☆2月の京都の旅☆<2月29日(金)>
上林記念館←中村藤吉本店←JR宇治駅
中村藤吉本店の<Tokichi Cafe>で「生茶ゼリイ」を食べたかった私でしたが、
お店に着いたのがカフェの営業が始まる30分前であえなく断念。
でも、まだ旅は始まったばかり!
お楽しみは後に取っておくとにして、
気を取り直し平等院表参道に向かうとしましょう。
中村藤吉本店の前の道を「宇治橋通り」といいます。
平等院表参道に行くには中村藤吉本店前を左方向に進みます。
朝の宇治橋通りは平日にもかかわらず結構な交通量でした。
何故かこの道は車がよく通ります
後ろから来る車に注意しながら数分歩くと
通りの右側に次の目的地が見えて来ました。
その場所とは。。。
宇治・上林記念館(かんばやしきねんかん)です。
私がこの門の前で写真を撮っていると、
写真の左隅に写っている白い車から
白髪の人の良さそうなおじさんが近付いて来ました。
おじさん:「ここにはねえ、宇治茶の歴史が分かる資料が展示してあるんですよ。
歴史の古い門でねえ。江戸時代後期に建てられたものなんだよ」
道舟:「へえ、そうなんですかあ。実は今からお邪魔しようと思ってるんです」
おじさん:「ああ、本当!?でも残念ながら今日は休館日なんだなあ」
道舟:「えええっ!?そっ、そうなんですかあ??(またしても。。。)」
おじさん:「まあ、そうガッカリせず、隣の店でお茶を用意するから飲んで行ってよ。
僕はこれから出掛けるけどゆっくりして行って下さい」
道舟:「ほんとですか?ありがとうございま~す!」
なんていい人なんだろう!
でも誰??
謎の白髪のおじさんと別れた後、せっかくだから記念館の建物を見学しました。
その前に、上林記念館について簡単に説明しておきますね。
こちらは江戸時代に御所や幕府の御用茶師を務めた、
上林春松家(かんばやししゅんしょうけ)の長屋門のある住まいを利用した、
400年以上にわたる宇治茶の歴史がわかる資料館です。
館内には秀吉・利休・遠州などの茶人の消息や古文書、
フィリピンから渡来した「呂宗(るそん)壷」や茶道具、
その当時の製茶用具などが公開されているそうです。
長屋門に掲げられた案内板を見てみましょう。
これによると、現在の長屋門は元禄11年(1698)の宇治大火の後で、
二百数十年前に建立されたものらしいです。
軽く見積もっても200年以上も前に建てられた門。
歴史を感じる風格のある門です
長屋門を潜(くぐ)って中に入ってみましょう。
門を入ってすぐ右側に上林記念館があります。
本当ならここで宇治茶の歴史を目で楽しむはずだったのに。。。
ああ~~、ヘタこいた~~~(笑)
記念館の入口には「宇治上林記念館」の表札と
祇園さん(八坂神社)の粽(ちまき)が掛かっていました。
祇園さんの粽が玄関に掛かっているのを見ると
老舗の商家なんだな~と感じます。
そして目線を下に移すと。。。
「本日休館」の札です
今回は見学することが出来なかったけど、
ここにはまた必ず来ようと思います。
さて、記念館の中には入れなかったけど
建物の外観はしっかり見ることが出来たし、
次は先程出会ったおじさんのお言葉に甘えて
隣にあるお店に行くことにしましょう
こちらが創業400余年、宇治茶・上林春松本店さんの店内です。
いろんな種類の宇治茶が豊富に揃っています。
ところで皆さんは上林春松本店さんの名前はご存知でしたか?
それでは真田広之さんのCMでお馴染みの
コカ・コーラ社の「綾鷹(あやたか)上煎茶」の名前はどうですか?
