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M65フィールドジャケット その2

2008-11-26 23:11:52 | ミリタリーコレクション
次いで胸周り。

胸にはドットボタン固定のフラップがついたポケットが左右についている。
サイズは約130mm×185mm。
外側方向にマチがつけられており、収容力が重視されている。

次いで腰周り。

上の張りつけポケットに対し下のポケットはスラッシュポケットとなっている。
また、ドットボタン固定のフラップはスーツのそれのように内側に収納して使うことが可能。
ポケットのサイズは約185mm×185mm。
前合わせのジッパーに注意。
ブラス(真ちゅう)製のジッパー(画像のものはSCOVILL製)のタブには大きい布製の紐がつけられ、
手袋装着時でも開閉をしやすくすると共に、金属音を立てるのを防止している。

ウエスト部分には下からの風の侵入を防止するドローコードが通されている。
裾の部分にもドローコードが通されているが、ウエストが単なる紐であるのに対し、
裾のものはゴムが入った伸縮性のものとなっている。
これは脚の動きなどに対処したものだ。
画像のものは伸びてしまっているが、本来は裾の長さギリギリとなっている。
(余談だが、数年前に引っ張ったら「グスグス」という感触と共にこうなってしまった。保管が悪かったのか・・・)

前合わせ内側のボタンにも注意。
これはライナーと呼ばれる内張り(キルティング製)を組み合わせることにより、防寒性を高める工夫だ。
このジャケットとライナーの組み合わせはレイヤー(重ね着)システムとして
M43フィールドジャケットから採用されているものだ。

画像では判り難いが内部は二重構造になっており、薄手の生地がライニング(内張り)として縫製されている。
なぜかライニングの生地がかぎ裂き防止のリップストップ生地となっているのは興味深い。

袖口のアップ

袖口は面ファスナー(マジックテープ)でサイズを調節できるようになっている。
袖から風が入り込むのを防ぐためのデザインだ。
袖の下の三角形のものは内側に折り込まれているフラップで同じく面ファスナーで留められている。
これは寒い時に手の甲を保護するためのもので、手に当たっても痛くないよう、
フラップの開いた方に面ファスナーのパイル地をつけるなど細かく配慮されている。
これは近年のアンダーシャツなどの一部に見られる手の甲を保護するデザインのはしりか。
とはいえ実用性は個人的には疑問で、M65OD色の最終型では廃止されてしまった。
ユニバーサル迷彩のものも同じく。

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