【護王神社/正面鳥居と扁額】
石の鳥居に「護王神社」と書かれた
綺麗な扁額(へんがく)が掛かっています。
しかも雨避(よ)けの庇(ひさし)付きです。
【護王神社/神門】
屋根や柱に厚みがあって、なんだか温かみを感じます。
門の先に建物と大きな絵馬が見えています。
【護王神社/拝殿(舞殿)】
拝殿(舞殿)でした。
厚みのある屋根が可愛らしい雰囲気を
出しているような気がします。^^
拝殿の前には一対の狛犬?、ん?、狛、狛??
狛猪(こまイノシシ)がいました!(笑)
よ~~く見ると、とてもユーモラスな表情をしています。
何かしゃべっているみたいですね。
【狛猪/正面向かって右】
「ガハハ、腕立て最高!足腰絶好調!!」
【狛猪/正面向かって左】
「よくやるなあ。もう腕疲れたよ~」
ユーモラスな狛猪に守られて鎮座するご本殿が見えます。
【護王神社/本殿】
御祭神は和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)と
和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)、他です。
和気清麻呂公命が護王大明神、
和気広虫姫命が子育明神としてお祀りされています。
広虫さんは清麻呂さんのお姉さんです。
<ひとくちメモ>
護王神社は、はじめ高雄山神護寺の境内にありましたが、
明治天皇の勅命をもって、京都御所の蛤御門前に社殿が造営されました。
境内を散策していると不思議な光景を目にしました。
【招魂木(おがたまのき)と足腰御守の石碑】
ご本殿の右手に御神木の招魂木(おがたまのき)と
「足腰御守」の石碑がありました。
白い足跡マークがカワイイです。^^
根元を見ると何かが刺してあるようです。
【願掛けの小さなのぼり】
これは「足萎(あしなえ)難儀回復御守護」ということで、
小さなのぼりに自分の名前を書いて祈願成就を願います。
面白い信仰の形です。
ご本殿を右に進むと境内に護王会館があります。
その前に銅像が立っていました。
【和気清麻呂公の銅像】
ご祭神の和気清麻呂公の銅像です。
後ろの方に大きな石が見えています。
あれは「さざれ石」です。
日本の国歌に登場するあの石です♪^^
そして境内で一際(ひときわ)目を引く木がありました。
【御神木/かりんの木】
表門の北側に立つこの大きな木は
樹齢百年を超えるかりんの木です。
京都市の名木百選にも選ばれるほど有名な木です。
よく見ると、青いかりんの実がついているのが分かります。
秋になると、甘い香りの黄色い実になります。
この実で造ったかりんのお酒は、喘息(ぜんそく)によく効くそうです。
これこそまさに自然の恵みですね。
護王神社での寄り道は、いろんな発見があって面白かったです。
旅の楽しさって案外こういった寄り道に隠れてたりするんですよね。^^
さあ、お腹もかなり空いたし、お昼ご飯を食べに出発だ~~!
護王神社(ごおうじんじゃ)
京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町
(京都御所蛤御門前)
TEL: 075-441-5458
京都のおみやげ③
☆9月の京都☆で購入したおみやげを紹介します。
第三回目は京のお漬物です。
私の中でお漬物は京都のおみやげで外せない存在。
そんな京都のお漬物の中からこの3品を選びました。
左から<西利>さんの「京のあっさり漬け」と「みぶ菜」、
<大安>さんの「あさごぼう(京都限定)」です。
【西利/京のあっさり漬】
これは私のお気に入りのお漬物です。
これだけで、ご飯を何杯でも頂けます。
周りの評判もとてもいいです。
毎回必ず買って帰るお漬物です。
【西利/みぶ菜】
みぶ菜のしゃきしゃき感が好きです。
壬生菜といえば京野野菜の代表格ですよね。
京都らしいお漬物として喜ばれます。
【大安/あさごぼう(京都限定)】
こちらもウマイの一言!
ごぼうに味がしっかりしみ込んでいて
スッゴクおいしいです。
うちの母親はこれが好きだと言っています。
実は*京都限定*の文字に負けて買いました。
「○○限定」に弱い私です。
それにしても、どうして京都のお漬物っておいしいんでしょうね。
京野菜自体がおいしいから?