そうなんです。
あの「綾鷹上煎茶」は上林春松本店さんのお茶なんですよ!♪
最近は京都のお茶が気軽に飲めるようになりましたよね。
上林春松本店さんのお茶をお飲みになりたい方は手始めに
コカ・コーラ社の「綾鷹上煎茶」をお試しになってみてはいかがでしょうか
お店の店員さんに先程出会った白髪のおじさんのことをお話したら、
なんとその方は上林春松本店さんの社長さんだということでした。
あの人のいいおじさんが上林の社長さんだったなんて!
まるで越後の縮緬(ちりめん)問屋のご隠居さんが
水戸のご老公様だったのと同じくらいの衝撃でした(笑)
こちらのお店ではどなたでもお煎茶(せんちゃ)の試飲をさせて頂けます。
近くにお立ち寄りの際は是非、上林のお茶を味わってみて下さい。
私も飲ませて頂きましたが、お煎茶なのにすごく甘いんです
もう感動ものでしたよ!
これが本物の宇治のお茶の味なんだ!ってね
お店にいらした2人の女性の店員さんとあれこれお話しすること約10分。
宇治の話、お茶の話などいろいろ聞かせてもらい
楽しくてついつい長居をしてしまいました。
それに宇治にまつわるパンフレットや地図も頂きありがとうございました!
ちなみにブログの最後に載せている【宇治イラストマップ】は
こちらのお店で頂いたもです。
他にも宇治市観光協会や宇治の著名なお店で手に入ります。
イラスト入りなのですごく分かりやすくて便利ですよ。
いい出会いと美味しいお茶を頂いて、さあ次はどこを訪ねようか
上林春松本店さんのお店を出て、再びカメラ片手に宇治橋通を行く私でした。
<今日の☆きらり☆なもの>
上林記念館(かんばやしきねんかん)
京都府宇治市宇治妙楽38
TEL: 0774-22-2513
営業時間 10時~16時
定 休 日 金曜日(8月13~16日、12月30日~1月5日を除く)
入 館 料 200円
上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)
京都府宇治市宇治妙楽38
TEL: 0774-22-2514
◇今回私が歩いた道のりを地図でご紹介します◇
地図上の赤丸から赤丸までを移動しました。
旅の参考にして下さいね。
【宇治イラストマップより】
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中村藤吉本店←JR宇治駅
JR宇治駅を後にして私が最初に向かったのは平等院表参道。
まずはJR宇治駅南口の正面の道を真っ直ぐ進んで行きます。
5分も歩かないうちに道はどん突きに当たります。
そこには私が平等院に行く前にどうしても寄りたかったお店がありました。
そのお店とは。。。
中村藤吉本店さんです!☆
宇治と言えば真っ先にお茶が思い浮かびますよね。
創業150周年を迎える銘茶の老舗(しにせ)、
中村藤吉本店さんで「生茶ゼリイ」を食べるのが
私の前からの夢だったのです。
いよいよ念願が叶う日がやって来ました!
もう心ウキウキ状態の私です
早速、お店に入ることにしましょう。
暖簾(のれん)の「丸に十」の文字がいかにも老舗って感じでカッコイイです(笑)
この先に、憧(あこが)れの「生茶ゼリイ」が待っています
道舟:「あのー、こちらで生茶ゼリイを頂きたいんですけどお」
店員さん:「すみません、<Tokichi Cafe>の方はまだ営業致しておりません。
営業は11時からになります」
道舟:「えええっ?あっあっ、そうですか。まだ少し時間が早かったですね。
アハハハハハ。。。」
時計を見るとまだ10時30分。
早まった。。。
本でお店の営業時間を確認しておくんだったな~~
でも、まあ、いいや。
店員さんの話だと平等院の表参道にもお店があるそうだし、
本店で食べたければ帰りに寄ればいい訳だし。
楽しみは後に取っておくことにしよう♪
立ち直りはいたって早いです(笑)
<Tokichi Cafe>の「生茶ゼリイ」の看板を横目に
再び平等院を目指して歩き始めた私でした。
<今日の☆きらり☆なもの>
中村藤吉本店
京都府宇治市宇治壱番10番地
TEL: 0774-22-7800
