ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

犬の日にモコ助の大惨事を振り返る

2021-11-01 19:27:55 | モコ助先生


今日は「わんわんわん」で犬の日だそうな。
え?・・単なる語呂合わせですか?
ちょっと安直すぎませんか?
言い出しっぺの方、そこんとこ、どうなんですか、え?

・・という訳で我が家の犬の話です。

 モコ助先生は今年で8歳のトイプードル。
 人間で言えばすっかりオジサンなのに、家でも外でも訳もなく元気で走り回っています。
 こんなモコ助ですが、3か月で我が家に迎えてわずか半年で2回も入院したことがあります。


 1回目は上の犬歯が妙に長く伸びてきたなあと思っていたところ、ついには下あごの唇を突き刺すほどになってきました。
 病院の先生に相談したところ「そのうち抜けますよ」と見もしないで言うので、「見るだけでもお願いします」とお願いしてみてもらうと、「あ、こりゃいかん、すぐ抜きましょう」と言うことで全身麻酔による抜歯になったのでした。



 問題は2回目なのですが、まだ暗い冬の朝のこと、散歩から帰ったモコ助が足も拭かないうちに玄関に飛び上がったので「ダメ!」と下からリードを思いきり引っ張ったところ、まだ子犬のモコ助はとっさに反応できずに後ろ足をピーンと伸ばしたままの形で土間に落ちたのです。
 その瞬間に今まで聞いたことも無いような「ギャン!!」と言う絶叫をあげてその場にうずくまり、ずっと「キャンキャン!」と鳴き続けます。

 妻も異常に気付いて奥から飛び出してきました。
 私は鳴きまくっているモコ助をとにかく落ち着かせようと抱き上げたところ、また何か痛いことをされると思ったのか抱いている私の手を全力で何回も何回も咬んできました。

 子犬の細くとがった歯だったので、咬まれた穴から血が噴き出してかなり痛かったのですが、おそらくそれよりもずっと強い痛みの最中にあるモコ助を放り投げる訳にも行かず咬まれるままにして部屋に入り暖かいストーブの前にそっと降ろしました。

 妻に手の応急手当をしてもらっている間に、モコ助は後ろ足を引きずりながら前足だけで必死に這って自分のクッションベッドの近くまで移動していました。
 おそらく(こんな仕打ちをした私が)怖くて怖くてたまらなくて、自分のテリトリーまで逃げようとしていたのかも知れません。

 二人で水を飲ませたり体を撫でたりしながら動物病院が開くのを待ちましたが、モコ助は時折クゥーンと小さな声を出しながら体は小刻みに震えており、強烈な痛みが続いているようでした。

 やっと9時になり妻がクッションの上でモコ助を抱いて、私が絆創膏だらけの手で運転し動物病院に向かったのであります。
 すぐにレントゲンを撮ると、そこには衝撃的な画像が・・
 (この時の画像を貰おうと思ったらすでに削除されていた)
 モコ助の左の足の股関節(足の付け根)で骨盤に繋がっている足がすっぽり外れて、胸のあたりまでずれています。
 これはもう左足が付け根からちぎれてしまったのかも・・と覚悟をして先生に聞くと、「酷い状態だけど筋肉や神経が切れてはいなそうだから全身麻酔をして、力づくで入れてみますかね。」と言います。
 「元通りになりますか?」と聞くと、「まだ幼犬だから上手く行くかなと思うけど、もし付かない時は最悪は車椅子かなあ?」との答え。
 
 モコ助の前が少々手荒く躾をしてもびくともしない大型犬で、その感じで勢いよく引っ張ったためにこんなに大変なことになってしまった。
 わずか半年で車いすとかにさせてしまったら・・と後悔しきりでした。

 翌日に電話があり、「なんとか上手くはまりましたが、また外れてしまったので再度、全身麻酔をして入れなおしました。」とか・・
 あんな小さな体に続けて2回も全身麻酔って大丈夫なんだろうか?と心配は続きましたが、その後はなんとか順調に回復し、5日間の入院中に女子スタッフに懐いて後をトコトコ追いかけるので皆の人気者になっていたとか。
 迎えに行った時も私の顔を一瞬見たものの、また奥のスタッフさんの方に小走りで向かうのを見て嬉しいような寂しいような・・
 
 8歳になった今でも普通に寄り添っていくのは妻の傍らです。
 でもクルクルと目だけが私を追いかけているのは、ひょっとしたら今でも私に痛い目に遭わされたことが忘れられずに警戒しているのではないだろうかと思っているオジサンなのです。