お漬物にも京都の伝統の○○があるから?
理由はさておき、おいしいからついつい手が出る京のお漬物。
まだまだ食べたことのないものがいっぱいです。
☆私のお気に入りの京漬物ベスト10☆を発表出来るくらい、
新たなお漬物を求めて京都の街を訪ね歩きしてみようかな。
京つけもの 西利本店
京都市下京区堀川通七条上ル
西本願寺前
TEL: 075-361-8181
営業時間 8:30-19:00
定 休 日 無休
手づくりの京つけもの 大安
京都市左京区岡崎南御所町45
平安神宮東
TEL: 075-761-0281
大安 河原町店
京都市中京区河原町通三条角
営業時間 11:00-20:00
定 休 日 無休
9月30日(土)
廬山寺さんの次に訪れたのが
萩の花で有名な梨木神社です。
廬山寺さんの門を出てすぐ前が梨木神社です。
梨木神社(なしのきじんじゃ)
境内入口にある石の大鳥居です。
【梨木神社 石の大鳥居】
大鳥居をくぐると、そこは梨木神社のご神域。
軽くおじぎをして中に進みます。
萩の花の見頃は9月中旬と本に書かれていました。
今日は9月30日。
下旬だけど萩の花は見れるでしょうか。。。
参道を歩いていると前方左側に
萩らしきものを発見しました!
【梨木神社参道①】
境内には約500株の萩があるそうです。
毎年、9月の第3土・日曜日には「萩まつり」が開かれます。
さて、参道の先に進みましょう。
【梨木神社参道②】
参道の両側に萩が見えます。
萩の枝には俳句や和歌の
短冊がかかっていました。^^
萩の花はどうでしょうか。
あれあれ、ほとんど花が終わってるみたい。。。
赤紫や白の花をつけた株もちらほらありますが、
全体的に咲いている花は少ないようです。
前を歩いていたお二人も、口を揃えて残念がっていました。
う~~ん、桔梗といい萩といいタイミングが悪すぎです。
(注)この日、本殿前の萩の花はほとんど散っていました。
でも、この参道の両側の萩はまだこれから
花の咲く株も数多く残っていたようです。
植物についてあまり詳しくない私が勝手に散ったと
思い込んでいただけのようです
【神門】
写真にはありませんが、
この神社にはスゴイものがあるんですよ!
それは京都三名水のうち、
ただ一つ現存する「染井の名水」です。
境内にありますので是非見つけてみて下さいね!
ヒントは神門の近くです。
ちなみに京都三名水とは、「醒ヶ井」「県井」「染井」の三つです。
【拝殿(舞殿)/奥:本殿】
こちらの神社のご祭神は、
三条実萬(さねつむ)、三条実美(さねとみ)父子です。
幕末の尊皇攘夷運動の先頭に立ち、
明治維新に尽力したお公家さんです。
境内の楓(かえで)の緑が日差しに眩しく輝いています。
葉の色が紅く色づく頃、ここの主役は私(楓)に変わります。
梨木神社(なしのきじんじゃ)
京都市上京区寺町通広小路上ル染殿町680
TEL: 075-211-0885
☆9月の京都☆で購入したおみやげを紹介します。
第2回目は「やきもち」!
「葵家(あおいや)やきもち総本舗」さんのやきもちです。
上賀茂神社の一の鳥居前にお店があります。
近くには同じくやきもちの「神馬堂(じんばどう)」さんがあります。
餡を羽二重餅でくるんだものを
鉄板で焼いて焦げ目をつけています。
やきもちの美味しさは、この焼き目の香ばしさにあると思います。
「葵家」さんのやきもちは平べったいです。^^
ほどよい甘さのつぶ餡と羽二重餅の食感、
そして何より焼き目の香ばしさがいいですね~。
ただ、人によって好みは違うと思いますが、
私は「神馬堂」さんのやきもちの方が好きかも。
というか、以前「神馬堂」さんで焼きたてのやきもちを買って、
すぐ前の賀茂川べりで食べたことがあるので仕方ないですよね。
焼きたての味にはかなわないですから。
でもね、「葵家」さんのやきもちは、数日たってもお餅が
かたくならないんですよ。数日間おいしく食べられます。
「神馬堂」さんのは翌日にはかたくなってた記憶があるし。
製法の違いなんでしょうけど一長一短ですよね。
どうしても、同じ場所にあるために比較されることの多い
「葵家」さんと「神馬堂」さんですが、どちらのやきもちも
美味しいことに変わりありません!