営業時間 10時~17時30分 (土日祝 10時~18時)
定 休 日 無休
Tokichi Cafe
営業時間 平日 11時~17時30分 (LO/17時)
土日祝 11時~18時 (LO/17時30分)
※季節により変動あり
定 休 日 無休
◇今回私が歩いた道のりを地図でご紹介します◇
地図上の赤丸から赤丸までを移動しました。
旅の参考にして下さいね。
【宇治イラストマップより】
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☆2月の京都の旅☆<2月29日(金)>
JR宇治駅
今年最初の京都の旅は前日までの寒さが嘘(うそ)のように和(やわ)らぎ、
穏やかに晴れ渡った空の下を気ままに散策するものとなりました。
今回の旅のコースは宇治。
往きの新幹線の中で急に宇治に行きたくなって、
と言うか、宇治川沿いを歩きたくなって決まりました。
きっと宇治が私を呼んでいたのでしょう
その声に従い(笑)旅の途中で前日まで考えていた目的地を
急遽(きゅうきょ)変更です。
これぞまさしくひとり旅のなせる業(わざ)。
こういう旅もまた楽しいものです♪
新幹線の車内で旅先のことをあれこれ考えてワクワクでした(笑)
それでは、いよいよ☆2月の京都の旅☆、JR宇治駅からスタートです!
午前10時、京都駅からJR奈良線に乗り換え宇治駅に到着しました。
お天気は雲は多いけど青空も見えてまずまずです。
平日なので人が少ないのに少々ビックリした私
ここ数年、観光客で賑わう京都しか見ていなかったので(笑)
京都の旅でも伏見より南に来ることは滅多(めった)にないので
見るものすべてが新鮮です。
さて、このJR宇治駅でいきなり☆きらり☆なものを発見してしまいました!
それは。。。
茶壷型ポストです
ポストの前にあるプレートの説明によると、
「この茶壷型ポストは2001年3月23日
『宇治市制施行50周年』を記念して設置された」
ということです。
この形は面白いな~~
まさにお茶所・宇治にふさわしい一品です。
早速、私の☆きらり☆なものリストに入れておこう!
何だか宇治には面白いものがいっぱいありそうです
期待に胸を膨(ふく)らませながらJR宇治駅前を
平等院表参道に向かい歩き出した私でした
<今日の☆きらり☆なもの>
茶壷型ポスト
場所 JR宇治駅南口を出てスグのところ
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今日のお天気は→
皆さん、こんばんは。
今日の愛知はお昼からポカポカ陽気になりました。
地元テレビの天気予報によると明日はもっと暖かな
4月のお花見日和のようなお天気になるそうです。
いよいよ待ちに待った春がやって来ますね。
わ~~い、嬉しい!
さて、2月29日(金)の☆2月の京都の旅☆では
数年振りに宇治を探訪したしたのですが、
あれから早いもので10日経(た)ちました。
旅の翌週から、つまり3月に入ってからは
また仕事中心の生活に戻ってしまった私。
なかなかブログの更新にまで手が回りませんでした
でもその間、宇治で撮った写真の整理などは
時間を見つけて毎日ちょこちょこやっていたんですよ。
これから宇治での記憶が遠のかないうちに
どんどん記事をアップして行かねばと思っています
しか~~し、
今回の話題は宇治ではなく八坂神社さんから届いた
京都の行事のご案内のことですので悪(あ)しからず(笑)
今日、家に戻ると八坂神社さんから郵便物が届いていました。
封筒の中には「西楼門竣功(しゅんこう)記念」のお印としての
一筆箋(いっぴつせん)と春の行事のご案内が入っていました。
春の行事のご案内は「京都東山花灯路(はなとうろ)」と
「京都五社めぐり」のパンフレットでした。
今年の東山花灯路は3月14日(金)~23日(日)に開催されます。
点灯時間は午後6時~午後9時30分まで。
期間中は<青蓮院><知恩院><八坂神社><圓徳院(えんとくいん)>
<高台寺><法観寺><清水寺>で夜間特別拝観とライトアップが行われます。
他にも協賛行事がいっぱい企画されているようなので
