内田舞医師の寄稿文がヤフー記事に載っています。
かなり事細かく、この事件の経緯を書いています。
まず、ここまで詳しく調べている事にびっくりしました。
この寄稿文が、現在のフィギュア界の歪んだ実情を全て暴いています。
ロシアの勝利至上主義、それをフィギュア界が認めて許している事、
子供を大人の権力と欲望の為の消費物化している。
こういうスポーツの世界では、トップ選手になった人の事だけは話題になるが
同じような努力をしても、たどり着けなかった人が山ほどいます。
私も高校生の時に試合に出た後に、ある私立大学から誘いをうけました。
私はそれを受けてしまうと柔道を仕事にしてしまう事になると思い、
お断りしました。
私は柔道が好きですが、あくまで趣味としてです。
それ以外にも、したい事がいっぱい有りました。
スポーツのプロになるのもいいですが、それは限られたスポーツだけです。
柔道にプロは有りません、だから昔は食べていけないので、
オリンピック選手が、相撲取りやプロレスラーになっていました。
今でも柔道はオリンピックでは、金メダル以外認めてくれません。
昔は、決勝戦で負けようもんなら、けちょんけちょんに叩かれていました
若い頃テレビを見ていて柔道をやりもせん人間が、
何を偉そうに言うてんねんと、つくづく思ったもんです。
はっきり言って柔道を極めるは、球技とかの他のスポーツより
肉体的にも精神的にも遥かに過酷です。
自分の全ての弱さを、とことん突き付けられます。
人間の嫌な部分も、とことん見せつけられます。
それと対峙できるか、それとも逃げるかは自分次第です。
今の日本人には一番嫌な事でしょう。
何でもかんでも、事なかれ、偽装なんですから。
だからこそ今の若い柔道をやっている人達を私は尊敬します。
ジジイなんて糞くらえです。