今日もガルパンネタ。
5話の秋山殿こと秋山優花里がサンダース大に潜入したところのBGM
ならびに「オッドボール軍曹」の元ネタが分かってニヤリとした人が果たして何パーセントいたでしょうか。
これは1970年公開のアメリカ映画「戦略大作戦」です。
戦闘シーンがネットに上がってましたので紹介しておきます。
映画「戦略大作戦」鉄道操作場襲撃
何か批判的なコメントを多く見ますが、これは戦争映画ではなく、
戦争アクションコメディ映画あたりのジャンルになります。
主人公・ケリー二等兵(クリント・イーストウッド)らは自らの部隊が前進できずにくすぶっていたところ、
拉致したドイツ軍将校からドイツ軍が田舎町の銀行に大量の金塊を隠している事実を把握、
部隊の全員で強奪に向かうのだった…。
この映画の特徴は3両のM4シャーマン戦車(正確にはM4A3E4だそうな)が3両登場するところ。
これは銀行のある街を戦車が護っているのでこっちも戦車が必要だ、となったところで
部隊の指揮官がやられて(少なくとも吹き替えの台詞では「敵の88mmにやられて戦死」)暇を持て余して(同「敵の反撃に備えて待機している」)いる
(戦車の横で豚の丸焼きをしたり洗濯物を干している)
オッドボール軍曹(ドナルド・サザーランド。今の若い人には「24」のジャックバウアーことキーファー・サザーランドのお父さんと言ったら分かるだろうか)
に金塊を山分けする条件で声を掛ける。
だから砲塔の横にスピーカーがついていたりするわけで。
全編に渡ってシャーマン戦車が活躍する映画は多分これしかないのでその手では有名ですね。
あと、敵としてドイツ軍のタイガー戦車が出てきますが、T-34戦車を改造したものでかなり形状が異なります。
とはいえ転輪の横を埋めてそれらしく成形していたり、
表面をセメントコーティングしてそれらしくするなど、適当な戦車にドイツ軍マークをつけただけで代用する映画とは異なって
それ相応の評価を得ているとか。
【ガルパン】サンダース大学付属高校の戦車実写映像
この動画の5:34あたりからが「戦略大作戦」の1シーンから。
ていうか、流石にシャーマンは実働車両が多く残ってますね。
動かないけど日本でも実車を見られない事ないしなぁ。
あと、先にも書いた通りあくまでもリアルな戦争映画ではないので米軍の大半の装備がM1トンプソンSMGだったり、
ドイツ軍の大半がMP40SMGなのはそのせいなのでツッコミを入れるような無粋な事はしないように(笑)。
でもM1カービンのライフルグレネードとか、負傷兵にサルファ剤かけてたりとか細かい部分もあるんですよね。
ストーリー的には使おうとした橋が健在なのを確認したけど味方の爆撃で壊されちゃうっていうコメディ的な部分があるかと思いきや、
地雷原で見方が孤立したところをドイツ軍に見つかって戦死してみんな暗い気持ちになったり、
慎重派の士官、ビッグジョー曹長(テリー・サバラス)が強奪計画を止めようとしたり、単なるコメディに止まらないところは深いですね。
命令に忠実で最後まで銀行を守ろうとするドイツ軍の戦車長とかもいい味出してますね。
ちなみにこの戦車長を説得に行くシーンでは西部劇風になってたりとか面白い。
戦略大作戦メインテーマ(Kelly's Heroes )
個人的に印象深い台詞はオッドボール(吹き替え:宍戸鍵)の
「タイガーの前では俺たちはトラの前のカマキリだ」とか「地獄より酷いよ、ここは」あたりでしょうか。
いや、「ワンワン、ワン!」っていうあれか(この映画見た人ならこれだけで分かる)。
20年以上も前に見ただけの映画でこんなに長々と書いてるかというと、個人的に思い出深い映画だからに他なりません。
小学生の時にテレビ(淀川さんが解説してたから日曜洋画劇場ですか)でやってたのを録画して感銘を受け、
土曜の午後には何度も見て、遂にはシャーマン戦車のプラモデル購入という、
この後の戦争映画借りまくり、戦車プラモ作りまくりという暗い青春時代その1を作るきっかけの一つだったからになりません。
いやもう本当に懐かしいですよ、これ。
余談ですがタイガー戦車を代用と知らず、模型店の店頭で「何か形が違うような」といつも思っていました…事実を知ったのは数年後。
5話の秋山殿こと秋山優花里がサンダース大に潜入したところのBGM
ならびに「オッドボール軍曹」の元ネタが分かってニヤリとした人が果たして何パーセントいたでしょうか。
これは1970年公開のアメリカ映画「戦略大作戦」です。
戦闘シーンがネットに上がってましたので紹介しておきます。
映画「戦略大作戦」鉄道操作場襲撃
何か批判的なコメントを多く見ますが、これは戦争映画ではなく、
