うちのビーグル犬「うっ君」は、超早寝そこそこ早起きだから、朝6時半前には散歩に出る。
日の出が遅くなったこのごろ、河原を歩く頃に太陽が昇ってくる。
日の出というのは、初日の出でなくっても、富士山頂でのご来光でなくっても、やっぱり神秘的で美しい。
日の出と同時に、サイクリングロード沿いの桜並木が金褐色に輝き始める。
サクラの葉は、上部の葉から徐々に紅く色づき散り始める。
落ち葉が散り敷かれた地面もまた美しい。
(右端に、さり気なく参加しているのは、うっ君の耳と鼻先です)
こんなふうに霜が降り、どこぞの垣根から白い小菊が顔を出しているのを見ると、思い出す歌がある。
「~おきまどはせる 白菊の花」っていうの、昔、教科書に載っていたような。
上の句は・・・えっと・・・えっと・・・「心あてに 折らばや折らむ 初霜の」だったっけ。
今年、うちの庭のモミジは、美しく紅葉しているとは言いがたい。
全体としては紅くなってはいるが、葉先が白茶けてチリチリしているし、色も冴えない。
その点、桜の紅葉は大雑把でも美しい。
茶色あり、黄色あり、紅あり、紅葉しそこねたのあり、虫食いあり、何でもあり。
早くチューリップの球根を植えなくてはならない。