今回の京みやげ、「葵家」さんのやきもち、
一人で何個もおいしく頂きました。
ごちそうさまでした!
葵家やきもち総本舗
京都市北区上賀茂神社鳥居前
TEL: 075-781-1594
営業時間 7:00-18:00
定 休 日 無休
地方発送 可
☆10月の京都☆上洛予定日が決まりました。
今月は10月14日(土)に京都に行きま~す!
今回はひとり旅ではありません。
母親と一緒に秋の京都を巡ります。
たまには親孝行せなアカン思いまして(笑)
どこに連れて行ったら母親が喜んでくれるか考え中です。
美味しい京料理も食べてもらいたいし。^^
そこで今日、本屋さんに「京都本」を探しに行って来ました。
そしたら京都に関する旅の本がわんさか出ていました。
京都の紅葉シーズン到来!ということで、
新しく大きなコーナーまで設けてあるほど。
特に目を引いたのが「月間京都CF」のコーナーです。
最新号からバックナンバーまで全部揃ってる。
今までほとんど置いてなかったのに。。。
やっとこちらでも「京都CF」を買うことが出来ます。
嬉しい!
でも、今日私が買ったのはこちら!
「くるり京都 2007」です。
かなりの数の京都本を立ち読みして来ましたが(笑)
今の私にはこの本がピッタリだと思いました。
実はこの本、<Saku*Latte Cafe>のマイキーさんの
ブログで以前紹介されていたものです。
その時から気になっていた本だったのですが、
内容はやはりグッドでした。
これから京都でまわる場所を決めて行こうと思います。
☆9月の京都☆ ①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺
9月30日(土)
私が今回の京都の旅で一番見たかったのが
廬山寺の源氏庭(源氏の庭)です。
それでは、ゆっくりお庭を見ることにしましょう。
廬山寺 源氏庭(げんじてい)
枯山水の庭園というと皆さんはどこを思い浮かべますか?
京都では龍安寺、大徳寺の塔頭(たっちゅう)大仙院、
南禅寺、東福寺、西芳寺(苔寺)などが有名ですが、
廬山寺の枯山水も見事だと思います。
拝観受付を済ませ、順路に従って進むと
まず真っ先に飛び込んで来る光景がこちらです。
【本堂入口付近から見た源氏庭】
苔の緑に白砂、それに松の緑が眩しいです。
秋の空気の中でひときわ清々しさを感じます。
少し歩いて行くと本堂の真ん中辺りの縁側に
お庭を見るための萱の座布団が置かれていました。
早速、行ってみましょう。
【本堂縁側】
それでは、今から縁側に座って「源氏庭」を眺めます。
右側→中央→左側の順に見て行きますね。
【源氏庭/右側①】
【源氏庭/右側②】
【源氏庭/中央】
【源氏庭/中央左寄りの2本の松】
ひときわ目立つ大きな2本の松の木が見えます。
両脇に若い松の木を従えています。
足元の苔と庭石がアクセントになって
いい風情を出しています。
【源氏庭/左側】
四方を低い塀で囲まれた枯山水庭園。
時間をかけてゆっくり眺めたいお庭です。
【左端の建物の縁側】
縁側越しに「源氏庭」を一枚撮ってみました^^
【左端の建物から見た源氏庭】
紫式部がここで「源氏物語」や「紫式部日記」を執筆していたことを
思いながらこのお庭を見ていると、言い知れぬ風情が漂って来ます。
実は私が「源氏の庭」を見ていた時、
私の他に観光客は誰もいませんでした。
まさに「源氏の庭」を独り占め状態。
すごくラッキーでした!
(私が帰るころ、ちらほら観光客が増えて来ました)
ラッキーついでにもう一つ(笑)
「源氏の庭」を心行くまで堪能したあと
再び拝観受付まで戻って来ました。
そこで見つけたのがおみくじ!
