パット・オースチンが再び満開

(本日は、意地悪ばあさんバージョン）

ふん、こう雨ばっかり続いたんじゃ庭の手入れも満足にできやしないよ。

ナメクジが、やたら勢いづいちまうやね。

ちょいと庭に出るとさ、すぐに蚊が寄って来るしさ。

もう、油断も隙もあったもんじゃないよ。

もっとも、レモングラスのアロマオイルで対抗してるから、恐れるこたぁないんだ。

ついでに言っとくが、庭の蚊よけには、ラベンダーオイルよりレモングラスの方がいいよ。

 

パット・オースチンがさ、7月にしちゃ、なかなかなもんだろ？

近所のばらは、終わっちまってるが、うちのパットはよう咲くねえ。

えっ？なに？

そりゃ、アタシの手入れがいいからに決まってんだろ？

（おばあちゃん、いいかげんにしてください。パットは四季咲き性のよく咲く種類なんでしょ？）

何か言ったかい？

あたしゃ、耳が遠くてねえ。

ふん、な～んにも聞こえないね。

（憎まれ口たたいてないで、バラの説明をしてくださいな。）

どうしても聞きたいっていうなら、しかたがないから、ちょいとだけ話すとしようかね。

（ふふふ、これで当分はおとなしくなるわ。）

 

パット・オースチン（Pat Austin)

1995年　英国　オースチン作出（いわずと知れた、イングリッシュローズだよ）

大輪カップ咲き

中～強香（あたしゃ、あんまり鼻はよくないが、ティー系のフルーツ香かねえ）

めっちゃ四季咲きだよ。

遅く咲いた花は、日光が強すぎると、花がくたんとして、すぐダメになるよ。

だから、7月に入ったら、曇り空の方がいいのさ。

シュラブ樹形で2ｍくらい伸びることもあるよ

耐暑性、耐寒性、耐病性は、まあまあだろうね。

樹勢は強いと思うよ。（ウチの場合はね）

たいていの人が色をほめるね。

色と形と香りが、ぴったり合って、えらくいいんだよ。

奥さんの名前をつけただけあるよ。

 

もういいだろ。

さ～て、そろそろ昼寝でもするかね。

(意地悪ばあさんバージョン終了）

 

アカンサス　モリスが、庭のあちこちで豪快に花穂を立ち上げています。

そのシックな存在感が、たいそう好ましく思えます。