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今一度、3年前の東大入学式の上野千鶴子さんの祝辞に刺激を受けて

2022-04-16 11:13:49 | 教育
2019年4月16日のブログより、刺激を受けて、なるほど、確かにと思う。
東大入学式の上野千鶴子さんの祝辞から。
『正解を求めてきた学校教育、しかし社会は、正解のない問いに満ちた世界。多様なものを学び多様な問いに答えていく力をつける。新しい価値は、異文化の摩擦から誕生。未知を求めて、他の世界に飛び出すことが大切。大学で学ぶ価値とは、未知の知を身につけること。』
この祝辞を読み、正解のない世界をより正しく判断し行動する一つの基準は、弱きものを救うことにあるのではないかと思った。平成の時代は、格差社会の拡大となった。国内には、資金運用に1億円以上を保有する人が319万人。時間給5000円(高額なのだが)で2000時間働いても、年収1000万円。一生懸命に働いても、1000万円。動かす1億円を持つ人は、汗水たらした労働はせずに、お金を右から左へと動かす人。労働とは何かとまた疑問を持つ。この矛盾に満ちた社会を立て直す基軸は、人間の価値観、充実感、喜びにあると思う。物の裕福さではなく、心の豊かさを求めていくことである。お金に執着し、自分だけが裕福になれば他人から反感を買うことにもなる。財産ができたことを周囲・環境や運に感謝し、他の人への還元が必要である。お金の魔力は、権力を獲得し、誤ったまつりごとにもつながっていく悪魔。最後は、社会を崩壊させることになる。まさに倫理道徳の考えや心を豊かにする学びが大切であり、大学入学という新たな変革の時期にこのはなむけの祝辞は、好印象を持った。


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