ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
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国立公園 死の彷徨!

2006-03-22 | Weblog
ロスのスタッフと私の4人

セコイヤ国立公園に18日 訪問

冬の5ヶ月間道路は封鎖される

これを知らない4人 無謀にも

閉鎖ゲートのところで車を止め 近くにある滝を見ようと

ビリーの提案に乗った。

約2時間歩いても 滝らしいものが見えない

4人は疲れていた

誰かが帰ろうと言うのを それぞれ望んでいたが 誰も言わない

途中でレンジャーの車 滝までどれぐらいか尋ねたら

2.5マイル(4.3キロ)位あると言う。

よし 頑張ろう お互い心に思い テクテク山道を歩く

頑張ったかいがあり 3時間の彷徨の末 ようやく滝に着いた。

4人で滝を見たが 水量が少なく がっかりし、疲れが倍増した

日も暮れだし 早くゲートに戻らなきゃ 遭難確実

4人 口も利かず もくもくと帰り道 我々の後ろから老人が杖を片手に

さくさくと歩いてくる

「何処に行くの」「ゲートまで!」と言うと首を振っている。

まもなく 老人はUターンし帰っていった。

1時間後 我々の後ろから車の明かり 我々の前で止まった。

先ほどの老人が車の運転をしている。

「ゲートまで送るので乗れ!」思わず 4人万歳三唱

車に乗って距離を測ると ゲートまで道のり 8キロぐらいあった。

この老人と会わなければ 我々4人は遭難確実の状況であった。

国立公園には マウンテン・ライオンと呼ばれる豹の仲間が住んでおり

これに襲われたら 人間は餌食となるしか道がない

無事に山から帰り 改めて 我々は無謀な行動をしていたことに

気付いた。 

しかし、この経験を通じて ロス支店のスタッフと私の絆が強く なったことを

確信した。 

私は今日(22日)帰国して この記事を書いている。

片道12キロの距離は 3日後の今日 足の筋肉に悲鳴を上げさせている。