☆9月の京都☆
①小川珈琲京都三条店 ②廬山寺 ③梨木神社 ④護王神社
9月30日(土)
梨木神社を出たのはちょうどお昼どきでした。
この時はこれからランチを食べに行こうと
考えていました。
梨木神社と廬山寺の間の狭い道を
京都御苑に向かって歩きます。
少し歩くとすぐに京都御苑に着きます。
京都御苑の入口に立派な門が見えて来ました。
【京都御苑/清和院御門】
この門を入ってずっと先の方に京都御所があります。
左側には薄茶色に5本の白線を引いた
築地塀(ついじべい)が延々と続きます。
今、私はこの御苑内を東から西へまっすぐ移動しています。
苑内はに玉砂利を敷きつめた広い道が走っています。
中央にある京都御所を右に見ながらまっすぐ進みます。
やがて西の端、反対側の門に辿(たど)り着きました。
京都御苑の出入口には立派な門が立っていますね。
京都御苑にはこのような門が9ヵ所あるそうです。
【京都御苑/蛤御門(はまぐりごもん)】
これが歴史の教科書にも登場する蛤御門(はまぐりごもん)です。
ここは会津・薩摩両藩と長州藩が戦った
「禁門の変」(蛤御門の変)の舞台となった場所です。
今でもこの門には、当時の弾痕(だんこん)が残っています。
さて、蛤御門を出ると前には烏丸通が走っています。
これからランチを食べるため四条烏丸に移動します。
左に曲がり地下鉄「丸太町」の駅を目指します。
と、その時、目の前に神社が現れました。
足腰を守護して下さる神社らしいです。
広い京都御苑を歩いて足が疲れていたので
足腰守護とはありがたい!^^
ちょっと寄り道をしてみました。
護王神社(ごおうじんじゃ)
烏丸通に面した場所にある神社です。
神社を囲む塀の壁にはご祭神にまつわる
絵の描かれた大きな額が並んでいました。
護王神社の正面に来ました。
【護王神社/正面鳥居と扁額】
石の鳥居に「護王神社」と書かれた
綺麗な扁額(へんがく)が掛かっています。
しかも雨避(よ)けの庇(ひさし)付きです。
【護王神社/神門】
屋根や柱に厚みがあって、なんだか温かみを感じます。
門の先に建物と大きな絵馬が見えています。
【護王神社/拝殿(舞殿)】
拝殿(舞殿)でした。
厚みのある屋根が可愛らしい雰囲気を
出しているような気がします。^^
拝殿の前には一対の狛犬?、ん?、狛、狛??
狛猪(こまイノシシ)がいました!(笑)
よ~~く見ると、とてもユーモラスな表情をしています。
何かしゃべっているみたいですね。
【狛猪/正面向かって右】
「ガハハ、腕立て最高!足腰絶好調!!」
【狛猪/正面向かって左】
「よくやるなあ。もう腕疲れたよ~」
ユーモラスな狛猪に守られて鎮座するご本殿が見えます。
【護王神社/本殿】
御祭神は和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)と
和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)、他です。
和気清麻呂公命が護王大明神、
和気広虫姫命が子育明神としてお祀りされています。
広虫さんは清麻呂さんのお姉さんです。
<ひとくちメモ>
護王神社は、はじめ高雄山神護寺の境内にありましたが、
明治天皇の勅命をもって、京都御所の蛤御門前に社殿が造営されました。
境内を散策していると不思議な光景を目にしました。
【招魂木(おがたまのき)と足腰御守の石碑】
ご本殿の右手に御神木の招魂木(おがたまのき)と
「足腰御守」の石碑がありました。
白い足跡マークがカワイイです。^^
根元を見ると何かが刺してあるようです。
【願掛けの小さなのぼり】
これは「足萎(あしなえ)難儀回復御守護」ということで、
小さなのぼりに自分の名前を書いて祈願成就を願います。
面白い信仰の形です。
ご本殿を右に進むと境内に護王会館があります。
その前に銅像が立っていました。
【和気清麻呂公の銅像】
ご祭神の和気清麻呂公の銅像です。
後ろの方に大きな石が見えています。
あれは「さざれ石」です。
日本の国歌に登場するあの石です♪^^
そして境内で一際(ひときわ)目を引く木がありました。
【御神木/かりんの木】
表門の北側に立つこの大きな木は
樹齢百年を超えるかりんの木です。
京都市の名木百選にも選ばれるほど有名な木です。
よく見ると、青いかりんの実がついているのが分かります。
秋になると、甘い香りの黄色い実になります。
この実で造ったかりんのお酒は、喘息(ぜんそく)によく効くそうです。
これこそまさに自然の恵みですね。
護王神社での寄り道は、いろんな発見があって面白かったです。
旅の楽しさって案外こういった寄り道に隠れてたりするんですよね。^^
さあ、お腹もかなり空いたし、お昼ご飯を食べに出発だ~~!
護王神社(ごおうじんじゃ)
京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町
(京都御所蛤御門前)
TEL: 075-441-5458