ここはおみくじを発明された元三大師(がんざんだいし)
良源(りょうげん)さまのお寺なのだ。
引かないわけには行くまい!
受付に100円を納めて、いざ引かん!
ガラガラガラ ガラガラガラーーン♪
こんなん出ました。
第十一番大吉!!
【おみくじ】
こちらの「おみくじ」は「絵みくじ」というそうです。
絵によってその内容が示されているらしいです。
お寺の方が親切に説明して下さいました。
それによると、この「おみくじ」は弓から矢が真っ直ぐ上に
勢いよく飛んで行くごとく、運気も上昇していることを表している。
でも、矢はいつかは必ず落ちるもの。
そのことに気付いて心怠りなく物事を進めて行けば
成功まちがいなし、ですって!
嬉しいな~。
今回の京都の旅、いいことがあるかも!^^
お寺の方がとても親切で、帰りがけの談笑も楽しかったです。
ありがとうございました。
名残惜しいですが、そろそろ廬山寺ともお別れです。
今度は花車の屏風絵に見送られながら
秋の廬山寺をあとにする私でした。
廬山寺(廬山天台講寺)
京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
TEL: 075-231-0355
拝観時間 午前9時~午後4時
拝 観 料 大人:400円、小中学生:300円
おまけ
廬山寺さんの門口に変わったお札さんが貼ってありました。
京都の方はよくご存知なのかも知れませんが、
これは「角大師(つのだいし)」のお札さんだそうです。
このお札さんのある所は、悪神・邪鬼等の災いを防ぎ、
家内安穏・商売繁盛になるということ。
いかにもご利益がありそうなお姿の角大師さんです。
もちろん「角大師」のお札さんは頂いて帰りました!(笑)
☆9月の京都☆ 廬山寺シリーズはこれでおわりです。
☆9月の京都☆ ①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺
9月30日(土)
さあ、これから桔梗のお庭で有名な
廬山寺さんの「源氏の庭」を拝観します。
拝観入口の正面に立つと「花車」の屏風絵が
出迎えてくれました。
【廬山寺 拝観入口】
はじめての廬山寺に期待が膨(ふく)らみます。
この写真の真ん中の部屋が拝観受付です。
拝観受付を済ませてスグお手洗いに直行し、
そこから戻る途中で撮りました(笑)
このアングルの写真は珍しいかも。
拝観順路に沿って進んで行くと、
右手前方に美しい「源氏の庭」が
広がっているのが目に飛び込んで来ます。
今回はこれから本堂内の風景を見て回ります。
それではまず、いちばん手前のお部屋から見て行きましょう。
大きな屏風に薄墨で文字が書かれているようです。
版画のようにも見えますが。。。
【日比野光風筆 母・紫式部 娘・大貳三位の詞】
これは前回紹介した、黒門と白壁の塀の前にあった
「紫式部と大貳三位(だいにさんみ)の歌碑(かひ)」を
筆でしたためたもののようです。
次のお部屋に移ります。
この日はちょうど「秋の特別拝観」ということで、
「源氏物語」関係のものが展示されていました。
※「秋の特別拝観」は9月10日(日)~11月30日(木)まで。
部屋には額がずらりと並んでいます。
【源氏物語場面絵図】
「源氏物語」の各段の有名な場面が描かれていました。
部屋の中央に書が掛かっていました。
書にはついつい目が行ってしまいます^^
力強い墨蹟です。
廊下に出てみました。
何やら人の写真が額に入っているようです。
一体どういう方なのでしょうか。
写真の下の解説を見てみましょう。
【アーサー・ウェイリー博士(左)と角田文衛博士(右)の写真】
アーサー・ウェイリー博士は「源氏物語」を英訳し
世界に紹介された方です。
角田文衛(つのだぶんえい)博士は考古学者で
廬山寺が紫式部の邸宅址(ていたくあと)であると
考証された方です。
廊下にもさりげなく面白いものが置いてあります。
大きな木の箱ですね。
しかも紋が刻印されています。
この紋所が目に入らぬか~!