戦争アクションコメディ映画あたりのジャンルになります。
主人公・ケリー二等兵(クリント・イーストウッド)らは自らの部隊が前進できずにくすぶっていたところ、
拉致したドイツ軍将校からドイツ軍が田舎町の銀行に大量の金塊を隠している事実を把握、
部隊の全員で強奪に向かうのだった…。
この映画の特徴は3両のM4シャーマン戦車(正確にはM4A3E4だそうな)が3両登場するところ。
これは銀行のある街を戦車が護っているのでこっちも戦車が必要だ、となったところで
部隊の指揮官がやられて(少なくとも吹き替えの台詞では「敵の88mmにやられて戦死」)暇を持て余して(同「敵の反撃に備えて待機している」)いる
(戦車の横で豚の丸焼きをしたり洗濯物を干している)
オッドボール軍曹(ドナルド・サザーランド。今の若い人には「24」のジャックバウアーことキーファー・サザーランドのお父さんと言ったら分かるだろうか)
に金塊を山分けする条件で声を掛ける。
だから砲塔の横にスピーカーがついていたりするわけで。
全編に渡ってシャーマン戦車が活躍する映画は多分これしかないのでその手では有名ですね。
あと、敵としてドイツ軍のタイガー戦車が出てきますが、T-34戦車を改造したものでかなり形状が異なります。
とはいえ転輪の横を埋めてそれらしく成形していたり、
表面をセメントコーティングしてそれらしくするなど、適当な戦車にドイツ軍マークをつけただけで代用する映画とは異なって
それ相応の評価を得ているとか。
【ガルパン】サンダース大学付属高校の戦車実写映像
この動画の5:34あたりからが「戦略大作戦」の1シーンから。
ていうか、流石にシャーマンは実働車両が多く残ってますね。
動かないけど日本でも実車を見られない事ないしなぁ。
あと、先にも書いた通りあくまでもリアルな戦争映画ではないので米軍の大半の装備がM1トンプソンSMGだったり、
ドイツ軍の大半がMP40SMGなのはそのせいなのでツッコミを入れるような無粋な事はしないように(笑)。
でもM1カービンのライフルグレネードとか、負傷兵にサルファ剤かけてたりとか細かい部分もあるんですよね。
ストーリー的には使おうとした橋が健在なのを確認したけど味方の爆撃で壊されちゃうっていうコメディ的な部分があるかと思いきや、
地雷原で見方が孤立したところをドイツ軍に見つかって戦死してみんな暗い気持ちになったり、
慎重派の士官、ビッグジョー曹長(テリー・サバラス)が強奪計画を止めようとしたり、単なるコメディに止まらないところは深いですね。
命令に忠実で最後まで銀行を守ろうとするドイツ軍の戦車長とかもいい味出してますね。
ちなみにこの戦車長を説得に行くシーンでは西部劇風になってたりとか面白い。
戦略大作戦メインテーマ(Kelly's Heroes )
個人的に印象深い台詞はオッドボール(吹き替え:宍戸鍵)の
「タイガーの前では俺たちはトラの前のカマキリだ」とか「地獄より酷いよ、ここは」あたりでしょうか。
いや、「ワンワン、ワン!」っていうあれか(この映画見た人ならこれだけで分かる)。
20年以上も前に見ただけの映画でこんなに長々と書いてるかというと、個人的に思い出深い映画だからに他なりません。
小学生の時にテレビ(淀川さんが解説してたから日曜洋画劇場ですか)でやってたのを録画して感銘を受け、
土曜の午後には何度も見て、遂にはシャーマン戦車のプラモデル購入という、
この後の戦争映画借りまくり、戦車プラモ作りまくりという
いやもう本当に懐かしいですよ、これ。
余談ですがタイガー戦車を代用と知らず、模型店の店頭で「何か形が違うような」といつも思っていました…事実を知ったのは数年後。
知りませんでした。
てか
「オッドボール三等軍曹であります!」
「(くすくす)」「偽物だ!」
の所って、あのメンバーもこの元ネタの映画を知ってたってことなのかな。。。
でないとこのセリフで含み笑いするのが不自然すぐる。
サンダース校の面々は当然見た事があるという設定なんだと思います。
どの作品でもそうですが、こういう小ネタは元ネタを知っているとさらに楽しめますね。
ちなみに「戦略大作戦」の1シーンは10話でも出てきましたし。
だからあんなに重装備の小隊なんですよ。
テリーサバラスがケリーに「金塊の話したろ」と気づいて言うのはジープにこれらの重装備が山と積んであるのを見たからです。
バズーカは友軍戦闘機の爆撃でダメになったらしく結局使いませんでしたけど。
そういえば迫撃砲部隊の指揮官にも金塊渡してましたねぇ。
何度も見たとはいえ最後に見たのが20年くらいなんで記憶が曖昧です。
折を見てDVD買おうかと思ってます。