(本日は、清少納言もどき)
春は水仙、錨草。
やっとこさで芽を出すスノードロップやクロッカスもいいね。
土をほじって手伝いたくなる。
チューリップが咲き出すと、陽春の候。
初夏は牡丹に薔薇にクレマチス。
花は咲き継ぎ、葉は瑞々しい。
風は爽やか、芳香あふれる。
葉を食う虫に悪態をつきながら、庭を歩くもまた楽し。
カミキリムシとコガネムシが居なけりゃもっとよし。
梅雨時は紫陽花、花菖蒲。
雨を味方につけたる、このしたたかさ。
梅雨の晴れ間、蒸し暑い中では見る影もなし。
半夏生の、いつの間にか白く色づく葉が涼やか。
盛夏に映えるは、槿にハイビスカス。
朝顔も悪くはないが、寝坊をきめこんだ日には間に合わぬ。
夏椿と百日紅の白花、向日葵の燃える黄色も、陽射しに眩しい。
やたら蔓延り過ぎぬよう、植物どもよ自制せよ。
秋はススキ。
ヤハズススキにイトススキ、ヤクシマススキ、パンパスグラスもおもしろい。
萩なら白萩。
モミジだったら、イロハモミジかヤマハモミジ。
シンプルに、風情豊かに色づくがよし。
晩秋は、咲き残りの菊。
とりどりの小菊が垣根にもたれて咲き残る。
さまざまに技を尽して咲かせる菊も、またおもしろい。
ことに嵯峨菊の白いのは好ましい。
冬は枯れ野、葉を落とした木々。
柏の大きい葉が、散らずに残るも冬らしい。
早朝の霜柱、冴えた夕空、夜半の雪、すべて冬らしいのがよい。
師走のうちから日本水仙の香り漂い、蝋梅も色づく。
春は冬あってこそ。
そうだ、忘れていた。
西洋人参木
咲いた、咲いた、西洋人参木が咲いた。
花にも香りはあるが。
それより葉や枝や、花の後の黒い実がよく香る。
ハーブの一種だろ。
たくさんの黒い実を、うまく利用できないものか。
利用法を知りたいもんだ。
昨年は、枝葉ごと収穫して、発酵肥料の材料とした。
効果があるのかどうか、定かでない。
ともあれ、これから数週間は、青い花を楽しめる。
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