湯治庵の日々

癌・頑強・爺・自律・自由・自在

死しても尚

2009年02月20日 | 湯治庵の日々
テリー様、
テリー様はすべてわかっていたのですね。
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テリー様の遺言に従い、葬儀が終わる迄、死を伏せました。
ただ、下界の手続きで僅かな漏れはしかた有りません。
残された我々はテリー様のお言葉を忠実に守り、すべての贈りものと、参列をお断り致しました。

葬儀はお言葉に従い、藤岡の家族のみで行いました。
実のご兄弟の参列まで御遠慮頂く徹底ぶりには、ナタリーもナターシャも戸惑っておりましたが
私(シンナー)は、心を鬼にしてに従いました。
なぜなら、生を授かり今迄、テリー様の言葉が理解出来ない事が有っても、結果はすべてテリー様の予言通りだったからです。

テリー様は御自身の余命を悟られてから、未来が見えるとおっしゃっていましたね。
最後に来て、非常に貴重な体験をしたと。。

テリー様を失ったナタリーのボロボロの心と自宅での二年間の看病の心労と疲労。
また、悲しむ間もない程の数々の下界の手続き。。

『死しても尚(ナタリー)』を気遣う夫婦愛、また、すべての父を愛する人への公平、配慮、遠方のご兄弟への更なる配慮、すべて考えぬかれたベストの解答であったと思います。

流石です。

ただ、その陰には『駆けつけたい気持ちを必死に押し殺して』テリー様の最後の言葉に賛同して頂いた多くの家族、友の愛がございます。

テリー様へのご報告の場をお借りし、皆様に心より厚く御礼を申し上げます。

コメント (4)
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