清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

追悼3-告別式

2005-08-22 | 清華MBA
昨日告別式があったらしく、クラスを代表して3名が参加したらしい。当日の様子を収めた写真が送られてきたのでアップロードしておく。

何かのプレゼのようにプロジェクター使っているのがわかるが、どのような感じだったのだろうか。

参加したうちの2名が事細かくその様子をメールで伝えてきてくれた。親族は勿論、会社関係者、奥さんの勤務先(人民解放軍付属病院)関係者、市政府、母校関係者、そして清華MBAの3名其の他が参列したようだ。

落胆しながらも遠方から告別式にやってきた人たちに気丈に、笑顔で対応する奥さんの様子が描写されていて、胸が詰まる思いであった。

今後の生活が心配で義捐金をMBAで募り、多分8万元(約108万円)が集まっていたと思うが、賠償金としてホテルから72万元(約980万円)が支払われることに合意したようである。日本の感覚だと1.5~2億円ぐらいだろうか。

その金額の多さに驚いたが、会社側も賠償金をもらったということなので会社の力、そして人民解放軍のコネクション、卒業した中国有数の大学(学士時代)のOBのコネ、清華大学の名前などが作用した結果なのだろう。ただし、本当に支払われるのかどうかが心配である。100名余が犠牲になったこの事件でホテル側に支払い能力があるのか。

中国では「保険」がやっと広まってきた状況である。自分がマンションを賃貸する時に「火災保険」契約は義務ではなかったし、不動産会社に聞いても「誰も入らない」ということだった。タクシーだって自動車の保険に入っていないので事故を起こすと現金決済である。よくぶつけた当事者が現金を支払っている(それでも5000円とかのレベルなのだが・・・)光景を見た。どちらが悪いのかが解らない時、とてもポケットマネーで対応出来ない時は延々と口喧嘩が続くのだろうが。

中国に行く機会があれば是非ご家族を訪ね、弔問したいと思う。

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