お時間のある方は是非、灯(あかり)に照らされムード満点の
夜の東山を歩いてみてはいかがでしょうか
もう一つの「京都五社めぐり」というのは
<四神相応の京(しじんそうおうのみやこ)>と呼ばれる京都の
四方と中央を守護する五社を探訪するといものです。
この「京都五社めぐり」で四神にあてられている神社は次のとおりです。
北に玄武(げんぶ)-----賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
東に蒼龍(そうりゅう)---八坂神社(やさかじんじゃ)
西に白虎(びゃっこ)----松尾大社(まつのおたいしゃ)
南に朱雀(すざく)------城南宮(じょうなんぐう)
そして中央が平安神宮(へいあんじんぐう)です。
平安京を都と定めた第五十代・桓武天皇と
平安京最後の天皇である第百二十一代・孝明天皇を
御祭神とする平安神宮を四神が守護する形になっています。
これらの五社をめぐる際には【五社めぐり四神色紙】というものを
最初の神社で受けて、ご朱印を頂きながら参拝すると楽しいかもしれません。
ちなみに色紙初穂料が1,000円で朱印料が各神社300円です。
どちらの行事も興味をそそられます。
特に「東山花灯路」は行ってみたいな~~
春の京都は見所がいっぱい
また旅の計画を立てなくっちゃ!
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2月29日(金) 宇治を中心に2月の京都を巡る
昨日は2月の最終日、閏(うるう)29日でした。
2月中にどうしても京都に行きたかった私は、
このブログを始めた当初から見て下さっている
<京都へのラブレター>のhayateさんのコメントに後押しされて、
平日だけどなんとか仕事の休みを取って上洛したのでありました。
hayateさん、やっと行けましたよ~~。ありがとね!
さて、29日の京都はお天気も良く、暖かな陽気の一日でした
この日私が選んだ旅のコースは京都の南部にあたる宇治。
京都へ移動中の新幹線の中、
窓ガラス越しに入るお日様の光を浴びていたら
急に京都の川沿いを散策したくなったのです
京都で川と言えば「鴨川」「桂川」「保津川」「宇治川」が思い浮かびますが、
この時の私が最も心惹(ひ)かれたのが何故か「宇治川」だったのです。
こうして私の☆2月の京都の旅☆は宇治に決まったのでありました
これから、今回の旅のことを書いて行こうと思うのですがその前に!
おみやげの記事をアップしておくことにしますね!!
理由は簡単。
おみやげが無くなるのは時間の問題だからです(笑)
それでは早速、今回の京都の旅で買ったおみやげに
勢揃(せいぞろ)いしてもらいましょう。
全員集合!
全部食べ物です(笑)
これでは何がなんだか分からないので
包み紙を全部剥(は)がしますね。
包み紙を剥がすとおみやげの全貌(ぜんぼう)が明らかに!
上半分はお茶と和菓子、下半分はお漬物です。
お漬物は右から<大安>さんの「京都限定・あさごぼう」と「千枚漬」、
そして左端が<西利>さんの「京のあっさり漬」です。
上半分のお茶とお菓子はですねえ、
<一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)>さんの「極上ほうじ茶」と
<京阿月(きょうあずき)>さんの「じゅくし柿」(和風ゼリー)です。
続きまして左側に見えますのは、
<平安殿(へいあんでん)>さんの「粟田焼(あわたやき)」と
帰りの新幹線の車内でガマン出来ずに食べていた
ご存知<満月>さんの「阿闍梨餅(あじゃりもち)」です
実は今、私の中でマイブームとなっているのが
この<平安殿>さんの「粟田焼」なんです!
写真には一箱しか写っていませんが、実はすでに一箱食べてしまいました
今回の記事の内容を「おみやげ」にした理由も
これでお分かり頂けたことと思います(笑)
一品一品の詳しいレポはまたの機会にすることにして、
まずはおみやげの全体像を無くならないうちにお伝えしました。
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