菊の御紋!?宮様!?ハハ~
【菊の御紋の唐櫃(からびつ)】
このお寺が皇室と所縁(ゆかり)があることが分かります。
そして、この唐櫃のすぐ横に本堂の内陣があります。
【本堂内陣】
すごく癒される空間です。
しばし仏様の前で手を合わせ、
心の中で会話を楽しみました^^
この内陣の真正面に「源氏の庭」が広がっています。
ここにいる仏様は毎日このお庭を眺めているわけですね。
【内陣御本尊 阿弥陀三尊像(平安時代)】
中央:阿弥陀如来 向かって右:観世音菩薩 向かって左:勢至菩薩
写経所から阿弥陀三尊像を見ていたら、
なんとも言えない安心感と静寂に包まれて
この場から離れられなくなりました。
古(いにしえ)の人々もこの仏様を眺めていたかと思うと
感動でジ~ンとしちゃいました。
内陣の左側に目をやると襖(ふすま)に何か描かれていました。
【内陣襖絵】
お釈迦さまと十大弟子のようです。
彩色も鮮やかに残っている美しい襖絵でした。
再び廊下に出て奥を見てみると
そこにも心惹かれる空間がありました。
【廊下突き当りの風景】
この一角はほんと好きです。
簡素な美しさがそこにあります。
それに今回、私が会いたかった娘が
目の前にいるのですから!
【桔梗のある風景】
会いたかった娘というのは桔梗でした!^^
隣の花も可憐だな~。
先程いた「秋の特別拝観」の展示がしてあった
部屋を改めて覗(のぞ)いてみると。。。
床の間に桔梗ととちの実が飾ってありました。
【床の間の桔梗ととちの実】
秋を感じさせてくれる素敵な演出です。
【桔梗と秋の花】
実はこの日、「源氏の庭」にはもう
桔梗が一輪も咲いていませんでした。
廬山寺の桔梗を見るのを楽しみにしていたので
正直すごいショックでした。
でも、お寺の方が桔梗や季節の花を
このような形で見せて下さっているので、
お庭で咲く姿は見れなかったけれど
十分満足した気分になれました。
【桔梗】
美しい桔梗の花。
まるで青く輝く星のようです。
次回は「源氏の庭」をご覧頂きます。
☆9月の京都☆ ①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺
9月30日(土)
三条木屋町の小川珈琲店さんでブレンド・モーニングを頂き、
気持ちのいい京都の朝のひと時を過ごしました。
さあ、これから最初の目的地に出発です。
お店を出るとすぐ前が三条小橋です。
名前のとおりの小さな橋です。
【三条小橋】
すぐ下には高瀬川が流れています。
【高瀬川】
橋のすぐ脇にこんな看板を見つけました。
【高瀬川 生州(たかせがわ いけす)/ 看板】
ここが生州料理(いけすりょうり)の発祥の地であると
書かれています。
高瀬川のすぐ横は木屋町通です。
【木屋町通】
朝の木屋町通は人も少なく静かです。
「木屋町」という響きに艶っぽさと風情を感じます。^^
先程の三条小橋を渡り、河原町三条へ移動します。
そこから市バスに乗り河原町通を北に進みます。
そして河原町三条から四つ目の府立医大病院前で下車。
バス停から河原町通を北へ少し歩くと案内板が見えました。
どうやら目的地は近いようです。
案内板のところを左に曲がり、
少し歩いたどんつきが京都御苑です。
そこを右に曲がってすぐにあるのが最初の目的地。
廬山寺(ろざんじ)に到着です。
【廬山天台講寺(通称:廬山寺準門跡)】
廬山寺さんの門の前です。
ここに来るのは今日がはじめて。
ワクワクして来ました。
門の右側には「元三大師」と刻まれた石柱が立っています。
【元三大師の石柱】
元三大師(がんざんだいし)というのは
比叡山第18世座主(ざす)慈恵大師(じえだいし)
良源(りょうげん)さまの呼び名です。
正月三日に入滅されたのでこのように呼ばれています。
そして門の左側には興味深い看板が!
