東京駅から高速バスに乗るため、八重洲口のグランルーフの辺りをウロウロした。
すると、実に見事な緑の壁発見。
わずかに傾斜のついた2階デッキの壁面に、端から端まで、多分200mくらい続いている。
カラーリーフは、すべてヒューケラで、不織布のような厚手の弾力あるものに植え込まれている。
どんな風に植え込まれているのか知りたくって、人通りの少ないのをよいことに、葉をかき分けて中を覗いてみた。
どうやら自動潅水装置が設置されているらしく、適度に湿っている。
苗床には等間隔に直径1cmほどの穴があり、そこから奥に向かって根を張っているようだ。
これだけそろって育っているところをみると、水代わりに薄い液肥を流しているのかもしれない。
平らな状態で育苗し、それを縦にならべたのだろうか。
表面にLEDライトのワイヤーが見えるが、夜になると輝くのだろう。
熱を持たないLEDだからこその装飾も見てみたい。
赤い葉色のものは、花茎をのばして蕾をつけていた。
首都高速の黄昏が、ぞくぞくするほど美しかった。
昔っから、冬空のこのグラデーションが好きで好きでたまらない。
いつかきっと、この色のスカーフを手に入れようと思っている。
ああ、庭に出たい。