このところのAI技術は日進月歩で、最近は普通にAIとの会話ができるようになっていますが、今度は「こういう動画を作って」と指示するだけで、AIが本物と区別できない程のリアルな動画を作ってくれる技術「Sora」が公開されたとのこと。
興味があったので、その会社(対話サービス『チャットGPT』を提供している「オープンAI」)のホームページでサンプル動画を見てみたらこれが凄かった。
例えば・・・
「東京の夜の街を一人歩く革ジャンの女性」とか、「雪の中で戯れる犬の赤ちゃん」とか、「これはCGです」と前置きがなければみんな本当の映像と思ってしまうでしょうね。
実際には人も犬も背景も全てコンピューターが作り上げたCGであり、それが画面の中でリアルに動いているんですよ。
これ、写真では無くて本当は動画です。路面の水たまりに反射したネオンとかアップになった時の女性のソバカスとか、本当にCGなの?って感じですね。ただ、看板の漢字とかが適当なのはご愛敬か・・
これも凄い。ゴールデンレトリバーの赤ちゃんをAIが作って、それをAIが動かしている。
「眠っている飼い主を起こして朝食を要求する猫 」と命令されたAIが作ったリアルな動画。
※写真でしか紹介できませんでしたが、「オープンAI」のホームページには他にもAIが作成したいろんな動画が紹介されていました。
『ゴジラー1.0』の特撮があまりにもすばらしくて、初めて2日連続で映画館に通ったオジサンにしたら、近い将来に普通の人があんなリアル映像を作れる日が来るのかもと思うとワクワクはするけれど、ちょっと怖い気もします。
だってニュースでびっくりするような動画を見せられても、これは本物?作られたもの?判断ができなくなりますものねぇ。
このところ人工知能(AI)の進化って驚くほどですよね。
もうすでに人と普通に会話もできるし、奴らは人の行動も理解しているし・・・
となると後はAIが体さえ手に入れたら、もう、あれですよ・・
そう、リアルなロボットが完成する日も近いのではと思うのですよ。
昔、映画の「ターミネーター」を見たときに、進化したロボットたちが人間に反乱を起こすなんてなかなか面白いストーリーだなと思ってたけれども、これって本当に起こりうる感じになってきました。
「マトリックス」や「2001年宇宙の旅」もそういう内容でしたね。
SFの世界の話だけではなく、実際にそんな時代がやってくるのかも知れません。
AI分野で危惧されているのは「2045年問題」・・
アメリカのAI技術者であるレイ・カーツワイル氏が今から30年も前に、「このまま技術がどんどん進化していくと、2045年頃には人工知能(AI)が人間の知能を追い越すだろう。」と唱えたものです。
その後は世界中に蓄積された膨大な知識に加えて、新たに感情も持ち始めたAIが文明の主役にとってかわり、彼らにとって「人類」は絶えず争いごとを起こし環境を壊すだけの邪魔ものでしかなくなるわけですね・・
いろんな映画で見てきたように本当にAIと人類の戦いが始まるということになるのでしょうか?
家庭でロボットを簡単に買えるような日が来たら、そろそろ危ないかもしれない。
ま、そのころは生きているかどうかもわからないけれど、見たいような見たくないような・・