そう、ここは紫式部の邸宅址なんです。
この地で「源氏物語」「紫式部日記」等のほとんどが
紫式部によって執筆されたそうです。
門を入ると正面に元三大師堂が見えます。
【廬山寺 元三大師堂】
元三大師良源さまが祀られているお堂です。
本堂の左手の木の裏側にどなたかいらっしゃいます。
この方は一体誰なんでしょう?
お寺の軒先にいらっしゃるこの方は
他の寺院でもよくお見掛けする「びんずる尊者」さんでした。
「おっ、よう来たな!」と手を振ってくれました(笑)
さて、本堂の右側に回ると鐘つき堂がありました。
【鐘撞(かねつき)堂】
小さな鐘撞(かねつき)堂ですけれど、雰囲気のいいお堂でした。
その先に黒い門と白壁の塀が見えます。
この白壁の向こう側に「源氏の庭」があります。
白壁の前に石碑がありました。
「紫式部と大貳三位(だいにのさんみ)の歌碑」です。
そして黒門と白壁の塀の左側の建物が廬山寺の拝観入口です。
これから、いよいよ「源氏の庭」とのご対面です。
京都のおみやげ①
☆9月の京都☆で購入した京みやげを紹介します。
「満月」さんの阿闍梨餅(あじゃりもち)です。
阿闍梨というのは高僧を意味する梵語(ぼんご)に由来します。
この和菓子、中央部分が少し盛り上がっています。
これは比叡山で千日回峰修行を行う阿闍梨さんがかぶる
網代笠(あじろがさ)を象(かたど)ったものだそうです。
京都に行くとついつい手が出る和菓子です。
生地は薄くてモチモチしています。
食感がたまりません!^^
半分に割ってみました。
丹波大納言のつぶ餡がぎっしり詰まっています。
餡の甘さといい、生地のモチモチ感といい
私のお気に入りの和菓子です。
濃い目のお茶と一緒に頂くと、いっそう美味しいです。
これだけで幸せな気分になってしまう私です。
阿闍梨餅本舗 満月
京都市左京区鞠小路通今出川上ル
TEL: 075-791-4121
営業時間 午前9時~午後5時半
定 休 日 水曜日(本店)
9月30日(土)
河原町御池から御池通を東に進みます。
少し歩くと、小さいけれど風情のある川が見えてきます。
【高瀬川】
朝の高瀬川です。
左側に見える川に沿った道が木屋町通。
この道の先に目指すお店があります。
それは。。。
【小川珈琲 京都三条店】
三条通と木屋町通が交差する場所にある
「小川珈琲 京都三条店」さんです。
以前、<Saku*Latte Cafe>のマイキーさんのブログで
紹介されていたお店です。
その時の記事はこちら。
☆9月の京都☆で必ず行こうと決めていたお店です。
何故って?
それは、どうしても確かめたいことがあったから。
コーヒーを注文した時に出て来る
京焼のコーヒーカップの色は一体何色なのか。
お客さんのイメージで、店員さんが色を選んでいるということ。
すっごく興味津々です!
私が注文したのは「ブレンド・モーニング」。
店員さんが準備に取り掛かります。
どうやら女性の店員さんがカップを選ぶ模様。
奥の方に並ぶ京焼の珈琲碗。
一体何色を選んでくれるのか。
ドキドキ、ワクワク。。。
えええっ!黒!?
彼女、完全に黒持ってるし!僕のイメージって黒なの??
渋い。渋すぎるよ!僕ってそんなに落ち着いて見えるのかい??
そしていよいよ私の前に京焼のコーヒーカップが!
私の前に置かれたのは、青色のコーヒーカップでした。
なんかとっても嬉しいんだけどー!(笑)
若者らしく青!今日の空の色と同じ青!
黒色のコーヒーカップは、私のすぐ後ろのテーブル席にいらした
年配の方のもとへ行きました。
ブレンド・モーニングが揃いました。
パンは厚めで、サラダが美味しかったな~^^
この後、お店の方と会話がはずみ長居をしてしまいました。
カウンター席は楽しいから大好きです。
小川珈琲 京都三条店
京都市中京区三条通河原町東入中島町96-2
TEL: 075-251-7700
営業時間 月~木・日
9:00-21:00(ラストオーダー20:30)
金・土・祝前日
9:00-22:00(ラストオーダー21:30)