☆京都できらり☆

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廬山寺(その3)

2006-10-06 23:59:20 | 京都探訪

☆9月の京都☆ ①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺

9月30日(土)

私が今回の京都の旅で一番見たかったのが
廬山寺の源氏庭(源氏の庭)です。

それでは、ゆっくりお庭を見ることにしましょう。


廬山寺 源氏庭(げんじてい)


枯山水の庭園というと皆さんはどこを思い浮かべますか?
京都では龍安寺、大徳寺の塔頭(たっちゅう)大仙院、
南禅寺、東福寺、西芳寺(苔寺)などが有名ですが、
廬山寺の枯山水も見事だと思います。

拝観受付を済ませ、順路に従って進むと
まず真っ先に飛び込んで来る光景がこちらです。


【本堂入口付近から見た源氏庭】
苔の緑に白砂、それに松の緑が眩しいです。
秋の空気の中でひときわ清々しさを感じます。

少し歩いて行くと本堂の真ん中辺りの縁側に
お庭を見るための萱の座布団が置かれていました。
早速、行ってみましょう。


【本堂縁側】

それでは、今から縁側に座って「源氏庭」を眺めます。
右側→中央→左側の順に見て行きますね。


【源氏庭/右側①】


【源氏庭/右側②】


【源氏庭/中央】


【源氏庭/中央左寄りの2本の松】
ひときわ目立つ大きな2本の松の木が見えます。
両脇に若い松の木を従えています。
足元の苔と庭石がアクセントになって
いい風情を出しています。


【源氏庭/左側】

四方を低い塀で囲まれた枯山水庭園。
時間をかけてゆっくり眺めたいお庭です。


【左端の建物の縁側】
縁側越しに「源氏庭」を一枚撮ってみました^^



【左端の建物から見た源氏庭】

紫式部がここで「源氏物語」「紫式部日記」を執筆していたことを
思いながらこのお庭を見ていると、言い知れぬ風情が漂って来ます。

実は私が「源氏の庭」を見ていた時、
私の他に観光客は誰もいませんでした。
まさに「源氏の庭」を独り占め状態。
すごくラッキーでした!
(私が帰るころ、ちらほら観光客が増えて来ました)

ラッキーついでにもう一つ(笑)

「源氏の庭」を心行くまで堪能したあと
再び拝観受付まで戻って来ました。
そこで見つけたのがおみくじ
ここはおみくじを発明された元三大師(がんざんだいし)
良源(りょうげん)さまのお寺なのだ。
引かないわけには行くまい!

受付に100円を納めて、
いざ引かん!



ガラガラガラ ガラガラガラーーン♪

こんなん出ました。

第十一番大吉!!


【おみくじ】
こちらの「おみくじ」は「絵みくじ」というそうです。
絵によってその内容が示されているらしいです。
お寺の方が親切に説明して下さいました。
それによると、この「おみくじ」は弓から矢が真っ直ぐ上に
勢いよく飛んで行くごとく、運気も上昇していることを表している。
でも、矢はいつかは必ず落ちるもの。
そのことに気付いて心怠りなく物事を進めて行けば
成功まちがいなし、ですって!

嬉しいな~。

今回の京都の旅、いいことがあるかも!^^

お寺の方がとても親切で、帰りがけの談笑も楽しかったです。

ありがとうございました。



名残惜しいですが、そろそろ廬山寺ともお別れです。
今度は花車の屏風絵に見送られながら
秋の廬山寺をあとにする私でした。


廬山寺(廬山天台講寺)
京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397
TEL: 075-231-0355
拝観時間 午前9時~午後4時
拝 観 料  大人:400円、小中学生:300円


おまけ

廬山寺さんの門口に変わったお札さんが貼ってありました。
京都の方はよくご存知なのかも知れませんが、
これは「角大師(つのだいし)」のお札さんだそうです。
このお札さんのある所は、悪神・邪鬼等の災いを防ぎ、
家内安穏・商売繁盛になるということ。
いかにもご利益がありそうなお姿の角大師さんです。
もちろん「角大師」のお札さんは頂いて帰りました!(笑)




☆9月の京都☆ 廬山寺シリーズはこれでおわりです。