江沢民から表彰されたことがあるという清華大学MBA期待の副教授(女性)の授業の試験でのこと。
非常にフランクでオープンで、珍しくプチインタラクティブな授業を行うこの副教授の授業は人気があった。生徒とのコミュニケーションも好きで、グループレポートなどの方向性が定まらないときなど、親身になって相談に乗ってくれた。
試験の形式も思ったとおり本、ノートの持込OKという条件での試験となった。
冬の冷たい風が吹きすさぶ中試験会場につき、他の課目の課題とパラレルで対応していたために一夜漬けとなってしまった自分は試験ベルが鳴るまでテキストにかじりついていた。
周りはぱらぱらとそういう同じようなやつが居るが、メンツなのか頭が良いのか何かわからないが、大半が余裕の表情で仲間とわいわいしゃべっている。
副教授が現れた。一通り学生証を左斜め前に置け、席を一つずつ空けて座れ等の指示があり、「えっ?空けないと駄目なの?」って感じで暫く大移動があった。そして副教授が英語で言った。
「教科書の○×ページの問題に答えてね」
余裕しゃくしゃくで、テキストを教室まで持って来ている奴は馬鹿だぐらいの顔で世間話しをしていた生徒の表情が凍る。
「テキストなんて持って来てねえ!」「なんで最初から言わねえんだ!」
副教授も必死に何か叫んでいるが、300名ぐらいの大教室なのにマイクを使わないので何言ってるかさっぱりわからん。当然中国語になっている。
少なくともこっちはたまたま必然性があって持って来ていたので問題なかったが、周りのは目を血走らせて、口から泡を飛ばしてまくしたてている。
「だったら副読本の△○ページの問題でいいわよ!!」
副教授のこの言葉に会場は更にエキサイト。まあ、そうだわな。
結局副教授は「テキストを持って来ていないのはお前らの責任だ」みたいなことを叫びながら「試験開始!!」となった。
何はともかくとりかかろうとテキストを開くと周りが「見せろ」「貸してくれ」の大合唱。酷いのになるとテキストを奪い取って、必死で問題を読む。更にテキストは次から次へと人手に渡っていき、自分のテキストがどこにあるのかを必死でフォローしていなければならない。
溜息とともにしばし待機。ここで「返せ」といったら反日デモだと我慢だ。ようやく皆何か答案用紙にがりがり書き始めたと思ったら、テキストを返さない。
取り返そうと席を立ったらTAが飛んできて「試験中は席を立つな」。必死で中国語で説明したがわかってくれないので強引に取りに行く。何かぎゃあぎゃあ言われたが無視していたらそれを見ていた副教授が「そいつは放っておいてやれ」みたいなことを言ってTAも収まった。
途中で試験問題を確認する人、横やら後ろやらに問題やら解答やらを聞く、相談すると何でもありの雰囲気となって終了時刻。
興奮しながらの答案となったのでわけがわからなくなったが何とか終了。「あの先生、見損なったぜ!!」と文句を言いながら皆次々に出て行く。
中国の大学の期末試験は恐ろしい。
非常にフランクでオープンで、珍しくプチインタラクティブな授業を行うこの副教授の授業は人気があった。生徒とのコミュニケーションも好きで、グループレポートなどの方向性が定まらないときなど、親身になって相談に乗ってくれた。
試験の形式も思ったとおり本、ノートの持込OKという条件での試験となった。
冬の冷たい風が吹きすさぶ中試験会場につき、他の課目の課題とパラレルで対応していたために一夜漬けとなってしまった自分は試験ベルが鳴るまでテキストにかじりついていた。
周りはぱらぱらとそういう同じようなやつが居るが、メンツなのか頭が良いのか何かわからないが、大半が余裕の表情で仲間とわいわいしゃべっている。
副教授が現れた。一通り学生証を左斜め前に置け、席を一つずつ空けて座れ等の指示があり、「えっ?空けないと駄目なの?」って感じで暫く大移動があった。そして副教授が英語で言った。
「教科書の○×ページの問題に答えてね」
余裕しゃくしゃくで、テキストを教室まで持って来ている奴は馬鹿だぐらいの顔で世間話しをしていた生徒の表情が凍る。
「テキストなんて持って来てねえ!」「なんで最初から言わねえんだ!」
副教授も必死に何か叫んでいるが、300名ぐらいの大教室なのにマイクを使わないので何言ってるかさっぱりわからん。当然中国語になっている。
少なくともこっちはたまたま必然性があって持って来ていたので問題なかったが、周りのは目を血走らせて、口から泡を飛ばしてまくしたてている。
「だったら副読本の△○ページの問題でいいわよ!!」
副教授のこの言葉に会場は更にエキサイト。まあ、そうだわな。
結局副教授は「テキストを持って来ていないのはお前らの責任だ」みたいなことを叫びながら「試験開始!!」となった。
何はともかくとりかかろうとテキストを開くと周りが「見せろ」「貸してくれ」の大合唱。酷いのになるとテキストを奪い取って、必死で問題を読む。更にテキストは次から次へと人手に渡っていき、自分のテキストがどこにあるのかを必死でフォローしていなければならない。
溜息とともにしばし待機。ここで「返せ」といったら反日デモだと我慢だ。ようやく皆何か答案用紙にがりがり書き始めたと思ったら、テキストを返さない。
取り返そうと席を立ったらTAが飛んできて「試験中は席を立つな」。必死で中国語で説明したがわかってくれないので強引に取りに行く。何かぎゃあぎゃあ言われたが無視していたらそれを見ていた副教授が「そいつは放っておいてやれ」みたいなことを言ってTAも収まった。
途中で試験問題を確認する人、横やら後ろやらに問題やら解答やらを聞く、相談すると何でもありの雰囲気となって終了時刻。
興奮しながらの答案となったのでわけがわからなくなったが何とか終了。「あの先生、見損なったぜ!!」と文句を言いながら皆次々に出て行く。
中国の大学の期末試験は恐ろしい。
日本にお戻りになったそうですが、今頃は日本での
生活を満喫されている頃なんじゃないでしょうか??
私も最近は映画関連のお仕事や執筆のお仕事をさせて頂いております。
何時か中国での暮らし等を本にしたいな等と、ちょっと妄想を膨らましていますが。。。